お金借りる16の方法 即日・金利0円・無担保・保証人なし等


お金借りる方法はたくさんあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

ここでは、金利0円でお金借りる方法や、即日融資でお金を借りる方法、無担保・保証人なしでお金借りる方法、内緒でお金を借りる方法などなど、16種類のお金借りる方法を解説します。

その中には、専業主婦やアルバイト・パート、過去に延滞や債務整理をした金融ブラックの方など、お金を借りづらい状況の方でも融資を受けられる方法も含まれているので、ぜひこのサイトで、自分に合った借り入れ方法を探してみてくださいね。

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実質年率 4.5%~17.8%
貸付限度額 500万円まで



お金借りる16の方法

消費者金融カードローンでお金借りる

消費者金融と言うと、プロミスアイフルなどの大手が有名ですね。

その他にも、中小消費者金融もたくさんありますが、正規の貸金業者かどうかの判断が難しいため、聞いたことがない消費者金融からの借り入れは、闇金の可能性もあるのでお勧めしません。

ここでは、大手消費者金融と、中小消費者金融の中でも安心してお金を借りられる会社についてまとめていきます。

大手消費者金融で即日融資でお金借りる

お金を借りたいと思ったその日にお金を貸してくれると助かりますね。

比較的低金利になっている銀行カードローンとの差別化を図るためにも、消費者金融ではスピーディーな融資を心掛けています。

即日融資はもちろんのこと、早い消費者金融だと申し込んでから最短30分でお金を借りることができるため、急ぎの方はチェックしてみてくださいね。

①プロミスから即日でお金借りる

実質年率 4.5%~17.8%
貸付限度額 500万円まで

<即日融資でプロミスからお金借りる方法>
・WEBでプロミスに審査申し込みをして、その後、プロミス自動契約機へ行きカードを受け取ることができると、その日のうちに提携ATMからお金を借りることが可能です。

・三井住友銀行やジャパンネット銀行をはじめとした、全国約200の金融機関への振り込み希望の場合は、手数料0円で、24時間振込融資が可能です。(瞬フリ)

・スマホアプリローン申し込みを行い、その日にセブン銀行へ行くと、セブン銀行ATMからお金を借りることができます。

<即日融資以外のプロミスおすすめポイント>

・上限金利が他の消費者金融より低めの17.8%。(他社はたいてい18.0%)

・新規契約者に対して30日間無利息でお金を借りれる。

・女性専用のレディースキャッシングも用意。

・カードレス&郵送物不要のWEB完結でお金を借りることができる

③SMBCモビットから即日でお金借りる

実質年率 3.0%~18.0%
貸付限度額 1~800万円

SMBCモビット申し込み方法:WEB(24時間365日)、電話(9時~21時)、三井住友銀行のローン契約機(9時~21時 ※営業時間は店舗により異なる)、郵送

<即日融資でSMBCモビットからお金借りる方法>
・電話やWEBからSMBCモビットに審査申し込みを行い、全ての手続きがその日に完了すれば、指定の口座へ即日振込キャッシングが可能となります。

・SMBCモビット公式サイトから審査申し込みを行い、審査結果の連絡を受けてから自動契約機へ行くと、その場でカードが発行され、ATMからお金を借りることができます。(申し込みをした後、電話で急ぎだということを伝えるとスピーディーな審査を行ってもらえます)

※ただし、審査状況によっては時間がかかり、その日のうちにお金を借りられない場合もあります。そのため、急いでいる方で、収入や過去の借り入れ状況に不安要素がある場合は、他の消費者金融へ申し込みをした方が安全かもしれません。

<即日融資以外のSMBCモビットおすすめポイント>

・SMBCモビットならカードレス&電話連絡なしのWEB完結が可能。

・パート、アルバイト、派遣社員、自営業者でも申し込み可能。

・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行への振り込み融資の場合は、キャッシュカードで借入可能。

④アイフルから即日でお金借りる

実質年率 3.0%~18.0%
貸付限度額 1~800万円

アイフル申し込み方法:店頭窓口(平日10時~18時)、WEB(24時間365日)、電話(9時~21時 土日祝日可)、無人契約でんわBOX「てまいらず」(8時~22時 土日祝日可)、郵送、スマホアプリ(24時間365日)

<即日融資でアイフルからお金借りる方法>

・審査申し込みを行った後、アイフルの無人契約でんわBOX「てまいらず」へ行くことができれば、その場でカードが発行されATMから即日でお金を借りることができます。

・ネットでアイフル公式サイトから申し込みを行い、その日の14時までに全ての手続きが完了すれば即日振込融資が可能。(インターネットから振込予約もできるので、前日の夜のうちに予約しておくと便利です)

・アイフルのスマホアプリから申し込みを行い、その日のうちにセブン銀行へ行くことができれば、カードレスでお金を借りることが可能。

※ただし、混雑している場合は審査に時間がかかってしまい、即日でお金を借りれない場合もあります。急いでいる場合は、電話でアイフルに確認してみてください。

<即日融資以外のアイフルおすすめポイント>
・申し込んだ後、アイフルに電話で急ぎだということを伝えると、優先的に審査を進めてくれる。(0120-337-137 受付時間9時~21時)

・30日間無利息でお金を借りることができる。

・アイフルでは女性専用商品「SuLaLi」があり女性専用電話も用意。

・アイフルではパートやアルバイト、主婦でも20歳以上で定期的な収入があればお金を借りることが可能。

・WEB完結・カードレス契約でお金を借りることができます。

⑥ノーローンから即日でお金借りる
実質年率 4.9%~18.0%
貸付限度額 300万円

ノーローン申し込み方法:WEB(24時間365日)、電話(24時間365日)、レイク自動契約コーナー(8時45分~21時、土日祝日もOK)

<即日融資でノーローンからお金借りる方法>

・ノーローン公式サイトで申し込みを行い、レイクの自動契約コーナーでカードを受け取ることができれば、ATMから即日キャッシングできます。

・自動契約機で申し込むと、その場でカードが発行されるので、併設されているATMから即お金を借りることができます。

・ノーローン公式サイトから審査を申し込み、12時30分までに全ての手続きが完了すると他行への即日振り込み融資も可能。

・ノーローンの場合、楽天銀行への振り込みを希望している場合は、その日(平日)の17時までに全ての手続きが完了すると即日振り込み融資が可能となります。

<即日融資以外のノーローンおすすめポイント>

・何度でも1週間無利息でお金借りれる。

・レイクのATMから手数料無料でお金を借りることができる。

・支払う利息額に応じて楽天スーパーポイントやGポイント、ネットマイルが貯まる。

・無料口座管理サービス「Money Look」対応

・セコム優待割引サービス

・女性のための、ノーローンも用意。パートやアルバイトでも、定期的な収入があればお金を借りれます。

大手消費者金融の金利0円サービスでお金借りる

借りたいと思ったその日にお金を借りられるのも嬉しいですが、さらに無利息で借入で来たらもっと嬉しいですね。

大手の消費者金融では、審査がスピーディで、さらに一定期間金利0円というサービスを提供しているところもあります。

無駄な利息を支払いたくない、短期間に返済してしまいたいという方は金利0円サービスでお金を借りてみてください。

①プロミスから金利0円でお金借りる

即日融資も可能となるプロミスですが、以下のような条件をクリアすると、借入日の翌日から30日間の金利が0円でお金借りることができます。

・初めて契約する方
・メールアドレスの登録
・WEB明細利用

他社では無利息期間を「契約日の翌日から30日」と設定していますが、プロミスでは「借入日の翌日から30日間」となっています。契約をしても、借り入れを開始するまで30日間の無利息期間をシッカリとっておくことができますね。

さらに、無利息期間の30日の間に追加で借り入れをしても、その分も全て無利息の対象となります。

30日程度の短期間の借り入れの時、利息が一切かからないので、助かりますね。

④アイフルから金利0円でお金借りる

アイフルでは以前はなかった無利息サービスが、平成28年2月28日より開始しました。

これにより他の大手消費者金融と同じように、新規契約した方は30日間利息0円のサービスを受けることが出来るようになったのです。

ただし対象となるのは「無担保キャッシングローン」のみです。他のローンの場合は適用とならないので注意しましょう。

また、アイフルも無利息サービスの適用期間は、借入日翌日からではなく、「契約日の翌日から30日間」となります。

⑤ノーローンから金利0円でお金借りる

ノーローンの無利息サービスの内容は、他社と少し違い「1週間、何度でも無利息」というメリットの高いものとなっています。

言葉の通り、1週間以内に返済してしまえば、借り入れした金額に対する利息が0円になるというサービスです。しかも、以下のような使い方をすると何度でも無利息サービスを受けることができます。

・借り入れして1週間以内に返済すると無利息。
・全額返済日の翌月以降の借り入れも、1週間以内に返済すると無利息。

給料日まであと1週間だけど生活費が足りない、明日お給料日なのに今日お金が必要、などというときも金利ゼロでお金を借りることが出来るので便利です。

内緒でお金借る!WEB完結申込み

家族や知り合いに知られたくない借り入れの場合、誰にも会わずに手続きができると安心ですね。消費者金融では、来店せずに融資が可能で郵送物もナシのWEB完結申し込みというサービスも提供しています。

申し込みから借り入れ、返済までを全て、自宅に居ながらWEBで完了させることができ、カードレスで郵送物もないので内緒でお金を借りるのに適したサービスです。

WEB完結申し込みが可能となるのは以下のような消費者金融となります。

①プロミスのWEB完結申込みでお金借りる

プロミスはWEBから24時間365日申し込みが可能です。そして申し込み後、契約手続き方法を「WEB」にすると、WEB上で契約することが出来ます。

さらに以下のように選択すると、カードレスとなるため、郵便物が送られてくる心配もありません。

・返済方法:口座振替
・カード:不要

WEB完結にするとカードレスの取引きとなりますが、セブン銀行ATMから現金を引き出すこともできますし、振込融資も可能です。

また、プロミスの場合、カードが必要になったら、後から手数料無料で発行手続きをすることも可能です。

②SMBCモビットのWEB完結申込みでお金借りる

SMBCモビットでは、以下の条件をクリアできると、24時間365日WEB完結申し込みが可能となります。

・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行などの口座がある方。
・本人確認書類、収入証明書類、勤務先確認書類を提出できること。
・全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証を持っている方。

SMBCモビットの場合、カードレスで郵送物がないのはもちろん、勤め先への電話連絡もナシなので、プライバシーをより気にする方に向いています。

また、SMBCモビットのカードレス取引きですが、振り込み融資だけではなく、銀行のキャッシュカードを使って提携ATMからお金を借りることできます。SMBCモビットは、無利息サービスがないのは残念ですが、誰にも知られたくない借り入れの時には、安心して頼れる会社と言えるでしょう。

③アイフルのWEB完結申込みでお金借りる

アイフルでは以下の項目を選択すると、郵便物が送られてくる心配がありません。

・WEBで契約する際に、カードレス取引きを選択
・WEBで契約する際に、口座振替の登録を行う

アイフルの場合、カードレスでもセブン銀行のATMから24時間365日お金を借りることができるので、すぐに現金が欲しい場合も安心ですね。もちろん、登録口座へ振り込み融資も可能です。

また、プロミスと同様にアイフルもカードが必要になった時に後から発行することも可能です。

消費者金融カードローンなら無担保・保証人なし

消費者金融は担保も保証人も不要でお金を借りることができます。

担保や保証人が必要の借り入れの場合、準備できない方は借り入れすることが出来なくなってしまいますね。実際、保証人になりたいという方はなかなかいないため、保証人を見つけるのは至難の業です。

しかし、無担保・無保証人だと、学生や主婦でも気軽にお金を借りることが出来ますし、誰にも知られずに借り入れすることも可能です。

消費者金融のカードローンが、担保も保証人も必要としないのは、以下の理由からです。

①少額融資だから

消費者金融のカードローンは基本的には少額の融資となります。限度額800万円という金融機関もありますが、初回から800万円借りられることはほぼないと言っても過言ではないでしょう。

それは以下の理由からです。

・総量規制により、年収の3分の1までしか借り入れができないため。
・高額融資してもらうためには、長期的な取引と確実な返済を繰り返すことで信用度を上げなければならないから。

さらに、50万円を超える借り入れになると収入証明書の提出が必要になってくるため、消費者金融を利用しているたいていの方は収入証明書が不要となる30万円~50万円程度の少額借り入れをしている傾向にあります。

少額融資の場合、何千万円ものお金が動く住宅ローンなどとは違い、金融機関側のリスクは低いですね。そのため担保も保証人も不要でお金を借りれるのです。

②高金利

担保も保証人もなしの場合、万が一貸し出したお金を回収できなくなってしまうと、消費者金融は回収する術がないため、業績が悪化してしまいます。

そのようなリスクを回避するために、消費者金融では最初から金利を高く設定しているのです。金利である程度回収しておくことができれば、万が一返済が困難になった方がいても安心だからです。

担保と保証人(保証会社)が必要となる住宅ローンは1%前後の低金利となっていますが、消費者金融は18%前後です。有担保型の住宅ローンと比べると約17%もの金利差があるのです。

③顧客獲得

「無担保・無保証人」とするとお金を借りるハードルが下がるため、パートやアルバイト、主婦などでも簡単に借り入れができるようになります。

保証人が必要ならお金を借りられない、と思っていた方も、無担保無保証のローンなら気軽に申し込むことができます。

消費者金融は少額融資ではあるものの、貸せば貸すだけ金利で儲けを得ることができるため、多くの方にお金を貸し出したいと考えています。そのため、「無担保・無保証」は顧客獲得のためのアピールポイントでもあるのです。

ただし、「保証人」という守ってくれる人がいないため、万が一返済が困難になってしまうと危険です。自己破産等の最悪な事態とならないよう、計画的なお金を借りるようにしましょう。

中小消費者金融のメリット・デメリット

CMで有名なプロミスやアイフル、SMBCモビットなど大手消費者金融以外にも、あまり知られていない中小の消費者金融も多数存在しています。

中小消費者金融だと審査が緩くお金を借りやすくなるため、なかなか大手では借りられない方が利用する傾向にあるのですが、マイナーな消費者金融でお金を借りる際にはいくつかの注意点があります。

中小消費者金融のメリット・デメリットを見ながら、その注意点についてお話していきたいと思います。

中小消費者金融のメリット

中小消費者金融のメリットとして考えられるのは審査に通過しやすいという点です。

融資までに時間が掛りますが、大手消費者金融よりは柔軟性があるため、以下のような方でもお金を借りられる場合もあります。

・過去に延滞や債務整理などを行った経験がある方
・他社から多くの借り入れがある方
・大手の消費者金融や銀行の審査に落ちてしまった方

もちろん、中小だから誰にでもお金を貸してくれるというわけではありません。審査によっては借りられない方もいますが、銀行や大手の消費者金融よりは借りられる可能性が高くなるでしょう。

中小消費者金融のデメリット

実は、メリットよりもデメリットの方が多いというのが、中小の消費者金融の特徴です。
・自動契約機がない
・提携ATMが少ない
・無利息サービスがない
・金利が高い
・闇金の可能性がある

大手の消費者金融は、自動契約機や提携ATMがあちこちにあり、いつでも契約や借入・返済ができるため、とても便利です。

また、ATM手数料も無料としていたり、無利息期間を設けてくれるなど、債務者にとって嬉しいサービスが豊富です。

しかし、中小の消費者金融は、大手の様な魅力的なサービスはなく、さらに金利も高めです。

大手消費者は大体上限が18%以下になっていますが、中小だと出資法の上限となる20%程度で設定しているところも多いです。

初回の借り入れは上限の金利が適用となるケースがほとんどのため、上限が高いのは困りますね。

このように利便性やサービスなどで考えると、やはり中小の消費者金融は「お金を借りたい」と思った時に1番最初に申し込む場所ではないと言えるでしょう。

※ただ大手に負けないサービスを実施している中小の消費者金融もあるようです。

中には、大手と同じく24時間WEB申込みや無利息サービス、即日融資など、大手消費者金融と同じような条件でお金を借りれる中堅消費者金融もありますね。

引用:お金を借りる即日融資ガイド110番【公式サイト】

そして、中小の消費者金融の中には闇金が紛れています。消費者金融だと思っても会社情報をシッカリチェックせずに申し込むと、実は闇金だったということも実際にあるのです。

闇金から1度お金を借りてしまうと、驚くほどの金利が加算され、どんどん借金は膨れ上がっていってしまいます。そして返済が難しくなってしまうといきなり厳しい取り立てが始まるのです。

利息ばかりが増えていくため、いつまでも元金を減らすことが出来ず、借金も終わらせることが出来ません。取り返しがつかなくなってからでは遅いので、消費者金融と闇金を間違えないよう、細心の注意を払いましょう。

大手消費者金融や銀行から借りることが出来ず、どうしても中小の消費者金融から借りたいという場合は、以下のような確認を行ってから会社を選ぶようにしましょう。

金融庁の登録貸金業者か確認

日本貸金業協会の会員かどうか確認

※どちらも「商号、名称」の部分に会社名を入れるだけで検索することができます。

貸金業を行うためには、法律に基づいて営業登録しなければならないため、正規の消費者金融であれば必ず金融庁の登録を行っているはずです。登録情報の中に名前がなければ危険なので借りるのは避けましょう。

さらに、日本貸金業協会の会員だとより安全です。両方チェックしてどちらにも名前が載っている場合は闇金ではないので安心です。

参考:⇒お金借りる!おすすめ方法一覧 今すぐ即日でお金が必要な方へ

中小消費者金融の中でも有名で、きちんと貸金業者の登録を行い、日本貸金業協会の会員になっている会社をいくつか載せておきますね。

銀行カードローンでお金借りる

カードローンは、消費者金融だけではなく銀行からも提供されています。

消費者金融のようなweb完結や即日融資、無利息サービスなど基本的にありませんが、銀行カードローンの方がイメージも良いですし、金利も低めになっているなど、消費者金融とは違うメリットも豊富です。

総量規制の対象外

総量規制とは、個人の借入総額は年収の3分の1までと制限するものです(貸金業法)。つまり、この法律の対象となる金融機関(消費者金融やカード会社)を利用する場合は、年収の3分の1を超えて借り入れすることはできないのです。

しかし、銀行は貸金業法ではなく、銀行法に基づいて融資を行っているため、総量規制の対象外となります。

そのため、年収の3分の1以上の借り入れも可能ですので、高額融資を希望している場合は、消費者金融ではなく銀行カードローンでお金を借りることをオススメします。

ただし、銀行の審査は厳しいので、高額融資を可能にするためには返済能力があることをシッカリと証明する必要があります。

金利が低いが審査が厳しい?

消費者金融と比べて、銀行のカードローンの金利は3~4%程度低めになっています。お金を借りる際、金利は低ければ低いほど嬉しいものですね。

★主な消費者金融の金利

消費者金融名 金利
アイフル 3.0~18.0%
プロミス 4.5~17.8%
SMBCモビット 3.0~18.0%

 

★主な銀行カードローンの金利

商品名 金利
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%
楽天銀行スーパーローン 1.9~14.5%
三菱UFJカードローン バンクイック 1.8~14.6%
オリックス銀行カードローン 1.7~17.8%
じぶん銀行じぶんローン 2.2~17.5%
みずほ銀行カードローン 2.0~14.0%
りそなプレミアムカードローン 3.5~12.475%
イオン銀行カードローン 3.8~13.8%
横浜銀行カードローン 1.9~14.6%
スルガ銀行カードローン リザーブドプラン 3.9~14.9%

 

しかし、銀行の審査は、消費者金融よりも厳しいと言われています。特に収入が不安定だったり、過去の借り入れ状況などに問題がある場合は審査に通過するのが難しくなってしまいます。

消費者金融よりイメージが良い

消費者金融のローンカードを他人に見られてしまうと、「お金に困っている人」と思われ、相手に良い印象を与えることはありませんね。

しかし、銀行のカードローンは、以下のような理由でカードローンを申し込む方もいます。

・カードローンを申し込むと住宅ローンの金利が優遇されるから

・カードローンを申し込むと引き落とし口座が残高不足の時、一時的に入金される仕組みがあるから

・銀行員の知り合いの紹介でカードローンに申し込んだ

などなど、

そのため、銀行のローンカードを持っていても、消費者金融ほど「お金に困った人」というイメージに繋がりにくいです。

また、銀行カードローンだと、キャッシュカードを使って、銀行のATMから借り入れ・返済をすることが可能な商品もあります。

キャッシュカードであれば、お金を借りる際も自分の普通預金口座から出金する作業と同じになるため、人の目が気になりません。

カードローン関連の郵便物が自宅に届いたとしても、銀行名の封筒だと借り入れしていることに気づかれにくいという利点もあります。

無職でもお金を借りることができる

消費者金融の場合は、本人に安定した収入がないとお金を借りることはできませんが、銀行カードローンは、以下のような方でもお金を借りることができます。

・今は無職だけど次の仕事が決まっていて近いうち収入がある予定の方
・専業主婦だけれど配偶者に安定した収入がある方
・無職だけど、別の収入(株、不動産収入、年金受給者、書籍の印税など)がある方

無職の方で、全く収入のない場合(配偶者にも)はお金を借りることはできませんが、上記のように無職でも収入源となるものがあれば、申し込むことが出来ます。

ただし、収入証明書が必要になることもあります。

また、専業主婦の場合は、夫(配偶者)の同意書を求められる場合もあります。同意書を必要としなくても、同意してもらうことが条件となっている銀行カードローンもありますし、夫の勤務先や勤務内容、収入についてしっかりと報告する必要もあります。

それぞれの銀行によって必要書類や審査、対応は違って来るので、カードローンに申し込む前に確認しておくといいでしょう。

※配偶者貸付制度を導入している消費者金融であれば専業主婦でもお金を借りることができます。(消費者金融でも総量規制対象外になる)

人気の銀行カードローンでお金借りる

①三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

 

金利 1.80%~14.60%
限度額 500万円

 
三菱UFJ銀行のATMコーナーのテレビ窓口で、土日祝日でもその場でカード発行可能。急ぎでお金を借りたい方は三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は便利。

ATM手数料無料、1000円単位の借り入れ可能、パート、アルバイトでも申し込み可能で、返済期日が近づくとEメールでお知らせサービスなど、充実したサービスを提供しているカードローンです。

②りそな銀行カードローン

 
▼りそなプレミアムカードローン

金利 3.5%~12.475%
限度額 800万円

 
▼りそなクイックカードローン

金利 9.0%~12.475%
限度額 10万円~200万円

 

りそな銀行のカードローンは、まとまった資金用のプレミアムカードローンと、急ぎの場合のクイックカードローンを希望に合わせて選択可能です。

・りそな銀行の口座がなくても同時開設可能。
・りそな銀行のキャッシュカードで借り入れ可能。
・残高不足の場合の引き落としも自動融資サービスで引き落とし可能。
・WE完結手続き可能。
・パート、アルバイトでも申し込み可能(専業主婦、学生申し込み不可)

③三井住友銀行カードローン

 

金利 4.0%~14.5%
限度額 800万円

 
三井住友銀行カードローンは、ローン契約機で土日祝日も21時まで申し込み可能なので急な入用でお金が必要になった時に便利にお金を借りることができます。全国の三井住友銀行提携ATMで借入・返済が可能な上、ATM手数料も無料なので便利です。

④みずほ銀行カードローン

 

金利 2.0%~14.0%
限度額 800万円

 

⑤ゆうちょ銀行カードローン「したく」(※スルガ銀行契約媒介)

 

金利 7.00%~14.90%
限度額 500万円(初回限度額は300万円)

 

⑥住信SBIネット銀行「MR.カードローン」

 
▼プレミアムコース

金利 0.99%~7.99%
限度額 1,200万円

 
▼スタンダードコース

金利 8.39%~14.79%
限度額 300万円

 
住信SBIネット銀行の審査によって、プレミアムコースかスタンダードコースか決定されます。プレミアムコースに決定すれば、限度額も高いですし、金利もかなり低く借り入れできますので、年収がそこそこ多く、過去に延滞や債務整理等を行っていない方は、住信SBIネット銀行のMR.カードローンに申し込んでみてはいかがでしょうか。

⑦オリックス銀行カードローン

 

金利 1.7%~17.8%
限度額 800万円

 

⑧楽天銀行スーパーローン

 

金利 1.90%~14.50%
限度額 800万円

 

⑨イオン銀行カードローン

 

金利 3.80%~13.80%
限度額 800万円

 

⑩ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」

 

金利 2.5%~18%
限度額 1,000万円

 
ジャパンネット銀行の「ネットキャッシング」は銀行ではめずらしい無利息サービスを実施しています。初回借り入れ日から30日間は無利息でお金を借りることができ、専業主婦でも申し込み可能です。

クレジットカードのキャッシング枠でお金借りる

もし今、手もとにクレジットカードがあれば、キャッシング枠をチェックしてみましょう。

「ショッピングにしかカード使ったことがないから、キャッシング枠はないのでは?」と思っている方も多いかもしれませんが、実はほとんどのクレジットカードには「ショッピング枠」の他に、「キャッシング枠」が設定されています。

キャッシング枠があれば、その日のうちにコンビニや銀行などに設置されている提携ATMからお金を借りることができます。

キャッシング枠の利用方法はそのクレジットカードによって違ってきますが、たいてい以下のような機械から出金することが出来ます。

この方法なら、消費者金融や銀行のカードローンの申し込みをするよりも手軽で簡単にお金を借りることができます。

クレジットカード キャッシングの注意点

クレジットカードのキャッシング枠を利用した借り入れ方法は、手軽で簡単ですが、いくつか注意点があります。

・金利が掛る
クレジットカードでショッピングをする場合も、考え方によってはお金を一時的に借りている状態ですが、金利を取られることはありません。(1回払い・ボーナス一括払いの場合)

しかし、クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りた場合は15~18%と消費者金融並みの高い金利がかかります。

クレジットカードのキャッシングは、手軽にお金を借りることができますが、銀行のカードローンよりも高金利となりますので、借りすぎには気を付けましょう。

・ATM手数料
クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りるたびに、以下のようなATM手数料が取られる場合があります。

 1万円以下の取引・・・110円
 1万円を超える取引・・220円

1回のATM手数料は少額ですが、何度も借り入れするとバカに出来ない金額になってしまうので、手数料も考慮し、計画的なキャッシングをしてください。

ショッピングの利用でキャッシング枠が減る
クレジットカードの利用枠が30万円で10万円のキャッシング枠があったとします。

この時、10万円のキャッシング枠は常に守られているわけでなく、ショッピングで利用した分、キャッシング枠も減ってしまいます。

例えば、ショッピングに利用した額が20万円以内であれば、キャッシング枠は10万円残されていますが、もしショッピングで25万円使ったら、キャッシング枠は5万円になってしまいます。

さらに、ショッピング枠で30万円使ってしまうと、キャッシング枠は0円です。クレジットカードでキャッシングしたい場合は、ショッピングを控えるなど、調整する必要があります。

また、利用枠が30万円のクレジットカードで、ショッピング枠を1円も使っていなかったとしても、キャッシング枠が10万円と決められているので、10万円を超えて借り入れすることもできません。

・借り入れ日によっては利息が増える可能性
例えば、15日締め翌月10日払いのクレジットカードの場合、15日にお金を借りると翌月の10日までの25日分の利息を支払うことになります。

しかし、もし16日にカードを利用してしまうと、翌々月の10日に支払うことになってしまいますね。

すると、15日にお金を借りた場合と16日にお金を借りた場合で比べると、使った金額が同じでも16日に利用した方が1か月分の利息が増え、55日分(25日+30日)の利息を支払うことになってしまうのです。

その分返済期日が遅くなるため、すぐにお金を返せない場合は助かるかもしれませんが、利息を減らし短期間で返済したい方は、締め日もチェックした上でクレジットカードのキャッシング枠を利用しましょう。

・総量規制
クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外となるため、年収の3分の1以上利用しても問題ありませんが、キャッシング枠は総量規制の対象となってしまいます。

あなたが複数のクレジットカードを持っていて、それらのキャッシング枠の総額が年収の3分の1を超えていたとしても、年収の3分の1以上のお金を借りることは法律上できません。(厳密には貸金業者が貸し付けを行ってはいけないことになっています)

ただし、個人がATMから出金する金額を貸金業者が毎回チェックすることは難しいため、実際には3分の1以上の借り入れが出来てしまう現状はあるようです。

・キャッシング枠が0円の可能性も
クレジットカードの申込書には、キャッシング枠の希望額を記入する欄があります。しかし、申し込み時に「必要ない」と思った場合は「なし」や「0円」と記入することもできます。

すると、キャッシング枠の外れたクレジットカードが発行されます。

キャッシング枠が0円のクレジットカードでも、申請するとキャッシング枠を設けることもできますが、もう一度審査が行われるので、キャッシングできるようになるまで時間がかかってしまいます。

また、収入のない方がキャッシングすることは基本的にはできないため、専業主婦の方が持っている家族カードなどはキャッシング枠がないものが多くなっています。(稀に銀行系のクレジットカードだと、専業主婦でもキャッシング可能のクレジットカードもあります)

定期預金を担保にお金借りる

定期預金の口座を保有している場合は、その定期預金を担保にお金を借りることが出来ます(定期預金担保貸付)。

お金の借り方は簡単で、以下の流れで即日借り入れも可能です。

①ATMを利用し、総合口座の普通預金から、残高以上の出金をする
②残高がマイナスとなる
③ATMから現金を受け取る

例えば普通預金に10万円あったとして、20万円の出金をしようとすると、普通は残高不足で出金ができませんが、定期預金担保貸付が利用できる状態であれば、20万円を引き出す(10万円を借りる)ことが可能です。

ATMからは、必要とする20万円の現金が出てきて、通帳には「-10万円」と記載されます。足りなかった10万円は総合口座の定期預金を担保としてお金を借りている状態です。

このように自動的に出金されマイナス表示となるため、定期預金担保貸付は「自動融資」や「自動貸越し」とも言われています。

返済したいときは、マイナスになっている金額を普通預金口座に入金するだけです。

定期預金担保貸付の注意点

・定期預金担保貸付も金利がかかる
定期預金担保貸付は、とても手軽にお金を借りられるので、借りている意識もなくなってしまいそうですが、定期預金担保貸し付けも、自分の預け入れしたお金を担保としてはいるものの貸し付けに変わりはないため、以下の様な金利がかかってしまいます。

定期預金の金利+0.25%~0.5%(+0.5%としている銀行が多めです)

2018年の現時点では、定期預金の利率は0.1%にも満たない銀行が多いため、0.5%上乗せとなったとすると、0.6%です。

とても低金利で借りれるので安心ではありますが、借入額が多かったり、返済するまでに時間がかかってしまうと、せっかく受け取れるはずだった定期預金の利息よりも、定期預金担保貸付によって支払う利息の方が増えてしまうかもしれません。

そうなってしまうと、定期預金を担保にお金を借りるよりも、定期預金を解約してしまった方がお得になるため、定期預金担保貸付は、少額を借りて、短期間で返済する利用方法が向いてます

・総合口座保有者のみ借り入れできる
この自動貸越し(定期預金担保貸付)を利用できるのは、総合口座を持っている方に限ります。

定期預金通帳や定期預金証書等で管理されている場合は、通帳や届け出印持参で窓口へ直接申し込みに行き、所定の手続きを行わなければなりません。

しかし、通帳や証書式の定期預金の担保貸し付けを行っていない銀行もあるため、定期を預けている銀行に問い合わせてみるといいでしょう。

・定期預金担保貸付も限度額がある
定期預金をの全額分を借り入れできるわけではありません。たいていは定期預金残高の80%~90%程度までを限度としている金融機関が多いです。

さらに、借り入れできる上限金額も設定されており、200万円~300万円に設定している銀行が多いです。

200万円の上限が設定されていると、例え500万円の定期預金があったとしても、その90%の450万円までではなく、上限の200万円までしかお金を借りられないのです。

限度額はその銀行によって違うため、こちらも、定期預金をしている銀行に確認してみましょう。

・定期預金の解約か?定期預金担保貸付で借りるか?の選択
短期の少額借り入れであれば、定期預金を解約してしまうのはもったいないので、一時的に定期預金担保貸付をでお金を借りた方がいいです。

定期預金を中途解約してしまうと、低い利率が適用されてしまうからです。預入当初の60%程度の利率になることも少なくありません。これなら、定期預金はそのままの状態にして、一時的に借り入れしてすぐに返済してしまった方がお得ですね。

しかし、「すぐ返せるはずがなかなか返せなくなってしまった」「返済のめどが立たない」という場合は、貸付に対しての金利を支払うよりも、定期預金を解約してしまった方がお得です。

定期預金で受取る金利よりも、定期預金担保貸付で支払う金利の方が高いからです。

「いくらお金を借りたいのか」「返済期間はどれくらいになるのか」をシッカリ考え、定期預金の解約か?定期預金担保貸付で借りるか?選択してください。

ゆうちょ銀行の担保貸付

ゆうちょ銀行でも、他の銀行と同じような定期貯金、定額貯金を担保とした貸し付けを行っています。また、財形を担保とした貸付や国債を担保とした貸付も行っています。

ゆうちょ銀行の財形を担保とした貸付は、窓口で手続きをする必要がありますが、定期貯金や国債を担保とした貸付の場合は、通常貯金から出金するだけで自動的にお金を借りることができます。

①ゆうちょ銀行の貯金担保自動貸付け

 

担保となる貯金 定期貯金、定額貯金
限度額 貯金の90%以内、上限300万円
金利 返済時の約定金利+0.25%(定額貯金が担保の場合)
預入時の約定金利+0.5%(定期貯金が担保の場合)

 

②ゆうちょ銀行の財産形成貯金担保貸付け

 

担保となる貯金 財形定額貯金、財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金
限度額 利子を加えた貯金残高の90%以内、上限300万円
金利 返済時の約定利率+0.25%

 

③ゆうちょ銀行の国債等担保自動貸付け

 

担保となる貯金 ゆうちょ銀行や郵便局で購入した国債
限度額 国債の80%以内、上限200万円
金利 貸付け時の1年定期貯金の約定利率+1.70%

 

質屋でお金を借りる

質屋とは、物品を担保にお金を貸す業務を行っている店舗で、借入~返済の流れは以下です。

①質屋に物品を持ち込み、身分証明書を提示し、それ相応のお金を貸してもらいます。(鑑別所や鑑定所、保証書、購入した時の箱やケースがあると査定額がアップすることもあります)

②質屋に預けたときに提示された期限まで、お金を借り続けることができます。

③質屋の返済期限はたいてい3か月です。この期限までに利息も含めたお金を返済できると、担保として預けた質物も返してもらうことが出来ます。

また、期限が到来した時に、利息分だけでも支払うことが出来れば、さらに返済期限を延ばすことが出来ます。

④期限が到来し、利息も返済することが出来なければ、担保として預けた質物の所有権は質屋に移転(質流れ)してしまいます。質屋はその商品を売却し、利益を得ることになります。(質流れとなった場合、店舗から連絡が来ることはありません)

担保として預けられる物品

質屋に担保として預けられる物品は、不動産以外の以下のようなものになります。

・有名ブランドのバッグや腕時計、財布、小物類など
・宝飾品
・貴金属
・電化製品(カメラ、パソコン、プリンター、スキャナーなど)
・電動工具
・ゲーム機、おもちゃ類
・フィギュア
・自動車用品(カーナビ、スピーカーなど)
・楽器
・スポーツ用品(スキー、スノボ、ゴルフクラブなど)
・金貨
・電話加入権
・金券、切手、印紙など
・有価証券
・ゴルフ会員権
・チケット

ただし、質屋によって担保にできる物品は異なってくるため確認が必要です。

質屋でお金を借りる際のメリット

・審査がない
・18歳以上なら学生でもお金を借りられる(※20歳以上と定めている質屋もあります)
・質屋なら無職でもお金を借りることができる
・返済すれば預けたものは戻ってくる
・過去に延滞や債務整理した金融ブラックの方もお金を借りることができる

質屋でお金を借りる際の注意点

・質屋は金利が高い
消費者金融などは貸金業法に基づいて営業をしていますが、質屋は貸金業法ではなく、「質屋営業法」という法律に基づいた営業となります。

貸金業法と質屋営業法で定めている上限の金利は以下のようになっています。

貸金業法の上限金利 20%(年利)
質屋営業法の上限金利 9%(月利)、109.5%(年利)

 

消費者金融では利息18%としているところが多く、質屋で「9%」と宣伝していると、「18%の半分だ」と感じる方が多いかもしれませんが、年利か月利かを見落としていると大変です。

消費者金融で言う18%は年利ですが、質屋で言う9%は月利だからです。(年利とは1年を単位として定めた利息、月利とは1か月を単位として定めた利息)

年利で見比べると、20%が上限の消費者金融に対し、質屋は109.5%です。5倍以上も高い金利ですね。

お金を借りる前の審査や手続きが不要なのは質屋もメリットですが、短期間で返済しないと、利息は跳ね上がってしまいます。

しかし、どの質屋でも、月利9%というわけではありません。

これはあくまでも上限ですので、もっと低金利でお金を借りることができる質屋もありますし、大黒屋など初回は1か月間無利息としている質屋もあります。

・借りるよりも買い取ってもらった方が高額査定
質屋に預けてお金を借りるよりも、買い取ってもらった方が高値となるケースが多いです。

質屋に入れることで査定額も下がり、さらに高い金利を支払うこととなるため、借り入れ方法としてはあまりお勧めできないのですが、他でお金を借りれないブラックの方や無職の方、未成年にとっては利用価値は十分にあります。

手放したくない高価な物が手元にあり、さらに短期間でお金を返すことが出来そうなときは、質屋でお金を借りるのも良い選択です。

加入している生命保険でお金借りる【契約者貸付】

解約返戻金(解約払戻金)がある積立型の生命保険に加入している場合、その生命保険を途中で解約すると、解約返戻金を受取ることができますね。

本当にお金に困った場合は、保険を解約してしまうというのも1つの手段ですが、解約によって保険の保障がなくなるのは不安なものです。

また、解約した後、落ち着いてから再度生命保険に申し込めばいいと思っていても、その時に持病があると加入できなくなってしまうこともありますし、年齢によっては以前よりも保険料が高くなってしまうことも考えられます。

こんな時お勧めしたいのが、生命保険を解約せずにお金を借りられる「契約者貸付制度」です。

生命保険の「契約者貸付制度」とは、解約返戻金がある生命保険(養老保険、学資保険、終身保険など)を契約している方に対し、保険会社が解約返戻金の一部を借りることができる制度です。

この契約者貸付制度を利用すると、保険をそのまま残した状態で、必要なお金を借りることが出来ます。

しかも、実際に自分が受け取る予定のお金を一時的に借りるだけなので、審査も不要ですし、お金を借りても個人信用情報に登録されません。

参考:公益財団法人 生命保険文化センター

契約者貸付制度の内容は生命保険によって違ってきますが、基本的な仕組みは以下のようになっています。
 

限度額 解約返戻金の70~90%程度
借入可能期間 保険の契約期間
返済日 自由(お金が用意できたときに返済)
融資実行までの期間 3日~1週間程度(2週間程度かかることもある)
金利 生命保険の予定利率(生命保険証券に記載されている保険金の運用利回り)に1~2%程度上乗せ

 

※生命保険の利率も低めなので上乗せしてもたいていは2~4%前後となりますが、利率が高い保険の場合だと5~6%程度になってしまうこともあるので注意が必要です。

生命保険「契約者貸付制度」の詳しい内容はそれぞれの保険会社によって違ってくるので、借り入れを考えている方は契約している保険会社に問い合わせてみましょう。

ソニー生命 契約者貸付制度の案内 
日本生命 契約者貸付制度 
アフラック 契約者貸付条項 

契約者貸付制度の注意点

①「複利」による保険解除の危険性
もしも借りている元金と利息の合計が解約返戻金を上回ってしまうと、保険料をシッカリ支払っていたとしても保険の効力がなくなってしまうことがあります。

少額融資の場合は「返済も自由だし、借入額も少ないから安心」と油断してしまいそうですが、契約者貸付制度の場合はお金を借りっぱなしにすると危険です。

それは、契約者貸付制度の利息は基本「複利」だからです。

利息の計算方法には単利と複利があり、単利だと元金に対して利息が加算されていることになるため、利息ばかりが膨れ上がることはないのですが、複利の場合は元金に利息を加えた額をもとに、次の利息額が決まっていく仕組みなので借金が膨れ上がってしまうリスクがあります。

少額の借り入れでも、長く借り続けることでいつの間にか借金が増え、解約返戻金を超えてしまい、保険契約解除となってしまうこともあるので注意してください。

②お金を借りるまで時間がかかる場合もある
生命保険「契約者貸付制度」の仕組みや申込方法、借り入れ方法は、その保険会社によって違ってきます。

電話で申し込み、郵送でやり取りする場合もあれば、インターネットで必要事項を入力し振り込んでもらう場合、ATMから自由にお金を引き出せる場合もあります。

早い時はその日のうちに借り入れすることもできますが、郵送だとお金を借りるまでに数日~1週間程度かかってしまうでしょう。

即日融資だと嬉しいのですが、申し込んでから2週間も待たなければならないのであれば、急ぎでお金が必要な場合は困りますね。

家族や友達にお金借りる

どこからもお金を借りるあてがなく、どうしてもお金が必要な時、家族や友達にすがりたくなってしまいますね。しかし、借り方を間違ってしまうと関係性を悪くしてしまう危険性もあります。

親だから大丈夫、親友だから大丈夫、と安心せず、お金を借りる場合はどんなに親しい間柄でも以下の様な注意点を守ることをお勧めします。

①家族からお金を借りる場合の注意点
親や兄弟など、身近な家族であれば、「お金を貸して」と頼みやすいかもしれませんね。しかし、例え血のつながった親子でも、お金の貸し借りで関係性が悪化してしまうことも考えられます。

そのため、どうしても家族にお金を借りるしか方法がない時は、以下の点を守って借金の申し入れを行いましょう。

・どうしてお金が必要なのか理由を伝える
・借用書や契約書を作成
・金利を決める
・返済する期日を伝える

もしかすると、親であれば子供からのお願いに対し、無金利で期日も設けず、「返さなくていいよ」と言ってお金を工面してくれることもあるかもしれません。

しかし、借用書もなく無金利としてお金を受取ってしまうと「贈与」とみなされ、「贈与税」が発生してしまうことがあるのです。

少額の場合はそれほど気にしなくても大丈夫なのですが、ある程度のまとまったお金を借りる場合は、贈与税のことも考え、借用書を用意し金利を設定しておいたほうが安全です。

また、このように借用書を作っておくと、金銭トラブルで親子の関係性が悪化するということも避けられますね。

②友達からお金を借りる場合の注意点
友達からお金を借りるのは、家族から借りるよりもハードルが高いですね。

血のつながりがないため、金銭トラブルによって友情にヒビが入ることもよくあります。せっかく築いた友情がお金を借りることで消えてなくなってしまうかもしれないのですから、出来れば友達同士でのお金の貸し借りはしないほうがいいでしょう。

友達からお金を借りる行為は、消費者金融や銀行カードローンの審査が通らない、クレジットカードのキャッシング枠もない、質屋でお金を借りることもできない、その他、あらゆる手段でお金を借りることができなかったときの最終手段と考えておいた方がいいですね。

どうしても友達にお金を借りなければならない時は、家族から借金する時以上に注意が必要で、以下の点をしっかり守ってください。。

・電話やメールではなく直接会って借金を申し込む。
・なぜお金が必要なのか?使い道は何なのか?嘘偽りなく伝える。
・借用書や契約書を作成する。
・金利を設定する。
・返済期日を設定する。
・どのように返済していくのか詳細を伝える。(毎月給料日に○円ずつ現金で払う、来月のボーナスで一括で振り込むなど)

友達にお金を借りる場合は断られる可能性の方が高いため、何十万円、何百万円という高額の借金になるケースは少ないでしょう。たいていは数千円、数万円程度の借り入れではないでしょうか。

数千円や数万円のお金であれば贈与税の心配はないので、借用書がなくても大丈夫ではありますが、お金を借りたという証拠としてきちんと書面に残しておいた方がお金を貸した方も安心です。

また、借用書を作成することで誠意を伝えることもできますね。お金の貸し借りで信頼関係を壊したくないのであればなおさら借用書を作成した方が安全でしょう。

借用書を作成するのであれば、金利も設定します。少額のお金の貸し借りであれば金利も必要ないのですが、お金を貸してくれた友人へ感謝の気持ちを表すために金利を設定しても良いでしょう。

その他、金利という語りでなくても、返済が終わってから食事をおごる、プレゼントを贈るなどで、お金を貸してくれたお礼もしてあげましょう。

また、お金を借りたからには、確実な返済が必要です。返済期日に返済しなかったり、連絡をしないなど、少しでも不審な行動をとってしまうと、友情は壊れてしまうかもしれません。

また、借金は繰り返さないようにしましょう。きちんと返済出来ていたとしても、何度も「お金を貸して」と言われるのはあまりいい気持にはならないものです。

借金を繰り返すことで信用を無くし、友達は離れていってしまうかもしれません。

個人間融資掲示板でお金借りる

個人間融資掲示板を利用して、個人の間でお金の貸し借りをする方法があります。また、最近はツイッタなどのSNSを利用してお金の貸し借りを行うケースも増えてきました。

個人間融資でお金を借りる際のメリットは以下です。

・ブラックリストの方でも個人間融資ならお金を借りることができる。
・振り込みによって即日融資も可能。
・相手が個人なので金利や返済日など柔軟な対応が期待できる。
・消費者金融よりも高金利に設定可能なので貸す側もメリットが大きい。(ただし金利は法律の範囲内)

しかし、個人間融資掲示板でお金を借りる場合は危険がたくさんです。個人間融資掲示板には、お金に困っている人を狙った闇金や詐欺師もいます。

個人間融資掲示板でお金を借りる際の注意点

①詐欺の危険性
個人間融資掲示板で「お金を貸します」と言ってくる方の中には詐欺師が多く潜んでいます。女性を狙った悪質な詐欺も多いので女性は特に注意が必要です。

次の様な場合は詐欺の可能性が高いので、お金を借りるのはやめましょう。

・返済能力を判断するために、先にお金を振り込んで欲しいと依頼してくる
・返済能力を判断するためにギフト券を送ってくるよう依頼してくる

お金を振り込んだりギフト券を送っても、お金を借りることはできないまま、音信不通になるという詐欺があります。

②闇金の危険性
個人間融資掲示板には、個人を装った闇金業者も多く潜んでいます。

闇金業者からお金を借りてしまうと、法外な利息を設定され、あっという間に首が回らなくなります。返済ができないと厳しい取り立てがあるため、精神的にも追い詰められます。

お金を借りる場合は、相手がどんな人なのかしっかり見極めることが大切です。簡単に信用してすぐに連絡先等を交換してしまわないようにしましょう。

また、ツイッターなどで「個人間融資しています」等と載せている方もいますが、たいていは闇金業者の場合が多いです。

そのため、ツイッターで連絡するときは個人情報が渡らないように、融資専用のアカウントを作成して連絡を取り合った方がいいでしょう。

③高すぎる金利
個人間のお金の貸し借りなので、金利の設定も自由だと思っている方も多く、必要以上の高い金利を要求してくる方もいます。

何としてもお金を借りたいと思っている方は、高すぎる金利でも応じてしまう傾向にあります。

しかし、実際には法律で上限金利は以下のように定められています。

<利息制限法の上限>
10万円未満:年20%
10万円以上100万円未満:年18%
100万円以上:年15%

<出資法の上限>
年109.5%

基本的には利息制限法を上回った金利は無効なので、上限が20%というのが基本となります。

ですが、個人間の借金の場合は利息制限法を超えても罰則を受けることはなく、出資法を超えた段階で刑罰対象となるため、109.5%を上限として融資が成立することもあるようです。

しかし、貸金業者が利息制限法を超えた利息の支払いを要求すると刑罰の対象となってしまいます。個人を装って闇金業者が109.5%の利息を要求してきたとしても、それは罰則の対象となるため、実際には支払う必要がないのです。

さらに上限を知らず109.5%を超えた利息の支払いを要求する個人の方もいますが、これも法律違反ですので、支払う必要はありません。

詳しくは以下をご覧ください。

参考:出資の受け入れ、預金及び金利等の取り締まりに関する法律」

お金を借りる側が、このような法律や上限を理解していないと簡単に騙されて支払わされてしまいますね。

④個人情報売却の危険性
個人間融資掲示板でのやり取りで、電話番号や住所など必要以上の個人情報を聞き出し、売られてしまう可能性もあります。

すると、個人情報を買い取った闇金などから連絡が来たり、迷惑メールなども増えてしまうので気を付けましょう。

また、あなたの口座番号が闇金にバレてしまうと、頼んでもいないのに勝手にお金を振り込まれ、高額な利息を請求される「押し貸し」の被害に合う可能性もあります。

⑤口座売買の危険性
個人間融資掲示板には「使っていない口座の通帳と暗証番号を送ってくれたら融資する」と言ってくる方もいます。

「お金を融資するため」「信用性を確認するため」「税金対策のため」などと言われ、特別何も考えずに送ってしまう方もいますが、通帳と暗証番号を渡してしまうと、大変なことになります。

通帳を送った相手は、闇金や詐欺師なので、通帳を違法な融資や返済用に利用しようと考えているのです。

融資や返済用口座として利用されると、個人の通帳なのに様々な人や企業との入出金のやり取りが行われるため、銀行側は不正利用していると気づき凍結させてしまいます。

不正利用により口座凍結されてしまうと、その情報は他の銀行にも知られることになり、他の銀行の口座も凍結され、新規の口座開設も難しくなってしまいます。

すると、様々な振込や引き落とし、給与振り込みができない、クレジットカードやも使えなくなります。

また、口座売買は犯罪なので、知らずに通帳を送ったとしても「犯罪に加担した」と判断され、詐欺罪と収益移転防止法違反となる可能性があります。

参考:犯罪による収益の移転防止に関する法律(衆議院)

このように、個人間融資掲示板は、メリットよりもデメリットの方が多いので、できれば他の方法でお金を借りることをお勧めします。

国・市役所・区役所でお金借りる

国からお金を借りることができる制度があることをご存知ですか?

この制度は私たちの最低限の生活を守ってくれるためにあるものなので、本当にお金に困った時はまず相談してみましょう。

また、政府の金融機関が個人に融資してくれる制度もあります。

本当にお金に困り、消費者金融や銀行からもお金を借りられず、個人間融資掲示板やクレジットカードの現金化に手を出すくらいなら、まずは国からお金を借りれるかチェックしてみましょう。

生活福祉資金貸付制度でお金借りる

 
私たちの生活を守るために、国がお金を貸してくれる「生活福祉資金貸付制度」というものがあります。次の条件を満たしている方は、生活福祉資金貸付制度でお金を借りることができます。

・低所得者世帯(市町村民税非課税程度)
・障害者世帯(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方が属する世帯)
・高齢者世帯(65歳以上の高齢者が属する世帯)

このように、収入が少ない家庭や、高齢者・障害のある方がいる家庭の生活を支援するためにお金を貸してくれるのが、生活福祉資金貸付制度です。

生活福祉資金貸付制度では、以下の様なケースでお金を借りることができます。

①生活支援費(生活が困難になった時、その生活を再建させるまでの生活費)
②住宅入居費(賃貸契約を結ぶときに必要な費用。敷金や礼金など)
③一時生活再建費(生活を再建させるために一時的に必要な費用。技能習得のための経費や滞納分の立て替え、債務整理の経費など)
④福祉費(災害による必要経費、住居移転による経費、福祉用具購入費、介護や障害者サービスを受けるための経費、冠婚葬祭のための経費、就職等準備に必要な経費など。その他、日常生活のために一時的に必要となった経費)
⑤緊急小口資金(緊急で、一時的に生活が困難になったときの費用)
⑥教育支援費(低所得世帯で、高校や大学、高専に修学するための経費)
⑦就学支援費(低所得世帯で、高校や大学、高専に入学するための経費)
⑧不動産担保型生活資金(低所得の高齢者世帯の生活資金)
⑨要保護世帯向け 不動産担保型生活資金(要保護の高齢者世帯の生活資金)

上記は、無利子または利子がかかっても数%になっているので、消費者金融などからお金を借りるよりもずっと良心的です。

生活に困った人を助けてくれる制度ですので、本当に困ったときは、闇金等に手を出す前にこのような安全な借り入れ制度でお金を借りることをオススメします。

ただしこの制度は、「給付」ではなく、「貸付」になるため、相手が金融機関でなくても必ず返済しなければなりません。そのため、返済が困難と判断された場合は生活福祉資金貸付制度を利用してお金を借りることはできません。

例えば、生活保護や失業給付を受けている、多重債務となっている、福祉貸付の連帯保証人になっている、個人事業主もしくは会社を経営しているという場合はお金を借りるのが難しいです。

また、生活福祉資金貸付制度は、消費者金融と違って即日でお金を借りることは難しいので、急にお金が必要なケースでは向いている融資方法ではありません。

※参考:生活福祉資金貸付制度 厚生労働省

日本政策金融公庫でお金借りる

日本政策金融公庫とは、2008年に設立した政府金融機関で、国の政策に基づき、個人や企業への融資、金融機関の補完業務等を行っています。

利用目的は限られてきますが、とても低金利でお金を借りることが出来るので、該当する方は申し込んでみてください。面談や書類による審査の結果、問題がなければ日本政策金融公庫でからお金を借りることができます。

日本政策金融公庫が行っている融資制度は、以下の様な3つのグループに分けることが出来ます。

・国民生活事業(小規模事業者に向けた融資や、教育ローンなど)
・中小企業事業(製造業を中心とした中小企業向けの融資)
・農林水産事業(農林漁業者、食品産業の方向けの融資)

個人がお金を借りたいときは、主に国民生活事業の融資を利用することになります。

事業に関することでお金が必要な方や、子どもの教育費でお金を借りたい方などは、消費者金融から高金利でお金を借りるよりも、日本政策金融公庫からお金を借りることを検討してみましょう。

国民生活事業の種類

①普通貸付

・普通貸付

融資対象者 事業を営む人
限度額 4800万円(特定設備資金:7200万円)

 

②セーフティネット貸付

・経営環境変化対応資金

融資対象者 業績が悪化している方
限度額 4800万円

 

・金融環境変化対応資金

融資対象者 取引先の金融機関の業績悪化により資金繰りに悩んでいる方
限度額 4000万円

 

・取引企業倒産対応資金

融資対象者 取引先の企業倒産などにより経営困難になっている方
限度額 3000万円

 

③新企業育成貸付

・新規開業資金

融資対象者 新しく事業を開始する方、開始してから7年以内の方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

・女性、若者、シニア起業家支援資金

融資対象者 女性、35歳未満、55歳以上の方で、新たな事業を開始する方、もしくは新事業開始してから7年以内の方。
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

・再挑戦支援資金

融資対象者 廃業歴があり、再度新事業を開始する方、再度新事業開始してから7年以内の方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

その他、新事業活動促進資金、中小企業経営力強化資金などがあります。

④企業活力強化貸付

・企業活力強化資金

融資対象者 卸売業、小売業、サービス業、不動産賃貸業などを経営し、店舗の新築や増改築、機械導入などを行う方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

・IT資金

融資対象者 情報化の投資を行う方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

・海外展開・事業再編資金

融資対象者 海外展開を図っている方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

この他にも、以下の様なものがあります。

・地域活性化・雇用促進資金
・ソーシャルビジネス支援資金
・事業承認・集約・活性化支援資金
・観光産業等生産性向上資金
・働き方改革推進支援資金

⑤環境エネルギー対策貸付

・環境エネルギー対策貸付

融資対象者 非化石エネルギー設備や省エネ効果の高い設備を導入する方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

・社会環境対応施設整備資金

融資対象者 防災に関する施設の整備などを行う方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

⑥企業再生貸付

・企業再建資金

融資対象者 企業の再建を図る方
限度額 7200万円(うち運転資金4800万円)

 

⑦その他

・食品貸付

融資対象者 食品関係の小売業を営む方で、店舗の新築や増改築、フランチャイズ加盟などを行う方
限度額 7200万円

 

・東日本大震災復興特別貸付

融資対象者 東日本大震災で被害を受けた方
限度額 それぞれの制度の限度額に6000万円上乗せ

 

・平成28年熊本地震特別貸付

融資対象者 平成28年熊本地震で被害を受けた方
限度額 それぞれの制度の限度額に6000万円上乗せ

 

この他にも、以下の様なものがあります。

・小規模事業者経営改善資金
・小規模事業経営発達支援資金
・設備資金貸付利率特例制度
・担保不要とする融資
・新創業融資制度
・挑戦支援資本強化特例制度
・経営者保証免除特例制度

⑧生活衛生貸付け

・一般貸付

融資対象者 生活衛生関係の事業を営んでいる方
限度額 7200万円~4億8000万円

 

・振興事業貸付

融資対象者 振興計画認定の生活衛生同業組合の組合員で、生活衛生関係の事業を営んでいる方
限度額 1億5000万円~7億2000万円(運転資金5700万円)

 

・生活衛生改善貸付

融資対象者 経営指導を受けていて、生活衛生同業組合などの長の推薦を受けた、生活衛生関係の事業を営んでいる方
限度額 2000万円

 
この他にも、以下の様なものがあります。

・防災・環境対策資金
・生活衛生新起業育成資金
・地域活性化・雇用安定資金
・福祉増進資金
・経営環境変化対応資金
・金融環境変化対応資金
・衛星環境激変特別貸付

⑨国の教育ローン

・教育一般貸付

融資対象者 子どもの教育資金が必要な方
限度額 350万円(海外留学資金は450万円)
金利 1.76%(固定)

 

⑩恩給・共済年金担保融資

融資対象者 恩給、共済年金、厚生年金、災害補償年金などを受けている方
限度額 250万円(担保となる年金により変動)

 

このように日本政策金融公庫の融資制度は、様々な事業を行っている方や、災害に遭った方、子どもの教育費を必要とする方を守ってくれるものとなります。銀行や消費者金融からお金を借りるよりもずっと低金利ですし、比較的審査も柔軟になっているため、利用しやすいでしょう。

ただし、日本政策金融行公庫でお金を借りる際は、時間に余裕を持った申し込みが必要で、審査に時間がかかるからです。

・審査:最短で10日くらいで回答
・融資実行まで:1か月~1か月半

また、保証人が必要な融資もあります。保証人を見つけられない時は融資額を減額するなどして対応してくれる可能性もありますが、逆に保証人が不要の融資でも、保証人を用意することで審査に通過しやすくなることもあります。

保証人に関しては、その融資制度によって違ってくるため、事業資金ダイヤルへ電話をかけて相談してみるといいでしょう。

金利に関しては、融資期間や使い道、担保の有無などで変わってきますが、平成30年7月現在では最大でも2.55%となっています。消費者金融の18%と比べるととても低金利でお金を借りることができますね。

日本政策金融公庫 金利情報

また、国の教育ローンでお金を借りたい方は、インターネットや郵送で申し込みをし、審査に通過すると振り込みにより融資が行われます。

国の教育ローンも審査に時間がかかる可能性があるので、2~3か月程度余裕をもって申し込んでおいた方がいいでしょう。

国の教育ローンは、保証人を用意できない場合、保証料を支払うことで保証基金の保証を受けることが出来ます。

日本政策金融公庫の融資制度の、さらに詳しい内容については日本政策金融公庫公式サイトをご確認ください。

担保ローンでお金借りる

 
ローンには有担保型と無担保型があります。

消費者金融や銀行のカードローン、クレジットカードのキャッシング、銀行のマイカーローンなど、比較的少額の融資の場合、無担保型が多いですね。

しかし、事業ローンや住宅ローンになると、借入額が数千万円になるので有担保型のローンが多くなります。

担保とは、借りたお金を返済できなくなったときに、借りたお金の代わりに金融機関へ引き渡すもので、たいてい金融機関で言う担保は、土地や建物などの「不動産」を指します。

そのため、有担保型のローンを「担保ローン」や「不動産担保ローン」と言います。

無担保ローンよりも貸す側のリスクが減るので、融資内容は以下のようになります。

・高額融資が可能になる。
・無担保ローンよりも低金利となる。
・長期間に渡る返済が可能となる。
・使い道の幅が広がる。(住宅ローンや事業者ローン、マイカーローンなどは目的が決まってしましますが、有担保型のフリーローンの場合資金使途は基本的に自由となっています)
・保証人が不要の場合も多い。

万が一返済が出来なくなってしまうと住宅や土地を手放すことになりますが、きちんと返済できる場合は、低金利で長期的な借り入れが出来るため、高額の融資を希望している場合は無担保型よりも有利にお金を借りることができます。

担保ローンの種類

担保を必要とするローンの種類をいくつか見ていきましょう。

①フリーローン(有担保型)

フリーローンは無担保型と有担保型があります。
有担保型の方が審査に時間はかかりますが、高額融資が可能となりますし、金利も低めに設定されることが多く、基本、事業性の資金以外であれば、資金使途は自由になっています。

②事業者ローン

事業性の資金のためのローンになります。
資金使途が自由なフリーローンとは違い、事業に関する資金以外ではお金を使うことが出来ません。従業員への給料支払い、店舗の家賃、商品仕入れ、事業投資など、事業に関係している内容であれば利用可能です。

担保として提供可能な不動産も金融機関によって違ってきますが、自宅や事業所、店舗等の場合もあれば、他人名義の不動産でも可能となる場合もあります。

③住宅ローン

担保ローンの中でも一番有名なのが住宅ローンですね。
購入する土地や建物(自宅)を担保にしてお金を借りる仕組みです。住宅を購入するための資金として利用することになっているため、住宅購入資金以外での利用は認められません。

④リフォームローン

自宅をリフォームする際に利用できるローンです。担保が不要の場合もありますが、一定金額以上の借り入れになると自宅を担保として提供することがあります。

⑤セカンドハウスローン

自宅だけではなく、第2の家を購入する資金を調達するために利用できるローンです。第2の家を担保にローンを組むことになります。第2の家購入資金以外には活用できません。

⑥マイカーローン

自動車を購入する際に、購入した車を担保としてローンを組む場合があります。銀行でのマイカーローンは無担保型が多いのですが、ディーラー系のマイカーローンの場合有担保型のものもあります。

この中でも、有担保型のフリーローンは使い道が自由なので便利ですね。生活費や娯楽等にお金を使うこともできますし、他社のローンからの借り換えや、おまとめローンとしても利用できます。

フリーローンの利用条件はそれぞれの金融機関によって違ってくるため、利用したい金融機関に確認してみましょう。

担保ローンの注意点

もちろん、担保ローンも良いことばかりではありません。以下の様なデメリットもあるため、利用する際には注意が必要です。

①返済できないと家を失う

自宅を担保としてお金を借りた場合、もし返済できなくなると自宅を手放さなければならなくなります。

担保とする不動産は、そのローンによっては他人名義の住宅や土地でも可能な場合もありますし、事業者ローンの場合は事務所や店舗を担保とする場合もありますが、いずれにしても必要な物件を失うというのは出来れば避けたいことです。

さらに、担保を差し出せば借金がゼロになるというわけではありません。担保の評価額より融資額の方が上回っていた場合は借金は残ります。

担保があるから、最悪払えなくなったら家を売ればいいと安易に考えている方もいるかもしれませんが、家を売ってもローンが残ってしまうケースも多いのです。

②追加担保の必要性

担保として提供している不動産の評価額が下落することも考えられます。この時、評価額よりも高い金額を借りていた場合、融資額に見合った担保を追加で提供するよう依頼される場合もあります。

③諸費用がかかる

担保ローンの場合、抵当権を設定しなければならないので、抵当権設定登記や事務手数料、司法書士への報酬などが必要となりますし、借入額が高額になるため、その金融機関によっては保証会社の保証を付けることがあります。すると保証料の支払いも必要となります。

また、借入額に応じて契約書に貼付する印紙代も必要です。

このような諸費用がかかるため、ある程度の初期費用と書類を準備しなければなりません。無担保ローンのように気軽にお金を借りられる、というものではありませんね。

④融資実行まで時間がかかる

消費者金融などの無担保ローンだと、即日融資も可能になりますが、担保ローンの場合は不動産の評価額や状態を調査し、抵当権を設定する等の手続きがあるため、審査・融資実行まで時間がかかります。

⑤フリーローンは高金利

有担保ローンには様々な種類のものがありますが、一番低金利となるのは住宅ローンです。しかし、住宅ローンを利用するためには、借りたお金を住宅の購入資金として使わなければなりませんね。

「お金を借りたい」と思ってこのサイトを見ている方は、使い道が自由な担保ローンを利用したい方が多いのではないでしょうか。

資金使途が自由な有担保型のローンとなると、フリーローン(有担保型)があります。しかしフリーローンは、もちろん無担保型のカードローンよりは低金利となりますが、住宅ローンと比べるとかなりの高金利となります。

借りる金額が上がれば上がるほど、上乗せされる利息も増えていくため、計画的な借り入れをしなければ返済に苦しめられる危険性もあるので注意しましょう。

⑥途中解約違約金

途中で解約すると違約金がかかってしまう担保ローンもあります。

この様なローンは、途中で繰り上げ返済をしてしまうと、違約金を支払わなければなりません。借り換えの予定がある方や、短期間で完済してしまいたいと考えている方は、借りる前に違約金が必要か否か、確認しておきましょう。

⑦担保評価額によって借入額が変わる

いくら希望の借入額があったとしても、担保に見合った金額しかお金を借りることが出来ません。また、評価額の100%融資してくれるローンもありますが、たいていは評価額の70%程度が借り入れ可能額となることが多いです。

⑧悪条件の物件や土地は担保とならない

担保として提供できる土地や建物があったとしても、その土地が利用しづらい場合、担保として受け入れてもらえないこともあります。(災害が多い土地、離島、再建築不可など)

万が一貸したお金が返ってこなかった時に、金融機関は担保物件や土地を売却し資金を確保するため、売れそうにない土地や建物の場合はリスクが高くなるので担保として受け入れないこともあるのです。

担保ローンを利用する場合は、これらのようなデメリットも踏まえた上で、きちんとローン内容を確認してから申し込むようにしましょう。

会社からお金借りる

会社勤めをしている方は、その勤務先からお金を借りることが出来る場合や、給料の前借りが許される場合もあります。

給料を前借りしてもらう

実は「給料の前借り」を依頼することは、以下のように労働基準法で正式に認められています。

(非常時払)
第二十五条 使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。

労働基準法 第三章 賃金より引用

給料の前借りはあまり良いイメージがありませんし、なかなか会社には言い出しにくいかもしれませんが、このように正式に認められている制度なので、本当に困った時に給料の前借りをお願いしても大丈夫なのです。

ただし、いつでも自由に給料の前借りを利用できるようなものではないようです。

前借り制度の詳しい内容について見ていきましょう。

①緊急を要すると判断された場合のみ
給料の前借りは、労働基準法にもあるように「出産、疫病、災害」等の非常時に利用出来る制度となっています。

単純にお金を使いすぎて生活費が足りないから、旅行のため、娯楽やギャンブルのため等で前借りを依頼することはできません。また、前借りが必要な理由を証明する書類が必要となる場合もあります。

②働いていない分はもらえない
労働基準法には「既往の労働に対する賃金を支払わなければならない」とあります。

つまり、働いた日数分しか支払えないということです。

例えば、毎月20日が給料日で、その月の10日に前借りを依頼した場合、支払われるのは10日までのお給料だけです。(前回のお給料日から依頼した日までの20日分)

次の20日のお給料日にもらえる予定の、1か月分を全額前借りできるわけではないのです。

「前借り」は借金ではなく、あくまでも「働いた分を、給料日より前に支払う」という制度になるため、会社側は働いている分を先に渡すことはできますが、働いていない日数分の給料を先に渡すことは融資となってしまうため、できないのです。

参考:給料前借りに関するQ&A

③給料の前借りできるのは正社員だけではない
アルバイトやパート、契約社員、派遣社員などでも労働基準法が適用されるため、前借り制度も利用することができます。

また、基本的には労働基準法に沿って、緊急時のみ、前借りが可能となる会社が多いのですが、小規模の会社の場合は、その他の理由であっても前借りが可能となるケースもあります。

前給制度

きらぼし銀行では、給料の前借りをシステム化した「前給制度」を提供しています。(きらぼし銀行とは、2018年5月に東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京が合併し、誕生した銀行です)

このきらぼし銀行での「前給制度」は、希望した企業が無料で導入することが出来ます。
そして、この制度を導入している企業に勤めている方は、とても手軽に給料の前借りをすることができるのです。

前給料制度の利用方法は以下のようになっています。

①企業がきらぼし銀行の前給制度を導入します。
②前給制度を導入している企業の従業員が個別に、専用サイトから登録手続きをします。③登録が完了すると、後は専用サイトから前借りが必要な時に申請するだけです。この申請手続きもスマホから手軽に行うことが出来ます。
④申請後、最短で翌日に給料が振り込まれます。(ただし、前借りできるのは働いた日数分のみ)

参考:きらぼし銀行の前給の案内

前給制度による給料の前借りは、緊急を要するような理由も、上司への前借りの相談も不要で、きらぼし銀行の口座を新たに作る必要もありません。

ただし、前給制度があっても、前借りをするお金を用意するのは銀行ではなく企業なので、会社に知られずに前借りすることはできません。

また、1度前借りすると、次のお給料は前借りした分減らされてしまうため、その月の様々な支払いが苦しくなり、さらなる前借りが必要になるかもしれません。

すると毎月常に前借りすることとなり、計画的なお金の使い方が出来なくなってしまう可能性もありますのでご注意ください。

従業員貸付制度

会社が社員に融資する「従業員貸付制度」というものがあります。

これは、社員が金銭トラブルに巻き込まれたり、借金に振り回されて仕事がおろそかになることを避けるために設けられている福利厚生の一種です。

社員が仕事に集中できると収益が伸びるため、従業員貸付制度は会社にとっても社員にとってもメリットがあります。

ただし、従業員貸付制度は労働基準法で設置を義務付けられているものではないので、全ての会社で用意されているわけではありません。

従業員貸付制度を利用するメリットは以下です。

①低金利でお金を借りれる
この従業員貸付制度は、消費者金融や銀行のように貸金業法や銀行法などに基づくものではないため、金利もそれぞれの会社で自由に定めることが出来ます。(出資法で定めている20%の上限は超えないこと)

しかし、会社の従業員貸付制度は、利益を得るためのものではなく、社員を救済し安心して働けるようにするために設けられているものになるため、金利を低くする会社が多くなっています。

たいていは2~4%程度の金利でしょう。

消費者金融や銀行のカードローンでお金を借りると、14~20%程度の金利が付くため、それらと比べるととても低金利ですね。

②金融ブラックでもお金を借りられる
金融機関ではない普通の会社の場合、CICやJICCなどの個人信用情報をチェックすることはできませんので、借入希望者が金融ブラックかどうか確認できません。

金融ブラックの状態で他からお金を借りることが出来ない方でも、従業員貸付制度であれば、お金を借りることができるでしょう。(ただし、会社それぞれ独自の審査基準を満たす必要があります)

③総量規制の対象外
従業員貸付制度は総量規制の対象外となるため、総量規制で定めている「借入額は年収の3分の1を超えないこと」という規制を守る必要はありません。(ただし、会社の審査によっては借りられる額が希望よりも少なくなることもあります)

④返済方法は給料天引きが多い
毎月のお給料から、無理のない程度(1万円~2万円程度)天引きという形で返済になることが多いです。天引きだと、返済し忘れたり、残高不足で引き落とせないということもありませんし、入金する手間も省けます。

基本的には法律で「貸付金があるから働かざるを得ない」と拘束することを禁止しているため、貸付金と給料を相殺してはいけないこととなっているのです。

しかし、以下の条件をクリアした場合、天引きが可能になります。

・貸付制度の規定があること
・福利厚生が目的であること
・返済に関する労使協定があること

働いている会社が、福利厚生目的で規定や協定を作成し貸付制度を行っているのであれば、給料天引きが可能です。

⑤借入上限金額は会社による
借り入れ上限が10万円~50万円程度のところもあれば、住宅購入資金として数千万円単位でお金を貸してくれる会社もあります。

従業員貸付制度の注意点

低金利で利用しやすい従業員貸付制度ですがデメリットもありますので、借り入れする際は以下の点に注意してください。

①中小企業は従業員貸付制度がない場合が多い
中小企業は大手企業に比べると元手が十分ではないため、従業員貸付制度を設けていない場合が多くなります。

②従業員貸付制度でお金を借りれるのは原則正社員
その会社に勤めている人であれば、誰でもお金を借りれるわけではありません。派遣社員や契約社員、アルバイトやパートなどは、従業員貸付制度の対象外になるケースが多いです。

③勤続年数が長くないとお金を借りれない
勤めて間もない段階や3年未満の場合は、従業員貸付制度でお金を借りれないケースが多いです。従業員貸付制度でお金を借りるためには、少なくとも3年以上、できれば5年以上勤めていることが望ましいです。

④希望額全額借りられるわけではない
融資額は会社によって違ってきますが、たいていは「勤続年数3年程度の場合は20万円、10年以上勤めている場合は50万円可能」「一般職は50万円、課長職は100万円」など、勤続年数や借りる人の役職、更にはその人の信用性などをチェックして融資額が決定します。
⑤社内にお金を借りた事実が広まりやすい
従業員貸付制度お金を借りていることは会社から公表されることはありませんが、従業員貸付制度の審査に関わった方が絶対に誰にも話さないとは限りません。

また、契約するための契約書の受け渡しや面談を行うことで、自然とお金を借りたことを社内に知られてしまうこともあります。

消費者金融や銀行は融資のプロですから、「誰にも知られたくない」という顧客の希望に沿って、情報を漏らすことはしませんが、会社は融資のプロではありませんから、どこからか情報が洩れてしまう危険性も十分あるのです。

⑥お金を使う目的が限られる
従業員貸付制度は、その社員を救済するために会社がお金を貸してくれる制度になるため、娯楽やギャンブルのための融資を希望しても、たいていは断られます。

また、そのような融資を申請することで評価が下がり、出世にも影響を及ぼすかもしれません。

どのような目的でなければならないという決まりはありませんが、「緊急を要する正規な理由」ではない限りお金を借りないほうが安全です。

⑦連帯保証人が必要
従業員貸付制度も、借り入れする金額によっては、連帯保証人が必要となる場合もあります。

⑧延滞した時のリスクが大きい
もちろんどこからお金を借りたとしても延滞してはいけないのですが、会社から借り入れた場合は、特に延滞には注意しなければなりません。

返済を滞ることで、信用が落ち、会社での評価や出世にも関わるからです。また、社内に返済を延滞している噂が広まってしまうと、社内でも過ごしづらくなってしまいます。

従業員貸付制度は、延滞してもCIC・JICC・全国銀行信用情報センター等の指定信用情報機関に記載されることはありませんが、会社ならではのリスクがあるので、くれぐれも延滞しないように心がけてください。

⑨退職時は一括返済
早期退職する場合は期限の利益を失うという一文が従業員貸付制度の契約書に記載されているはずです。期限の利益を失うということは、分割返済が出来なくなることを意味します。

そのため、退職時には元金と利息を合わせた金額を一括で支払わなければならないのです。

※退職後も分割返済が可能な場合もあります

従業員貸付制度は低金利で、金融ブラックでも低金利でお金を借りられる嬉しい制度ですが、このように多くのデメリットがあるので、よく検討してから利用しましょう。

また、この従業員貸付制度は低金利ではありますが、今は消費者金融でも「30日間無利息」というサービスを提供しています。

もし1か月以内に返済してしまえるような借り入れであれば、消費者金融からお金を借りることも検討してください。

借金を1本化「おまとめローン」でお金借りる

複数の借り入れを1本化する「おまとめローン」というものがあります。

複数の金融機関から借り入れがある場合、返済日がそれぞれ違ってくるため、1社への返済が終わってもすぐに別の金融機関の返済日がやってきます。

多重債務となっている方は1か月に何度も訪れる返済日に追われ、返済分を用意するためにさらに別の金融機関から借り入れするという負のサイクルに陥ってしまっていることも多いです。

これでは借金は増える一方で、いつまで経っても借金地獄から抜け出すことはできません。

そして、もし返済が出来なくなってしまい、自己破産などの債務整理をすると、個人信用情報にその事実が記載され(ブラックリスト入り)、長期間新たな借り入れが出来なくなってしまいます。

そうなる前におまとめローンを検討してみてはいかがでしょうか?

おまとめローンでお金を借りると様々な金融機関からの借り入れを1本化させることが出来るため、「返済日は月に1回」だけになりますし、「返済額も無理のない金額に設定」することが出来ます。

また、おまとめローンは低金利の商品が多いため、まとめる前よりも利息を軽減させることが出来ますし、1本化させると自分がどれだけの借金を抱えているのか、改めて気づくことができるメリットがあります。

また、消費者金融のおまとめローンも、銀行のおまとめローンも、総量規制の対象外なので、借入額を全てまとめると、年収の3分の1以上になる場合も利用できます。

おまとめローンは、それぞれの金融機関によって名称も内容も異なってきますが、他社の借り入れをまとめて1本化させるという点は一緒です。

また、おまとめローンとして存在しているローンではなくても、おまとめとして活用できるものもあります。

おまとめローンとしてお金を借りることができる商品をタイプ別にいくつか紹介しておきます。

①おまとめ専用ローン

その名の通り「おまとめ」専門のローンになります。複数の借金を1本化して確実な返済を促すための商品ですね。

そのためこのローンを組んだ場合は、カードローンのように借りたり返済したりを繰り返すことは原則できません。

まとめた後は完済を目指して返済を継続していくだけとなります。(場合によって限度額以内であれば、借入が可能とする金融機関もあります)

設定される限度額は、他社からの借り入れの合計額で、融資されたお金は全額、借り入れしている金融機関への返済に充てなければなりません。

・アイフル「おまとめMAX」

限度額 800万円
金利 3.0%~17.5%

 

・東京スター銀行「おまとめローン」

限度額 1000万円
金利 12.5%

 

②フリーローンで借金を1本化

借金を1本化させたい時、使い道が自由のフリーローンをおまとめローンとして利用することもできます。(そのフリーローンによっては、使い道の欄で「おまとめ」という項目が用意されている場合もあります)

フリーローンを利用すると、おまとめ専用ローンとは違い、他社からの借り入れ合計額以上の限度額を借りれる場合もあります。

・イオン銀行フリーローン「イオンアシストプラン」

限度額 700万円
金利 3.8%~13.5%

 

・りそな銀行「プレミアム フリーローン」

限度額 500万円
金利 6.0%

 
※前年の年収400万円以上の方利用可能

③大口融資で借金を1本化

おまとめローン用ではなくても、大口の融資が可能なカードローン等であれば、他社の債務をまとめて1本化させることが出来ます。

・楽天銀行「スーパーローン」

限度額 800万円
金利 1.9%~14.5%

 

おまとめローンの注意点

①金利があまり低くならない場合も
適用金利は他の借り入れ同様、審査によって決定します。

おまとめローンは低金利のもが多いですが、もし返済能力に懸念があれば、金融機関もリスクが上がるため高金利で貸し付けを行うことになるでしょう。

おまとめローンを希望する方は、多重債務で返済能力が低い方が多いため、それまでの金利よりは若干低くなるものの、結局はそれなりの高金利となってしまうケースが多いです。

②おまとめローンは審査が厳しい
おまとめや借り換えローンは審査が甘いと考えられがちですが、通常の借り入れと同様の審査が行われるため、おまとめローンだから審査に通過しやすいということはありません。

さらに、他社からの借り入れが多いほど審査は厳しくなります。多重債務者によっては、おまとめローンよりも債務整理をした方が借金を整理への近道となる場合もあります。

③リスクが高くなる場合も
おまとめローンによっては、担保が必要な場合もありますし、保証人を立てなければならない場合もあります。

万が一返済が出来なくなってしまうと、担保として提供した不動産を奪われることになりますし、保証人を立てた場合は、保証人に迷惑をかけます。

このような保証人や担保が必要なおまとめローンを組む場合はリスクが高いので、慎重に検討してください。

④借金全額をまとめられるわけではない
金利がそれまでよりも低くなったり、返済額が抑えられるなど、債務者にとって有利な条件の場合、総量規制の対象外となり、年収の3分の1以上でも借り入れすることが出来るようになるのですが、おまとめローンを提供している金融機関では「年収と同額まで」や「年収の2分の1まで」など、借り入れ可能な上限金額を決めている所が多いです。

せっかく借金を1本化させようと思って申し込んだのに、借入額の一部しかまとめることが出来なかったというケースもありえます。

⑤返済期間が延びる
借金を1本化させ、毎月無理のない返済額を設定することで負担が減りますが、返済額を抑える分、返済期間が長くなってしまいます。

返済期間が延びるほど利息分は増加してしまい、総支払額が1本化する前よりも増えてしまう可能性もあります。

⑥追加借り入れが出来ない
その商品によって内容は異なりますが、おまとめローン返済中は、新たに他社から借り入れをしないよう定められているものもあります。

そのようなおまとめローンを組んだのに、他社からコッソリお金を借り、バレてしまうと、契約違反とみなされ一括請求されてしまうこともあります。

おまとめローンは、確実に返済する意思がある場合のみ利用したほうが安全です。

⑦おまとめ詐欺などもあるので注意
多重債務となっている場合、借金を何とかしなければという気持ちから、簡単に詐欺や闇金に引っかかってしまうことがあります。

ダイレクトメールや電話の勧誘で「他社から断られた方でも大丈夫」「ブラックでもおまとめできます」などの過剰な宣伝文句には注意しましょう。詐欺や闇金の可能性が高いです。

正規の金融機関では、そのような過剰な宣伝も行っていませんし、全く取引のない方へ勧誘の電話をすることもありません。

【ダメ!】闇金・違法業者からお金借りる

貸金業を行うためには、営業登録を行わなければならないと法律で決められてますので、正規の貸金業者であれば、必ず金融庁の登録を行っています。

利用する貸金業者が聞いたことのない名前だった場合は、必ず以下のサイトから登録の確認を行いましょう。

金融庁 登録情報検索サービス

さらに日本貸金業協会の会員だとより安全なので、以下のサイトからご確認ください。

日本貸金業協会 会員検索

登録情報を検索しても見つからない場合は、闇金や違法業者である可能性が高いので絶対に個人情報を渡したり、お金を借りないでください。

さらに、「ブラックでも大丈夫」「即日高額融資可能」「審査なし」など、魅力的すぎる宣伝文句で勧誘してくる貸金業者は闇金だと思ってください。

しかし、正規の貸金業者の審査に落ちてしまった、他からもお金を借りられないけれど現金を用意しなければならない、という時、このような甘い誘いがあると「少しだけなら」と闇金でお金を借りたくなってしまいますよね。

では、闇金や違法業者からお金を借りてしまったらどうなるのでしょう?闇金の手口について解説します。

①ブラックの人への甘い勧誘
違法な業者は、ダイレクトメール、電話、電柱などの広告で勧誘します。

また、お金に困っている方のリストを手に入れているので、債務整理をした方や、多重債務者など、普通の金融機関でお金を借りることができないブラックリストの方へ、「ブラックでも借りれる」「審査なしで借りれる」など、直接メールや電話で甘い勧誘をしてくることも多いです。

②親切な対応
闇金も最初は親身に相談に乗ってくれるなど良心的な対応をしてくれます。貸付金額も1~10万円程度の少額で「これくらいなら借りてもすぐ返せるかな」「親切だしお金を借りても安全かな」と思わせるのが狙いです。

③違法な高金利貸付で完済させない
少額融資だから大丈夫と1度ヤミ金からお金を借りてしまうと最後です。実は違法な高金利となっているため、あっという間に利息が増え、借金はどんどん膨れ上がっていってしまいます。

早い段階で元金を全額支払ってしまえば、闇金との関係を終わらせることが出来ますが、闇金はなんとかして元金を返済させないよう対策してきます。

④厳しい取り立て
たいてい、借り入れしてから1週間~10日程度で返済期日がやってきます。3~5万円程度だった借入額でも、高額な利息が付いてしまうため、返済は困難になってしまうことが多いでしょう。

たった1週間で利息が1万円つくことも珍しくありません。3万円の借り入れでも、1週間に利息が1万円もついてしまうと、1か月で利息4万円となり、元金を上回ってしまいますね。

このような利息は違法なのですが、返せなくなるとそれまで親切だった闇金の態度が急変し、厳しい取り立てが始まるため、借り入れした方は何とかしてお金を工面して返済しようとしてしまうのです。

⑤個人情報の売却
1度ヤミ金から借り入れした人の個人情報は、他の闇金などに売られる仕組みとなっています。そのため、闇金からの迷惑メールや勧誘の電話などが増えていきます。

違法業者からの厳しい取り立てが続いている中、そのような勧誘の連絡がくると、さらに別の違法業者からお金を借りて、先に借りていた会社への返済に充てる、ということをしてしまいがちです。

⑥違法業者からのさらなる借り入れ
2つ目の貸金業者も闇金ですので、利息はどんどん膨れ上がっていきます。返済に困って、またさらなる違法業者に手を出してしまう・・・という悪循環が始まってしまうのです。

⑦周囲を巻き込んだ取り立て
闇金の取り立てはどんどん厳しいものとなっていきます。勤務先や親兄弟、親戚の方にまで取り立ての連絡がいくこともあるため、精神的にも追い詰められていきます。

このような状況になってしまうと、返すこともできないし、親戚や勤務先にも迷惑をかけ、取り返しのつかないことになってしまいますね。

本来は利息制限法で上限金利は年20%までと決められているため、闇金に20%を超えた利息を請求されても支払う必要はないのです。

しかし、違法の貸金業者であれば、20%を超えた利息を当たり前のように請求してきます。そして、切羽詰まった方は言われるがままに高額な利息を闇金に支払おうとしてしまうのです。

本当にお金に困ってしまい、どこからもお金を借りられない場合、貸してくれる所があればつい手を伸ばしたくなってしまうかもしれませんが、闇金や違法業者は、お金に困っているからこそ手を伸ばしてはいけない存在なのです。

一度利用してしまうと、その後自己破産するしか道が無くなってしまうかもしれません。まずは違法業者にお金を借りる以外で、今の借金を整理する方法がないか、考えてみましょう。

また、お金を借りられる場所を紹介すると騙して高額な紹介料を支払わせる「紹介屋」や、資格がないのに債務整理の勧誘を行い、高額な手数料だけをだまし取り手続きは一切してくれない「整理屋」など、違法業者の手口も年々巧妙になってきています。

返済が困難になり、債務整理をしようと思っても騙される危険性があるため、借金を抱えている方は、様々な勧誘に騙されないよう注意が必要です。

どうしても困った場合は、信頼できる両親に頭を下げてみるのも一つの手段ですし、生活が困難になったとき、生活再建のためのお金を融資してくれる制度(生活福祉資金)を頼ってみてもいいでしょう。

また、債務整理を行う場合は、必ず弁護士や司法書士など資格を持っている方を通して行うことが大切です。

債務整理にもいくつか種類があり、個人再生や自己破産などリスクの高いものだけではなく、過払い金請求や任意整理などもあります。比較的リスクの少ない債務整理であれば、それほど生活に支障を与えずに返済しやすい状況を作れるかもしれません。

【ダメ!】クレジットカード現金化

キャッシング枠が設定されているクレジットカードを持っている場合、そのキャッシング枠を利用してお金を借りることができますが、キャッシング枠には限度額があるのでそれ以上のお金を引き出すことはできません。

いくらショッピング枠が余っていたとしても、ショッピング用として余った枠をキャッシングに利用することはできないのです。

しかし、ショッピング枠で商品を購入し、購入した商品をリサイクルショップなどで売ってしまうと、現金が手に入りますね。

キャッシング枠も使い切ってしまっていて、他からお金を借りることもできないけれど、何とか現金を用意しなければならないという状況の時、このような方法で現金を手にしようと考える方がいます。

この行為を「クレジットカード現金化」と言います。

また、クレジットカード現金化を勧誘する業者もいて、仕組みは以下のようになっています。

①業者からの勧誘に乗ったカード所有者が業者に指定された商品をカードで購入する。
②購入した商品を業者へ渡す。
③業者は、購入した商品の代金から手数料を差し引いて、カード所有者の口座へ振り込む。
④業者は受け取った商品を販売し利益を得る。
⑤カード所有者は一時的に現金を手にする。

この現金化はビジネスとして成り立っているように感じるかもしれませんが、クレジットカード会社に対しては契約違反行為です。

業者側としては限りなく黒に近い取引行為ではあるものの違法ではないため、特別な取り締まりをされることはないのですが、クレジットカードの所有者はカード会社にこの現金化の事実が知られてしまうと違反とみなされ、利用停止や契約解除されるリスクがあるのです。

もちろん、クレジットカード現金化を勧誘する業者はそのリスクを知っていますが、自分には降りかからず、利益を得ることが出来るため、このようなビジネスを行っているのです。

クレジットカードの現金化を行ったカード所有者は、一時的にお金を手にすることができますが、実はデメリットだらけです。

・一時的に現金が手に入るが、手数料をかれるので購入代金よりも少ない金額しかもらえない。
・その後カード会社からやってくる商品代金請求に苦しむ。
・カード会社に現金化がバレると契約解除となり、その後のカード使用不可・一括請求のリスク。

クレジットカード現金化の業者は、闇金と同じように、多重債務となっている方やお金に困っている方等の情報を仕入れて勧誘してきます。

借金を抱えている方は、現金をすぐに用意したいと考えているため、引っかかりやすいからです。

さらにもっと危険なのは、このようなクレジットカード現金化を勧めてくる業者の中には悪徳業者も含まれているということです。

もしも悪徳業者に引っかかってしまうと、依頼されたとおり商品を購入し渡しても、お金が振り込まれないということもあります。

その他、悪徳業者の手法としては、商品代金からあり得ないほどの多額な手数料を差し引いたり、キャンセルしたいと申し出ると、キャンセル料を支払うよう依頼してくる、などがあります。

一度このような悪徳業者に引っかかってしまうと、その個人情報は闇金などに売られ、今度は闇金から連絡が来るようになってしまいます。

そして、もし闇金だと気づかずにお金を借りてしまうと、利息はあっという間に膨れ上がり、首が回らなくなってしまうでしょう。

このように、クレジットカード現金化は、様々な点において、非常にリスクが高い行為なので、絶対にやめましょう。

お金を借りることに関する「よくある質問」

専業主婦はお金を借りることができますか?

安定した収入がない専業主婦でも様々な方法でお金を借りることが可能です。

①専業主婦でも借りれる銀行のカードローン
消費者金融のカードローンと違って、銀行のカードローンは総量規制の対象外なので、配偶者に安定した収入があれば、無職の専業主婦でもお金を借りれます。

また、夫の同意が必要ない銀行カードローンもありますので、、夫に内緒で借り入れしたい方にも向いています。

②専業主婦でも借りれるクレジットカードのキャッシング枠
専業主婦でも申し込めるクレジットカードもありますし、家族カードとして発行してもらうこともできますね。

そのクレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りることもできます。ただし貸金業法の改正で、総量規制が導入されてからは、専業主婦のキャッシングが難しくなって来てしまいました。

総量規制では、「年収の3分の1を超えて借り入れできない」と定めているからです。専業主婦は収入がないため、総量規制の対象内の借り入れは利用することが出来ないのです。
しかし、銀行は総量規制の対象外になるため、銀行系のクレジットカードであれば、キャッシング枠が設定されている場合利用することが出来ます。

銀行系のクレジットカードでも、専業主婦に対しキャッシング枠をつけるのは稀ですが、楽天銀行の楽天カードやイオン銀行のイオンカード、ジャパンネット銀行のネットキャッシングなどであれば、専業主婦でもキャッシング出来る場合があります。

③配偶者貸付
総量規制の対象となってしまう消費者金融でも「配偶者貸付」なら、収入のない専業主婦でもお金を借りることができます。

配偶者貸付というのは、夫婦の収入を合算して、その3分の1まで借り入れできるという制度です。

例えば、夫の年収が450万円で、妻が0円だった場合、夫婦の収入を合算すると450万円になるため、そのうちの3分の1である150万円まで借り入れできるという仕組みです。

もし、夫に100万円の借り入れがあった場合は、妻は50万円までしかお金を借りられませんし、夫が150万円借りてしまうと、妻は借り入れできなくなります。

ただし、「配偶者貸付」でお金を借りるためには、配偶者の同意書や住民票、戸籍抄本などが必要になります。また、50万円を超える借り入れになる場合は夫の収入証明書も必要になります。

夫に隠れてお金を借りることはできませんが、夫も同意の上であれば、専業主婦でもお金をk理ることができるでしょう。

④質屋なら専業主婦でも借りれる!
質屋は、収入がない専業主婦ても利用出来るので、ブランド品や高価な貴金属などがあれば、質入れしてお金を借りてみてもいいでしょう。

アルバイト・パートはお金を借りることができますか?

アルバイトやパート、契約社員や派遣社員などでも、毎月安定した収入があれば、様々な方法で借り入れすることができます。

①消費者金融のカードローン
消費者金融のカードローンは、アルバイトやパートでも申し込み可能です。

特に、アイフルプロミスだと30日間の無利息サービスがあるため、1か月程度の短期借り入れの場合はお得ですね。

ただし、アルバイトやパートは年収が低いので、その分、借り入れ限度額も低く設定されてしまいます。

また、勤続期間が短いと審査に通過しにくい傾向にあります。できればアルバイト・パートの方でも勤続年数が1年以上、最低でも半年以上勤続していることが望ましいです。

②銀行のカードローン
パートやアルバイトの方でも、毎月安定した収入があれば、銀行のカードローンも利用可能です。

消費者金融よりも若干審査が厳しいですが、銀行カードローンの方が消費者金融よりも低金利となっているため、長期的に利用する場合は銀行の方がお得です。

また、銀行カードローンは総量規制の対象外なので、アルバイトやパートなど収入が低い方でも、年収の3分の1以上のお金を借りることが可能です。

もちろん、融資額は審査によって決められるので、必ずしも高額融資が可能になるというわけではありませんが、可能性が広がるのは嬉しいですね。

③クレジットカードのキャッシング枠
アルバイトやパートの方でも、クレジットカードを持っていれば、そのカードのキャッシング枠を利用して即日でお金を借りることが可能です。

未成年・学生はお金を借りることができますか?

20歳を超えている場合、アルバイトなどで定期的な収入があれば、学生でもお金を借りることが比較的簡単です。

ただし、未成年の学生の場合は難しくなります。消費者金融や銀行のカードローンも、20歳以上と定めているところがほとんどだからです。

まれに18歳以上でも可能な学生専門の貸金業者もありますが、親の同意が必要になりますし、審査も厳しくなってしまいます。また、無事に未成年者がお金を借りることができても、10万円程度と限度額も制限されるでしょう。

学生ローン

学生向けの貸金業者の金利は消費者金融並みに高くなっていますが、学費や海外渡航のための費用を借りる場合は低金利が適用されるケースもあります。

・アイシーローン

限度額 50万円
金利 10.0%~20.0%

 

・学生ローン カレッヂ

限度額 50万円
金利 17.0%

 

過去に延滞・債務整理するとお金を借りれない?

過去に延滞や債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)をしてしまうと、その情報は個人信用情報機関に登録されてしまいます。

個人信用情報は様々な金融機関でチェックできるため、ここに良くない情報が記載されている場合、他お金を借りることは難しくなってきます。

しかし、延滞や債務整理をしてしまうと一生どこからもお金を借りられないというわけではありません。ある一定期間を過ぎると個人信用情報からその情報が消えるため、また以前のように金融機関から借り入れすることができるようになります。

登録期間は以下のようになっています。

▼延滞の場合

JICC(消費者金融系) 完済後1年間
CIC(クレジットカード系) 完済後5年間
全銀協(銀行系) 完済後5年間

 

▼債務整理の場合

JICC(消費者金融系) 完済後5年間
CIC(クレジットカード系) 完済後5年間
全銀協(銀行系) 任意整理は完済後5年間、個人再生は完済後10年間、自己破産は完済後10年間

 

ここで注意しなければならないのは「完済後」という点です。

延滞したまま債務が残っていると、いつまでも登録情報は消えることがないので、早くブラック情報を消すためにも早い段階で完済する必要があります。

また、登録情報が消えた後は、信用情報の中身が真っ白になっているため、その真っ白の状態で借り入れ申し込みをすると「過去に何かあったのでは?」と疑われてしまい借り入れの審査に落ちることもあります。

ですので、信用情報が真っ白になったら、審査の緩いクレジットカードを作ったり、携帯電話を分割払いで購入しておくとよいしょう。

延滞・債務整理して間もなくてもお金借りる方法はある

消費者金融や銀行からお金を借りることはできませんが、自宅などにバッグや電化製品、貴金属などあれば、債務整理した人でも質屋でお金を借りることができます。

また、従業員貸付制度を導入している企業に勤めている方なら、信用情報に関係なくお金を借りることが可能なので、勤め先に確認してみてください。

個人事業主はカードローンでお金を借りれますか?

個人事業主の方でも、消費者金融や銀行のカードローンでお金を借りることが可能です。
ただし、個人事業主の場合、収入が不安定なことも多いですね。カードローンは毎月定期的な返済が必要になるため、審査では「収入が多い少ない」よりも、「安定性があるかどうか」の方が重要になります。

また、収入に見合った借入額であることも大切です。

そのため、「年収が多いけれど不安定さがある方」よりも、「年収が少なくても安定している方」の方が審査に通過しやすくなりますし、借り入れ希望額も少ない方が通過する可能性が高まるでしょう。

また、事業のための資金を借りる場合は、通常のカードローンでお金を借りることができない場合もあります。

事業資金を調達したい場合は、カードローンの中でも、「ビジネスカードローン」や「事業者用カードローン」など、自営業の方を対象としたカードローンを選ぶようにしましょう。

・プロミス 自営者カードローン

限度額 300万円
金利 6.3%~17.8%

 

・アイフル 事業サポートカードローン

▼無担保ローン

限度額 500万円
金利 3.0%~18.0%

 

▼不動産担保ローン)

限度額 100万円~2000万円
金利 3.0%~12.0%

 

また、事業者を専門に取り扱っているビジネクストという貸金業者が提供している自営業の方専用のローンもあります。

・ビジネクストの事業者ローン

限度額 最大1000万円
金利 8.0%~18.0%

 

また、クレジットカード会社で取り扱っているカードローンには、自営業の方でも申し込み可能のものがありますし、さらに個人事業主向けのローンもあるため、事業性資金として借り入れしたい場合も便利です。

・オリックスVIPローンカードビジネス

限度額 最高500万円
金利 6.0%~17.8%

 

・オリコのCREST for Biz

限度額 最高300万円
金利 6.0%~18.0%

 

・セゾンファンデックス カードローン(個人事業主専用)

限度額 500万円
金利 6.5%~17.8%

 

個人事業主は公的融資制度でもお金を借りれます

ビジネスローンやカードローンは即日融資可能で手軽にお金を借りられる点がメリットですが、高金利ですよね。利息が気になる方は、日本政策金融公庫が行っている公的融資制度を利用してもいいでしょう。

資金使途が事業資金である場合も、低金利で無担保無保証で借りられるものが多いため、カードローンを利用するよりもお得になります。

ただし、必要書類が多く審査にも時間がかかるため、少し手続きが面倒と感じるかもしれません。急いでいる場合は、余裕を持った申し込みが必要です。

年金を担保にお金を借りることができますか?

基本的には、年金を担保に融資する行為は国民年金法で禁止されています。しかし、以下の2つの団体が行う融資は国に認められています。

・独立行政法人福祉医療機構
・日本政策金融公庫

独立行政法人福祉医療機構では、サラリーマンや自営業の方が受け取る年金を担保とした「年金担保貸付事業」を、日本政策金融公庫では、公務員共済や共済組合が支給する厚生年金を担保とした「恩給・共済年金担保融資」を行っています。

ここでは、一般的な年金担保融資となる、独立行政法人福祉医療機構の年金担保貸付事業について解説します。

年金担保貸付の担保となる年金は、今まで受け取ったものではなく、これから支給されるものとなります。そのため、年金の前借りの様な仕組みと考えるといいでしょう。

カードローンのように限度額内で借りたり返したりを繰り返すことはできませんし、審査にも時間かかりますが(申し込んでから融資まで約1か月)、年金を受給している年齢だと消費者金融などからお金を借りるのが難しいため、高齢の方でも借りられるこのような制度があると助かりますね。

各銀行には年金担保貸し付けの申し込み用紙が用意されているので、利用希望の方は、必要書類(銀行にある申込書、年金証書、年金振込通知書、実印、印鑑証明書、本人確認書類、等)を持って年金を受け取っている銀行で手続きをしましょう。

この場合、必ず本人が申し込み、本人が手続きをする必要があります。

※ゆうちょ銀行、労働金庫、農業協同組合では年金担保貸し付けの手続きができません。これらの金融機関が窓口となっている場合は、年金の受取口座を変更する必要があります。

年金担保貸付制度の詳しい内容は、以下のようになっています。

<担保となる年金>
・厚生年金
・国民年金
・船員保険年金
・労働者災害補償保険年金

※ただし、年金の支給が停止している場合や生活保護を受けている方は、この貸付け制度を利用することはできません。

<金利>※平成29年9月1日現在
年金担保の場合・・・年2.1%
労災年金担保の場合・・・年1.4%

金利情報はコチラ

<限度額>
以下の3つの要件を全て満たす金額が限度額となります。そのため、資金使途や年金の受給額によっても、限度額は違ってきます。

・200万円以下(生活必需品の購入のための場合は、80万円以下)
・受給している年金の年額の0.8倍まで
・1回あたりの返済額の15倍以内

<資金使途>
・保険、医療費
・介護、福祉費
・住宅修繕費等
・教育費
・冠婚葬祭費
・事業維持費
・債務一括整理費
・生活必需品の購入費

等の目的であることが望ましいです。娯楽やギャンブルなどへの使用を目的とした年金担保融資は受け付けてもらえません。また、使い道を証明する書類が必要になるため、嘘の目的を記入することもできません。

<連帯保証人>
この年金担保貸し付け制度でお金を借りるためには、連帯保証人が必要になります。

もし連帯保証人を見つけることが出来ない場合は、信用保証制度を利用することもできますが、有料(年1.82%)となります。

<返済方法>
返済額の下限・・・1万円
返済額の上限・・・1回の年金受給額の3分の1

この範囲内の返済額が、受給される年金から差し引かれることになります。

年金融資の案内 

年金担保貸付事業・労災年金担保貸付事業 取扱変更内容 

ただし、年金を担保に借り入れしてしまうと、生活資金として入ってくる予定の年金が減ってしまうため、その後生活が苦しくなり、生活保護を受けることになってしまう方も多いというのが現状です。

また、自己破産をしても年金担保貸付の免責は消えないため、一度お金を借りると完済するまで年金から天引きされ続けます。

このような免除や免責がない例外的な融資となるため、今は段階的な見直しを行いながら継続していますが、今後、年金担保貸付制度は廃止される予定となっています。

生活福祉金貸付制度の方が低金利で良心的な制度になるため、高齢の方でお金を借りたい方は、先に生活福祉金貸付制度の利用を検討してみた方がいいでしょう。

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