ビューカードはキャッシング枠でお金を借りれない?


ビューカードは、JR東日本を親会社に持つカード会社です。スイカを軸とした金融サービスを展開しています。交通系クレジットカードとしては、非常にメジャーな部類。関東圏にお住まいなら、利用中の方も多いでしょう。

ここでは、キャッシング目的でビューカードを考えている方のための注意点を紹介します。利用前に目を通して、マネーライフに役立ててください。


 

新規契約してもビューカードのキャッシングは使えない

まずはっきりさせておきたいのは、新規契約してもビューカードのキャッシング枠は利用できないこと。サービスを提供しているのは、2009年3月31日までに申し込みをした人限定です。

それより前に申し込みをしていても、今現在利用限度額がゼロならキャッシングの設定は不可。すでに何度か利用していて今後も継続して使いたいという方だけが使えるサービスと考えてください。

ビューカード既存ユーザー対象のキャッシング条件を把握

もともとあったビューカードのキャッシングサービスは、どんな条件だったのでしょう。利用限度額1万円から30万円・実質年率18%の金利です。返済方法は、翌々月の一括払いもしくがリボ払い。ごく平均的なクレジットカードのキャッシング同程度のスペックです。

便利だったところをあげるとすれば、駅中でキャッシングができたこと。ホームでよく見るVIEW ALTTEマシンから現金が引き出せます。年中無休で営業しているので、通勤途中や帰宅の際の現金調達に便利。わざわざ遠くのコンビニまで行く必要がなく、仕事が立て込んでいる時に重宝します。

借入れはもちろんのこと、同じマシンからリボ払いの繰り上げ返済も処理可能。お財布に余裕があるときに、早めに返していくことで支払い利息を減らします。総返済額を少なくするため、積極的に活用したいシステム。借入れをしてしまった後には、一日でも早い完済を目指してください。

※ビューカードを使った海外キャッシング方法と返済方法(一括返済・リボルディング返済)の方法などはお金借りる窓口に詳しく記載されています。
https://xn--t8j0gd8443a16d2r4e587a.net/archives/945

ビューカードはキャッシング以外のメリットが大きいカード

これからビューカードを発行する方にとって、キャッシングができないのは不便ですが、他の面でのメリットがたくさんあるカードです。

代表的なものをあげるとすれば、スイカのオートチャージ機能。自動改札にタッチしたとき、残額が一定以下だと自動で入金してくれます。交通機関を使ったとき、残高不足で足止めされると以外と面倒。改札内の精算マシンまで行ってチャージ、もう一度タッチするのは二度手間のように感じます。朝のラッシュ時間帯なら、なおさら人目が気になるはず。急いでいるのに時間がかかり、遅刻したら泣ききれません。

ビューカードを使えば、残高を気にする心配がなくなり、ストレスレス。たくさんのお金を入れるのに抵抗を感じるなら、数千円の枠で利用しましょう。金額の設定や変更は、駅のVIEW ALTTEからすぐできます。

最近は、スイカをお買い物に使える店が増えてきました。カフェやコンビニをはじめ、たくさんの場所で使えるので、現金を持ち歩くより便利かも。主要都市にいる限りは、スイカさえ持っていれば1日しのげるくらいです。

キャッシングはできないまでも、スイカのオートチャージ機能が使えれば、とりあえず生活はできるはず。食べるもの・飲むものを買うには、何も不自由がありません。使えるお店が限られている分、無駄使いする心配もなくなります。支払いを分割・ボーナス一括払いにすれば、請求を先送りすることが可能。本当に生活に困ったときには、スイカを中心にしたライフスタイルを検討してもいいでしょう。

どうしてもキャッシングしたいなら提携カードの発行を

スイカのオートチャージ機能は魅力だけど、どうしてもキャッシングを使いたいという方もいるはずです。そんな方に紹介したい奥の手は、提携カードを発行すること。スイカ機能はそのままに、他社クレジットカードのキャッシングサービスを利用できます。

ビューカード提携のカードの例をあげると、以下の通り。

・ANA VISA Suicaカード
・みずほマイレージクラブカードセゾンSuica
・SMBC CARD Suica
・スーパーICカードSuica「三菱東京UFJ-VISA」

みずほ銀行三井住友銀行といった、銀行系カードも対象になります。キャッシュカードとクレジットカード一体型を選べば、お財布の中がすっきりするはず。カードでふくれあがってしまって、荷物がかさばる心配はなくなります。

それぞれの機能に魅力を感じたとしても、何も考えずにカードの枚数だけを増やすのは考えもの。結局使いこなすことができず、持ち腐れしてしまう方も見られます。ポイントが分散すれば、その分だけ機会ロス。短期間に発行を繰り返せば、信用情報にまで傷がつきます。

話しが煩雑になりましたが、これから発行する人で、キャッシングとスイカ機能を使いたいなら、キャッシング利用可能な提携カード一枚にしぼること。用途に合わせた選択で、賢くクレジットカードを活用しましょう。


 

どんなにお金に困ってもスイカの現金化はしないこと

ビューカードを活用して現金を得る方法として、スイカの現金化を考える人もいるでしょう。理論としては単純で、スイカで切符を買った後に払い戻しをするだけ。

みどりの窓口で手続きする他、金券ショップで売ることもできます。
自分で金券ショップに持ち込めば、代金が支払われないという心配はありません。一定の換金率になってしまうことさえ我慢すれば、現金を手にする有効な手だてのようにも感じます。

一見問題がないようにも感じる手段ですが、クレジットカード協会が警告している取引行為。最悪の場合、カードの利用停止処分を受けます。

一時的に現金を手にしたところで、お金に困っているシチュエーションは変わらないはず。目の前の数千円を得るために、利用履歴に傷をつけても無意味です。

カードの発行履歴に傷がつけば、どこからもお金を借りられなくなるかもしれません。生活を楽にするための行動が、かえって自分の首をしめるようではとても残念。うまい話しには裏があると疑って、あやしい手法に手を出さない意識を持ちましょう。

キャッシング機能は終了しても、ビューカードは魅力あふれるカードです。自分に合ったカードを選ぶには、一つの条件にこだわらず、多角的な視野を持つことも必要。足りない機能は、他で補う手段を考えます。

今回紹介した機能の他にも、ポイントサービスやETC機能など暮らしに役立つサービスが山積みです。ビューカード公式サイトにきちんと目を通した上で、発行を検討してみてはいかがでしょうか。

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