消費者金融が金利0円サービスを行う理由・目的


消費者金融が金利0円サービスを行う理由・目的
消費者金融の無利息サービスを利用すると、金利負担0円でキャッシングできます。一定の期間が設けられていることがほとんどですが、利用する私たちにとっては非常に助かるサービスです。

ふと疑問に感じるのは、どうして消費者金融がこんなサービスをしているのかということ。何の対価も払わずにキャッシングできると聞くと、どうも疑ってしまいます。

ここでは、無利息サービスを行っている理由と利用する際の注意点を紹介します。対象サービスの利用を考えている方は、ご一読頂ければと思います。


 

消費者金融が金利0円サービスを行う本当の狙い

貸金業者は、利息を払ってもらうことで収益をあげています。無利息で貸すということは、その貸し付けからは利益があがらないということ。どうして会社が損するようなサービスを提供しているのでしょうか。理由として考えられることは、下記3つです。

1.繰り返し使ってもらって利益をあげる

無利息キャッシングの多くは、契約日もしくは初回利用日を起点として、一定期間の金利負担がなくなります。

指定の期間を過ぎたら、通常通りの金利になるところが貸金業者にとってのポイント。無利息期間を過ぎた後も継続して利用してもらうことで、使ったコストの分も含めて収益をあげようと試みます。

契約者自身は一回限りの利用と考えていても、ローンカードを持っている限りは使ってもらえる見込みがたちます。商売をしていく上で、見込み顧客が多いに超したことはありません。

少しでも利益をあげられる体制を整えるため、無利息期間をエサにしてお客さんを集める狙いがあると考えられます。

2.キャッシングをはじめて利用する人の為のお試しシステム

キャッシングをしたことがない方にとって、利息を払うという行為だけで大きな負担を感じます。金利がかかると聞くと、お給料日待ってという気持ちになるものです。

キャッシング人口が増えないと、貸金業者は先細りです。そこで無利息システムを取り入れて、最初の心理的な障壁を取り除きます。一度使うまでは抵抗が強かった方も、体験すると安心するはず。

だんだんキャッシングの利用に慣れてきて、頻度があがれば儲け物です。消費者金融と聞くだけで嫌悪感がある方もまだまだ多いと思います。無利息期間は、計画的に使って返していけばこわいものではないことを体感してもらうお試しシステムと言えるでしょう。

3.他の金融会社との差別化をはかるため

無利息期間がある金融会社の多くは消費者金融。銀行のカードローンと比較すると、どうしても通常利息が高くなります。全く同じ条件なら、より有利に借入れできる会社に見劣りするのは当然です。

差別化をはかるために取り入れたサービス金利0円サービス。「無料」というインパクトでお客様の心をつかみ、競争に負けないようにしています。どんな業界でも、サービス競争は行われるもの。キャッシング会社も、例外ではありません。利息0円サービスは、競争の末にたどりついた苦肉の策と考えてください。

いずれにしても、よく名前を聞く会社の金利0円サービスは、きちんと理由があって行っています。消費者を騙して契約させようというわけではありません。

上手に活用すれば、非常に便利なサービスと言えるでしょう。利用者本位のサービスを行っている会社を毛嫌いしないで、お得なキャッシングをしてください。


 

金利0円サービスを利用するときの注意点

安心したところで早速契約と考えている方、おまちください。利用前に知っておきたい注意点3つをピックアップしてまとめました。申し込み前に目を通して、失敗しないキャッシングを目指しましょう。

1.無利息ねらいで複数社に申し込みをしない

繰り返しになりますが、多くの会社の無利息期間は初回のみの適用です。そこで考えつくのは、無利息期間だけをねらって負担なくキャッシングを使い続けることはできないかということ。

まずプロミスで契約して30日間無利息で借り入れ・次回はレイクに申し込みをして無利息期間を使う・また期間が過ぎてしまったら今度はアコムと契約するという具合です。

ネット上では、利息0円でキャッシングし続けるマネー術として紹介しているサイトも散見されます。

理論としては可能ですが、個人的にはおすすめできない借り方。キャッシング会社に申し込みをした事実は、記録として残ります。

どこも一回限りの利用で申し込みを繰り返している履歴が残れば、信用情報に悪影響が出かねません。住宅ローンなどまとまったお金が必要なときに、借りられないリスクも懸念されます。どうしても無利息にこだわるなら、何度でも0円サービスがある「ノーローン」がおすすめです。

少しのお金を節約したいあまりに、人生設計が狂ってしまったら、泣ききれません。将来的なリスクまで考慮した慎重な選択をしてください。


 

2.利息0円でも計画的な利用をする

利息がかからないと聞くと、気が大きくなってしまう方がいます。金利はかからなくても元金の返済は必要なので、使いすぎれば後の生活に響きます。期間内に返済できないとなると、通常利息に加えて遅延損害金がかかります。

遅延日数が長くなるほど利息が膨らむので、驚くほどの金額になることも。一社の返済をするために新しい貸金業者と契約する自転車操業に陥ると、どんどん事態は悪化します。借金に苦しむ生活にならないためには、返済能力を超えた利用をしないこと。頻度と金額を決めて、計画的に使いましょう。

3.金利0円が終わった後まで考慮して契約する

消費者金融や銀行が設定する金利水準は、一定ではありません。各社それぞれ基準を設けて、利息水準を定めています。無利息サービスはないものの、低金利が自慢という商品もたくさんあります。

たとえば、イオン銀行カードローンBIG。実質年率3.8%〜13.8%で利用できます。住信SBIネット銀行 MR.カードローンにいたっては、実質年率1.99%〜7.99%。プロミスの実質年率4.5%~17.8%と比べると、かなり有利な水準と分かります。

初回以降も定期的に利用すると考えると、低金利で利用できる可能性が高い会社に申し込みをしたほうが少ない総返済額ですむ可能性が高いと言えます。

とにかく今なるべく有利な条件でお金を融通してほしいのか・将来的まで考慮して納得できる選択をするのかは、個人の判断によるものです。耳あたりが良い広告文句に惑わされず、後悔のない利用をしてください。

注意点さえ守って利用すれば、本当に利息負担なく借入れできます。業者にとっても利用者にもメリットがある便利なキャッシングシステムです。

自分にとって得するシステムと感じた方は、0円サービスを行っている会社を探して、申し込みをしてみてください。

※金利0円サービスを行っている消費者金融は以下のサイトに詳しく記載されています。
お金を借りる22の方法
Money Learningには、即日でお金を借りられるところや、金利0円サービスがある消費者金融などの紹介をはじめ、お金を借りる際の基礎知識が豊富に記載されていますので、借入先をお探しの方は是非ご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加