ノーローンの無利息キャッシングは本当にお得?


ノーローンは、何度でも使える無利息期間が有名なキャッシングです。お金を借りても利息をはらわなくていいと聞けば、手放しで飛びつきたくなると思います。

少し考えてほしいのは、ノーローンは本当に他社よりおとくなキャッシングかどうか。無利息だけを魅力と考え契約すると、後悔する羽目になるかもしれません。

ここでは、無利息期間サービスをはじめとする各種条件を他社と比較してまとめています。どこよりも詳しいノーローンの基本情報、新規契約をする前に必ず目を通してみてください。


 

ノーローンってどんな金融会社?

ノーローンは、SBI新生銀行グループに属する消費者金融です。大株主は、新生ファイナンシャルサービス。満20歳~満69歳の安定した収入がある人に対して、無担保・保証人無しでお金を貸します。

銀行グループ傘下にあるものの、結局は消費者金融です。貸金業法が定める、総量規制のルールのもとに運営します。

法の規制で年収の3分の1までしかお金を借りることはできないので、全くの無収入という人は契約不可。専業主婦やアルバイトをしていない学生の利用は、難しいと言わざるを得ません。

ノーローンの何度でも無利息キャッシング詳細との注意点

何度でも1週間無利息は、初回と完済した翌月の利用分に無利息期間が適用されるサービスです。お金を借りた日の翌日から起算して7日以内に返済すれば、利息は全くかかりません。

少し分かりにくいので、具体的な例で見てみましょう。無利息にな取引は、以下のような場合です。

無利息でキャッシングできる例

月曜に3万円借入れ→翌週月曜に3万円全額を返済
月曜に3万円借入れ→同じ週の金曜に1万円・翌週月曜に2万円返済
月曜に1万円借入れ→水曜に2万円追加借入れ→翌週月曜に3万円全額を返済

最後の例のように追加借入れした場合も、初回のキャッシングから起算して7日以内に返していれば無利息です。一方で、以下のような例は利息がかかってしまいます。

利息が発生するキャッシングの例

月曜に3万円借入れ→10日後に3万円を返済

3万円に対して、3日分の利息がかかります。かかる利息のパーセンテージは、当初契約時に教えてもらえる貸付利率です。無利息期間をすぎているからといって、遅延利息がかかるわけではありません。

月曜に1万円借入れ→翌週月曜に1万円返済→同日3万円借入れ→翌日返済

無利息期間が使えるのは、月に1度。完済していたとしても、同じ月の中で追加借入れした場合には、通常利息がかかります。少しでも支払い利息が少なくなるよう、計画的に利用・返済をするといいでしょう。


 

ノーローンの通常金利・限度額・借入・返済方法を他社と比較

細かなスペック情報を、他社と比較して見てみましょう。

ノーローンの通常金利を比較

ノーローンの利息水準は、4.9%~18.0%。個人の状況に応じて、この範囲から条件が決まります。

参考までに他の消費者金融を見てみると、

レイク4.5%~18.0%
プロミス4.5%~17.8%
アコム3.0%~18.0%
SMBCモビット3.0%~18.0%

上限金利は、他金融社と遜色ない水準であることが分かります。下限金利は、他社より高めの水準です。

下限金利が高めということで、なるべく低金利でと考えている方は、二の足を踏んでしまうかもしれません。実際のところ、はじめて契約する場合には、ほぼ上限金利近くの数字からスタートします。

返済実績を重ねると優遇されるケースもありますが、大分先のお話です。無利息期間を利用すれば、他社より利息が少なくてすむケースも多々あるはず。総合的に考えると、金利を気にして選ぶ方にとっても有利になる可能性があります。

ノーローンを限度額で比較

ノーローンの限度額は、300万円。プロミスやアコムより低く設定されています。ちなみに、銀行のカードローンだと1000万円までお金を借りることができるところもあります。

足りないときに少しだけと考えている方にとっては十分なスペックですが、おまとめには向かないかもしれません。300万円を超える高額融資を希望するなら、他金融社を検討してください。

ノーローンを借入方法で比較

インターネットからの口座振込・提携ATM・電話で振込依頼と3つの方法があります。他社と比較したときに強みになるのは、楽天銀行口座を持っている人限定でリアルタイム反映ができること。土日・祝日を含めて、24時間口座にお金が入ります。

ここで、以外と盲点になるのが、楽天銀行ATMから現金を引き出すとき。セブン銀行・イオン銀行なら216円・ローソン・イーネットなら270円かかります。ノーローンに限ったことではないものの、オンライン口座にお金が入った後に使うには引き出しが必要であることを頭の片隅においておくといいでしょう。


 

ノーローンを返済方法で比較

返済方法で特徴的なのは、Pay-easy(ペイジー)が使えること。指定金融機関のネット口座を持っていれば、いつでも返済が可能です。リアルタイム返済を使うには、会員ページから口座登録が必要。契約したらすぐ、手続きをすませておくと便利です。

他の手段としては、提携ATM・振込・自動引落。自動引落を使う場合は、毎月6日26日に処理されます。希望する方は、コールセンターに連絡くださいとのこと。返済をつい忘れてしまうという方は、利用を検討するといいでしょう。

ノーローンの即時振込サービス利用方法

急ぎの方のために、即時振込サービスが用意されています。基本的な流れは、以下の通りです。

1.インターネット経由で申し込みます。公式サイトにアクセスして、基本情報を入力しましょう。
2.メールで審査結果が届きます。
3.メール内の詳細ページで「即日振込サービスを利用」を選択しましょう。
4.希望金額や振込先を入力して、反映を待ちます。

審査のデッドラインは、平日12:30。それ以降になると、翌営業日の取り扱いになります。楽天銀行に口座があれば、平日17:00までに完了で大丈夫です。

では、土日・祝日にお金がほしい方はどうすればいいのでしょう。実は、最寄りにレイク自動契約機があれば手続きできます。平日以外の入り用のために、レイク自動契約機を使って申し込みをする方法を見ていきます。

土日の即日融資ならレイク自動契約機から申し込み

ノーローンとレイクは、同じSBI新生銀行グループに属しています。ノーローン独自の契約機はないので、レイクのマシンを使って手続きします。申し込みから借入れまでの流れは、以下の通りです。

1.レイク自動契約コーナーに出向きます。最初の画面で「ノーローン」を選択して、必要事項を入力しましょう。
2.入力情報をもとに審査があります。審査結果・限度額を聞いて、本契約へと進みましょう。
3.契約書の確認が終われば、すぐにカードが発行されます。

自動契約機の営業時間は、8:45~21:00。第三日曜日だけは、19:00で閉店です。即日融資を希望する場合、20:30までに店舗に出向き、キャッシングの申し込みをすませる必要があるとのこと。振込融資と比較して、随分時間的な猶予があります。

自動契約機に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、周りからは見えない作りです。音が漏れることはなく、プライバシーへの配慮は万全。中で分からないことがあった時には、備え付けの電話で質問できます。今すぐお金が必要なら、まず行動を起こすこと。自分を変えて、状況を打破しましょう。

ここまでの情報をトータルすると、ノーローンはこんなあなたにおすすめです。

・楽天銀行ユーザーである
・月末の数日だけお金を借りたい
・土日に即日融資をしたい

逆に、こんなあなたにおすすめすることはできません。

・まとまった金額を借りて債務の一本化を考えている
・専業主婦だが夫に内緒でキャッシングしたい

キャッシング選びは、自分に合った商品を選択することが何より大切。失敗しない借入れで、家計のピンチを乗り切りましょう。

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