大学生活には、何かとお金がかかります。バイト収入がたりないときに、キャッシングを考える方もいるでしょう。
大手消費者金融でも、学生利用可能な会社はあります。それでも、学生専用キャッシングを選ぶメリットはあるのでしょうか。
金利・限度額・審査スピード・使いやすさと4つの観点から、学生専用をうたうキャッシング・ローン会社と大手消費者金融を比較して見てみます。
学生専用ローン・キャッシング会社ピックアップ
比較にうつる前に、学生専用キャッシングのラインナップを見てみましょう。どれくらいのお金を借りられそうで、どれだけ金利がかかるのか。学生の立場で借入れする場合の基礎知識として、頭に入れておきましょう。
学生専門のキャッシング「株式会社友林堂」
最高限度額:1万円~30万円(目的を限定すれば50万円まで可能)
審査スピード:審査に数分・最短即日融資可能
申し込みは、友林堂ホームページのフォームから行います。その後、電話で審査結果の通知を受けて、学生証・免許証などを提示してお金を受け取る仕組みです。身分証明書の送信は、メール添付・専用フォームから行います。
お金を受け取る方法は、指定口座への振込。大手のように、コンビニから現金を引き出すことはできません。やや不安な作りではありますが、取引内容照会ページはきちんとあります。
自分がいくら借りているかを、ぱっと分かるようにする仕組みです。友人を紹介すると数千円がもらえるようですが、くれぐれもこれでお金儲けをしようとは思わないようにしてください。
学生専門のキャッシング「株式会社キャンパス」
最高限度額:50万円
審査スピード:平日14:30までに審査完了で最短即日
利用資格が20歳から34歳までとありますが、学生ローンが使えるのは在学中だけです。社会人になった後は、社会人ローンの条件が適用されます。
キャンパスの融資方法は、振込だけ。返済は、振込もしくは来店の選択が可能です。店舗所在地は、高田馬場。実際に看板を構えて営業している会社なので、安心感がまだあります。
土曜も営業していますが、銀行口座が対応していないと、即日融資は受けられません。休日にお金が必要になる可能性がある場合は、早めに準備を進めて下さい。
学生専門のキャッシング「株式会社アミーゴ」
最高限度額:50万円
審査スピード:最短即日可能
アミーゴにキャッシングの申し込みをする場合は、店頭に行くかネット経由の選択です。実店舗で雰囲気を確認できるので、はじめてのキャッシングという方にはおすすめです。
特徴的なのは、随時キャンペーンを実施していること。「就職内定キャンペーン」や「学費目的ローンキャンペーン」など、学生を活かした特典がたくさんあります。
他社同様に融資は振込経由・返済は実店舗でも受け付けています。土・日・祝日はお休みなので、利用するときは計画的に。東京都内の大学・専門学校に通っている方は、検討してみてもいいでしょう。
4つの条件から比較!学生専用キャッシングを使うメリットはある?
上記の貸金業社で条件を満たしていれば、学生でも借入れできる見込みがあります。冒頭に述べた4つの項目で、大手消費者金融と比較したときのメリット・デメリットを紹介します。
1.金利条件を比較
3社を見る限り、15%から16.5%というのが平均的な金利の水準のようです。大手消費者金融では、18%前後の上限金利からはじまることがほとんど。一般的には、学生キャッシングを使ったほうが、有利な条件がつきやすいと考えてください。
ただ、返済にかかる手数料には注意が必要。毎回振込返済をしていると、手数料負担がかさむリスクがあります。一回あたりは数百円でも、繰り返しになると大きな出費に。頻繁に借入れ・返済を繰り返す予定の方は、利用コストまで考慮した判断をすることが大切です。
2.限度額を比較
学生専用ローンの限度額は、多くて50万円程度であることが分かります。大手消費者金融と比較すると少ないように感じますが、必ずそうとは言い切れません。
消費者金融の場合は、総量規制に則って借入れします。アルバイトでもらっているお給料を年換算した3分の1までしか利用できないということです。
大学生・専門学校生で、100万円以上稼いでいる人は少ないはず。最高限度額300万円・500万円と言った商品に申し込みをしても、もらえる枠は限られています。
つまり、学生専用ローンでも大手消費者金融でも、限度額に大きな差がつくことはないということ。「最高●●円」という記載に惑わされず、他の条件を加味した上で選びましょう。
3.審査スピードで比較
学生専用ローンも大手消費者金融も「最短即日」となっていることがほとんどです。窓口の混雑具合まで考慮して、どちらが速いと一概に言い切ることはできません。
唯一断言できるのは、土日祝日に申し込みをするなら大手消費者金融有利ということ。小規模な学生専用ローン会社は、休日対応していないことがほとんどです。
「365日申し込み可能」と、実際に審査してもらえるかは、全く別のお話。休日に急ぎでお金を用立てしたい場合には、審査可能時間を確かめてから、申し込みに進んで下さい。
4.使いやすさで比較
学生専門のローン会社は、小規模体制で経営している場合がほとんどです。お金の借り方・返し方に関しては、消費者金融が便利でしょう。たとえば、コンビニのATMから現金を引き出すことができること。振込依頼をする手間がかからず、必要なときに必要なだけ返せます。
自分がいくら借りているのか・いついくら返さなくてはいけないのかなどを確認するマイページの整備が進んでいるのも大手消費者金融です。利用状況がすぐに確認できると、借り過ぎ防止に役立ちます。
頻繁に利用するわけではない方にとっては、使いやすさは同程度。細かな利用を繰り返したい方にとっては、消費者金融有利です。自分の利用頻度や借入手段を考えて、都合がいい金融会社を選びましょう。
結局、学生専用キャッシングを選ぶメリットはあるの?
ここまで読んで、学生専用キャッシングを選ぶメリットは、ほとんどないと感じた方も多いでしょう。
どの条件面を見ても、あえて消費者金融を避ける必要はないように思われます。どうしても学生ローンをおすすめしたい方をあげるなら、大手消費者金融の審査に落ちてしまった方。
学生ローンの審査基準が甘いと言い切ることはできませんが、相談にのってもらえる見込みはあります。
振込融資で十分でコンビニのATMから利用できなくても良いというなら、消費者金融より低金利になる可能性が高いことも大きな強み。同じ金額のお金を融通してもらうなら、金利が安いにこしたことはありません。
安易なキャッシングの利用は禁物ですが、学生時代にしかできないことは、たくさんあります。
アルバイトのお給料が入るまでの一定期間、少しだけお金を借りることは、悪いことではありません。お金が手元に入ったら、使う前に返済しましょう。キャッシング頼みの生活にならないように注意しながら、賢い利用をしてください。
※その他、学生でもお金を借りる方法として、クレジットカードのキャッシング枠を利用する方法もあります。
エポスカード、ライフカードなら学生でも申し込めるらしいです。
クレジットカードを持っていない未成年の学生の方は、18歳以上でも申し込めるクレジットカードに申し込んで、そのキャッシング枠でお金を借りる方法もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。
18歳以上が申し込めるクレジットカードで、おすすめはエポスカードやライフカードです。
上記の引用先(お金を借りる即日融資ガイド110番)には、学生ローンやクレジットカードのキャッシング枠だけでなく、その他の学生の借入方法も記載しておりますので、学生の方はぜひご覧ください。