他社借入れがあるとキャッシング審査は通らない?何社までOK?


他社借入れがあるとキャッシング審査は通らない?何社までOK?
キャッシングの申込をする場合、必ず他社借り入れ情報を聞かれます。質問項目を見ただけで、借り入れがあると審査に通らないのではと不安を感じる方もいるでしょう。

ここでは、他社の借り入れがある場合はキャッシング審査に通らないのか?2社だったらOK?3社では?などなど、併せて、よくある質問の一つ、他社の借り入れ状況を隠すことはできるのか?にお答えします。

正しい知識を知った上でキャッシング審査に臨めば安心です。借り入れが難しいと分かったら、別の手だてを考えることもできます。客観的に自分の状況を見つめ直し、戦略的に行動しましょう。


 

他社借入があっても審査通過は可能です

すでに何社かのキャッシングを利用している人でも、審査通過できる見込みがあります。以下2つの条件をクリアしていることを確認した上、申込に進んでください。

1.他社借入れ件数がが3社未満

一般的に審査通過が難しくなると言われるのは、4社からです。持っているカードの枚数が3枚までなら、審査に通る見込みがあります。

すでに限度枚数に達しているなら、おまとめローンを利用して枚数を減らすこと。1社に借り入れをまとめた上で、他のカードを検討すると審査通過率があがります。

注意してほしいのは、他の会社に借りないことを条件として、おまとめローンを認める金融会社もあること。他社利用が前提なら、他社の制限がないことを事前に確認しておきましょう。

なお、4枚カードがあったら、100%審査に通らないという訳ではありません。年収が高い・公務員など信用度が高い職業についているなど、評価にプラスの内容が多ければ、保有枚数に関係なく審査通過できるケースがあります。

逆に借入件数が2社でも1社でも、融資を断られるケースはもちろんあります。


 

2.借入れ残高総額が総量規制の範囲内

すでに借り入れしているカード全てを合わせたとき、年収の3分の1以内におさまれば見込みがあると考えられます。年収300万円の方なら100万円がデッドライン、それ以下なら希望はあるという計算です。

ただ、これはあくまで一般論。よほど高収入の方以外は、残りの借り入れ枠がギリギリだと難しいと考えましょう。たとえば、100万円には達していないけど借入残高90万円。残りの枠は、10万円ということになります。

これでは、キャッシング会社に旨味がないと言わざるを得ません。残高が総量規制を超えないことは絶対条件、枠に余裕を持たせるほど審査通過率があがると考えるのが妥当でしょう。

嘘をついてもバレる!他社借り入れは正直に申告

ここまで読んで、他社状況をごまかせないかと考えてしまう方もいるでしょう。残念ながら、それは難しいと言わざるを得ません。虚偽記載をしたところで、印象を害するだけです。

消費者金融へ申込をしたりお金を借りたりすると、個人信用情報機関に記録されます。審査の際には、このデータと申告内容の照らし合わせを行うのが恒例。内容に不一致があれば、すぐに気付かれてしまいます。

少しの差ならまだしも、明らかに金額が異なれば、信用できないと判断されるのは当然のこと。借金の事実を隠して借り入れをしようとする人と取引したいと考える金融会社はありません。

借入残高や借り入れ件数が明らかに少ない場合も、同様です。悪意がない程度でも、自分がいくら借りているのかを把握できていないのは大きな問題。お金をきちんと管理出来ない人とみなされて、信用度合いが下がります。

他社借り入れ状況の質問は、個人の誠実さを計る物差しとも言えるものです。正しく申告することが、キャッシング審査通過のための最低条件。申込みをする前には、状況の棚卸しを兼ね残高の総確認をおすすめします。


 

他社借り入れに含む借金・含まれない借金

では、どんな借入れが他社借り入れに含まれるのでしょう。同じ借金でも、計算に入れるべきもの・除外していいものがあります。キャッシング会社によって細かな違いはありますが、一般的な区分を見てみましょう。

他社借り入れに含む借金

消費者金融のキャッシング、銀行のカードローン、クレジットカード(リボ払・分割払) 、学資ローン、ブライダルローン。

他社借り入れに含まれない借金

自動車ローン、住宅ローン、クレジットカード(一括払) 、奨学金、不動産担保ローン。

同業他社の借り入れはもちろん、クレジットカードの支払いも含まれます。大まかには、担保無しでお金を借りている場合に合算対象と覚えておけば大丈夫です。

一括払いのクレジットカードは、例外とされています。担保がない借り入れでも、奨学金は対象外となるケースがほとんど。ただ、返済がおくれていると、信用情報にマイナスになることがあります。

判断に迷ったときには、必ずキャッシング会社に確認すること。自己判断で含む・含まれないを決めるのは、危険です。

問い合わせをすることは、正しい申告をしようとしている証明にも。お金を借りるという行為を簡単に考えず、誠実な気持ちで臨みましょう。

繰り返しになりますが、2社でも3社など他社借り入れがあっても審査に通る可能性はあります。もちろん4社でも個人個人の状況になってキャッシング審査には通る可能性はあります。

逆に他社借入が1社もないにも関わらずに審査に落ちてしまうこともあります。

条件をクリアしているにも関わらず審査落ちしてしまった場合は、申告内容を見直すこと。忘れている借り入れがないか・利用会社の件数は正しいかを確認します。

お金に困っているときほど、動揺して冷静な判断ができなくなります。ひと呼吸おき、落ち着いて行動する癖をつけてください。

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