今回はIllustratorでの余白のとりかたになります。
単純に余白をとるだけならとても簡単です。
元の紙(アートボード)の大きさをA4として5センチの余白をとるとします。
すると、A4より周り5センチずつ小さいサイズの長方形を作り、中心に配置するだけです。
A4の210-100mm/297-100mmなので110×197の長方形ですね。
これでできました(笑)
これだけだとそんなの記事見なくてもわかる!と怒られそうなので、いくつか別の方法も教えましょう。
ガイドについて
左と上に定規がでている状態にしてください。CommandRもしくは、「表示→定規→定規を表示」をします。左側と上側に定規がでてきましたか?
定規部分をドラッグしてキャンバス上に乗せてみましょう。
なにやら(おそらく水色の)直線がでてきましたね。
これはガイド線です。このガイド線を先ほどの長方形上に合わせて引いておけば、余白がよりわかりやすくなります。
ガイド線ができたので長方形は消去してOKです。快適に作業できますね。
「表示→ガイド→ガイドをロック」にチェックをいれておけばガイドが動くことはないです。
逆にちょっとずれた位置にガイドがついちゃった!という場合はロックを外して、「選択ツール」「ダイレクト選択ツール」を使用してガイドを持って移動させて調整できます。
ガイドは「表示→ガイド→ガイドを消去」で消すことができます。
ガイドが残ったままでも「印刷では出ません」ので、消去しなくても問題はありません。
ガイドを一時的に隠して(見えなくして)仕上がりを確認したい、という場合はCommand;「表示→ガイド→ガイドを隠す」をすればOKです。「表示→ガイド→ガイドを表示」で戻ります。
定規機能
この定規機能はただガイドを出すだけではありません。もちろん、定規としても使えます。アートボードに合わせてちゃんと定規になっています。
定規の数字を見ながら5センチのところに合わせてガイドを引いていけば、そこが5センチ余白線になります。
例えば、余白を取るだけではなく、端から5センチずつの位置に■(オブジェクトは数字でもイラストでもなんでも良いですが、今回は赤い四角(■)とします)を置いて欲しい。と依頼があった場合。
ガイドとガイドが重なった部分に■を置けばOKですね。
■を置く場合。定規では正確に合いにくい場合があります。
ガイドがぴったり合わない...数ミリ単位で5センチからずれてしまう...というときがあります。
その場合は「移動」を使いましょう。
まず、A4の端に合わせて■をおきます。
端に合わせる際は「表示→スマートガイド」にチェックがが入っていると合わせやすいです。
Illustratorが自動で中心や交差している部分を教えてくれます。
■を選択したまま「オブジェクト→変形→移動」を選択。
「水平方向:50mm/垂直方向:50mm」と打ち込みOKとします。すると、端から5センチの位置に■が移動します。
右上の端に■を置いた場合はどうでしょう。「水平方向:-50mm/垂直方向:50mm」と、マイナス、とすればいいですね!
そして、■の中心を結べばそこは余白の内部になります。
もうひとつ、私独自のやりかたを紹介します。定規で計算するのが面倒な場合、こちらのほうが早いかなぁ、と思います。
長方形ツールを選択し、キャンバス上でクリックします。すると、オプションで幅と高さを入力する画面がでてきますね。
そこに50mm/50mmと打ち込み、OKとします。5センチ×5センチの正方形をつくります。
それを四隅に置きます。その内側の角が外から5センチというわけですね!
角を結んだガイドを引くか長方形を書いておけば5センチの余白がとれますね。
■を配置する場合、角の位置に■を置いて、元の5センチの正方形は消去してしまいましょう。
これでばっちりですね!ここから何センチの位置に○○を置いて欲しい、周りの余白を何センチ取って欲しい。
こういった要望はこの記事をみればすぐに解決できそうですね。
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