三菱UFJニコスのキャッシング方法


三菱UFJニコスの扱うカードは、「MUFGカード」「DCカード」「NICOSカード」の3種類。どのカードを持っていても、キャッシングサービスが利用できます。

ここでは、各カードを使ってキャッシングする方法を紹介します。あわせて、どんな人がどのように使っているかを見てみましょう。

キャッシングに抵抗を感じる方も、これを読めば安心するはず。悩んでいるよりまず目を通して、生活を楽にする方法を考えましょう。


 

キャッシングとカードローンの違いとは

三菱UFJニコスでお金を借りるときに必ずおさえてほしいのが、キャッシングとカードローンの違いです。一括払いの借入れをキャッシング・リボ払いの借入れをカードローンと呼んでいます。

キャッシングを選んだ後にリボ払いに変更することもできますが、カードローン扱いになります。キャッシングとカードローンでは、利息水準が違うので、正しく使い分けることが重要。個々の借り入れ条件で状況は異なるものの、一般的には一括払いのキャッシングが総支払い利息で有利です。

ここをきちんとふまえておかないと、借入れの時に混乱するはず。三菱UFJ独自の言葉の定義をふまえた上で、先を読み進めてみてください。

三菱UFJニコスのカードでキャッシングをする方法

3枚のカードの中から、最もスタンダードなMUFGカードを取り上げて、条件とキャッシング方法を見ていきます。

一番気になる借入れ金利は、実質年率14.95%~17.95%。大手消費者金融と比較すると、下限金利が高いのが気になります。利用可能枠は、10万円まで。一括払いが前提になっているだけに、かなり控えめな数字です。

キャッシングをする方法は、ATM経由の引き出しと振込の2種類。それぞれの手順をかいつまんで紹介します。

ATM経由でキャッシングする場合

三菱東京UFJ銀行はもちろんのこと、主要な地銀やコンビニのATMが使えます。最寄りの店舗に出向き、以下の手順で借入れしましょう。

1.最初の画面で「クレジットカード」を選択します。
2.カードを入れて暗証番号を押しましょう。
3.「借入れ」ボタンを押して「キャッシングサービス」を選択します。
4.利用金額を入力して確認ボタンを押してください。
5.カードと明細・現金を受け取り完了です。

ポイントは、3番目のステップで「キャッシング」を選択すること。「カードローン」を選んでしまうと、リボ払いの借入れになります。

借り入れに慣れるまでは、全てを一括払いで処理する方が楽。取引の度に選択を変えていると、残高の把握が難しくなります。ここさえ間違わなければ、普段行っているATM操作とほぼ同じ。何も難しいことは、ありません。

借入れごとにかかる手数料は、1万円で108円・2万円以上で216円。コストをおさえる工夫としては「キャッシングをするのは月に1度」のように、自分の中でルール付けすること。決めたルールはきちんと守り、計画的な利用をしてください。


 

振込で借入れしたい場合

振込サービスは、ネットか電話で依頼します。インターネットなら、MUFGカードのWEBサービスにログインしてキャッシングの申し込みをするだけ。WEBサービスの登録さえすませておけば、誰とも会話しないで手続きでき、非常に便利な方法です。

電話による受付も、24時間可能。年中無休で開いているので、土日の申し込みでも大丈夫です。フリーダイヤルに電話するとカード番号を聞かれるので、手元にカードを用意してから連絡すること。サービスコード「9」をプッシュすると、借入れ窓口につながります。

いずれの場合も、申し込みした日の翌営業日正午以降の反映です。すぐにお金がほしいなら、ATMの利用を検討しましょう。ただ、振込キャッシングの場合は、手数料がかかりません。どちらを使うと決めてしまわず、お金が必要なタイミングに合わせて使い分けるのがおすすめ。状況に応じた選択で、賢い利用を意識しましょう。

どんな人が使っているの?キャッシング利用者データから分かること

キャッシングというと、特別お金がない人が使う印象を持つ方もいるでしょう。公式サイト提供のデータを見ると、三菱UFJニコスのカード保有者のうち約3割はキャッシング利用経験があるとのこと。

思ったより高い数字であることが分かります。小学生以下の子どもがいる家庭では、4人に1人が利用しているとされています。何かと物入りな子育て世代の、一般的な資金調達手段になっている証拠でしょう。

フリーローンゆえにどんな用途に使っているのかは分かりませんが、利用者の半数以上の人が2万円以下の取引。まとまったお金を借りるというより、生活費補填・急な現金の入り用に間に合わせる手段として使っていると推測されます。

これらのデータから言えるのは、使ったことがない方が考えるより気軽にキャッシングを使う人口が多いということ。借金の一つであることは事実でも、深く考えすぎないことが上手に活用する逃げ道なのかもしれません。


 

MUFGカードでキャッシングをする時の注意点

最後に、MUFGカードでキャッシングするときの注意点を紹介します。

1.ショッピングの返済が滞ると利用できない場合がある

クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠とは別に設定されます。それでも、どちらかの返済が滞ると他方にも影響が出るのが通常。

ショッピングで使ったお金の返済が間に合わないと、キャッシングできなくなるリスクがあります。

お金の貸し借りは、信頼関係のもとに成り立つもの。約束を守れない人に、追加のお金は貸せません。くれぐれも「ショッピングの返済が間に合わないからとりあえずキャッシングをして返済を」とは考えないこと。一社の中での自転車操業は、一番の禁じ手と心得ましょう。

2.クレジットカードの現金化には手を出さない

キャッシング枠が足りなくなると、現金化を考える方もいます。現金化業者の手口は、ショッピング枠で商品を買わせて代金の一部をキックバックするという方法。

これは、本来のショッピング枠から明らかに逸脱する使い方です。最悪、クレジットカードの利用停止条項に該当するケースもあります。お金に困っているからと言って、悪質な業者の誘い文句には乗らないこと。自分の身は自分で守る意識を徹底し、リスクヘッジをしてください。

3.キャッシング目的でカードを作るのは不利

消費者金融に抵抗を感じる方の中には、とりあえず三菱UFJニコスでカードを作ってキャッシングと考える人もいるでしょう。最終的には個人の判断になりますが、あまり得策とは言えません。

純粋に金利面・限度額だけ見ると、大手消費者金融有利のはず。心理的な障壁だけで、あえて不利なカードを作るのは考えものです。

キャッシング目的と決まっているなら、先に専門業者を考えるのが妥当な判断。条件面を冷静に見比べて、後悔のない選択をしてください。

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