キャッシングの主な審査項目5つ


キャッシングの主な審査項目5つ
キャッシング会社は、安心して貸すことができる相手かを審査します。回収できる見込みが少ない人に、お金を貸す金融業社はありません。

理屈は分かっていても、どうしてもお金が必要なときの待機時間は非常に長く感じるもの。少しでも早く審査結果を知りたいと感じるのが人間です。

そんなあなたの参考に、キャッシング会社の審査で見られやすい5つのポイントを紹介します。絶対に安心という基準は分からなくても、基礎知識を知っていることが有利になるケースもあります。


 

キャッシング審査項目1.安定した収入があるかどうか

まずキャッシングの審査で絶対に見られるのは、安定した収入見込みがあるかです。年収・勤務先・職種・年齢・勤続期間などから総合的に判断されます。年収が高いことより、安定性があることがポイント。2年前は300万・去年は1000万・今年は0というよりも、毎年300万という人の方が審査に通りやすい傾向が見られます。

今後も安定した収入を得られる確立が高い職業は、公共団体・大手会社の職員。自営業よりサラリーマンがキャッシングの審査に通りやすいと言われる理由は、ここにあります。

年齢は、定年が近い人の借り入れを防ぐために必要な情報。貸してすぐに退職、という事態を避けるために聞き出します。

また、どんなに良い会社に勤めていても、やめてしまっては同じです。職業を転々している人に対して、すぐにまたやめてしまうことを懸念するのは通常の思考。

勤続年数が短いと、安定見込みは下がります。一般的には、勤続1年以上が望ましいと言われるゆえんです。


 

キャッシング審査項目2.追加で貸しても法律の制限範囲におさまるか

近年加わった重要なチェック項目が総量規制。他社と合わせて計算したとき、消費者金融などでは、年収の3分の1以上の借り入れはしてはいけないことになりました。

たとえば、年収300万の方で考えると、アコムで120万・プロミスに100万の残額があったとしたら、新たに100万の希望は通らないということです。

この法律ができたのは、2010年。それ以前は、年収が高い人ならば2分の1近くまで借り入れしているケースも見られたようです。

今は、年収がいくら高くても総量規制の制限が絶対。すでに該当額以上の借り入れがある場合は、審査落ち覚悟が妥当です。

ちなみに、総量規制対象となるのは、貸金業者からの借入れだけ。銀行など対象外のカードローンを利用する手もあります。客観的に考えて、審査に通る可能性が低いとしたら早めに他の手段を検討しましょう。

<参考>プロミス 審査落ちの原因は?審査基準・審査時間などを解説

キャッシング審査項目3.ブラック情報・複数社の同時申込はない?

クレジットカードを利用した記録は、信用情報機関に蓄積されます。他社の返済が遅れていたり短期間での申込が目立ったりすると、要注意と判断されます。

複数社の同時申込みが嫌煙されるのは、自転車操業を防ぐため。「一社に返済するために他の会社に借りて」を繰り返していけば、状況は悪化する一方です。

最終的に総量規制にかかってしまうと、返済が滞る可能性が高いと言えます。

消費者金融が大手フィナンシャルグループに加わる時代、リスク管理の意識が強まっています。自分では安全ネットのつもりとは言え、2社以上の同時申込はかえってマイナス。審査結果をじっと待つ、忍耐力が必要でしょう。


 

キャッシング審査項目4.持ち家・家族の有無を確かめて夜逃げ防止

持ち家・家族構成も、意外と見られるキャッシング審査項目の一つです。家族にバレたくない場合でも、同居人の項目は漏れなくきちんと記載しましょう。

家庭を持ち、自分の城を構えているということは、逃げが許されない状況の裏付けです。借り入れをした後に、音信不通になったり無断で転居してしまったり。いわゆる夜逃げに走るリスクが少ないと判断され、審査に有利に働きます。

賃貸住まいの単身者はやや心外と感じるかもしれませんが、消費者金融が参考にしているのは過去に取引した顧客のデータ。同じような属性の人がいい加減な態度をとっていれば、審査にマイナスに響きます。

自分は違うと言い張っても、確率論。膨大な顧客を扱うがゆえに、避けられない実情です。

キャッシング審査項目5.店頭・電話での対応が著しく悪くないこと

キャッシングの審査は、申込み時に申告した内容をもとに判断するのが基本です。情報をシステムに入力の上、融資可否と限度額を決定します。

ところが、システムの上では融資可能と出ていても、著しく態度が悪いと借り入れできないケースがあるのには注意が必要。

具体的には、キャッシングの審査が遅いと罵声を浴びせたり挙動不審だったりするとマイナスに働きます。

緊急事態になったときには、どんな人でもうろたえます。とげがない言葉を使っているつもりでも、相手から見てどうかは分かりません。自分の態度が原因で不安な時間を長引かせることがないように、節度ある対応を意識しましょう。

5つのキャッシング審査のポイントを見てきましたが、金融会社によって重視する視点は異なります。

一社がだめでも、他の会社で通過できるケースがあるということです。審査を待っている時間が不安なら、第二候補・第三候補の準備をするのが賢明。(短期間にたくさんの金融会社に申込みすぎるのもマイナスです)

書類関係と必要情報を整理して、残念な結果になった場合もすぐに再チャレンジできる道筋を作っておきます。

繰り返しになりますが、この時に先走っての申込はやめましょう。一社の結果を待ってから、次の会社の手続きを行います。

最後に、念のための注意点を一つ。申込書の記載がいい加減だと、正確な審査ができません。

条件面での問題が見当たらないにも関わらずキャッシングの審査に落ちてしまった方は、全ての項目を埋めたか見直しましょう。急いでいるときほど、簡単なミスをしてしまいます。FAX・郵送で申込をする場合はとくに、気をつけるようにしてください。

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