消費者金融プログレスのキャッシング


大阪にお住まいの方は、プログレスの広告を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。中央区難波に所在を構える、中小規模の消費者金融です。

ここでは、プログレスの特徴とメリット・デメリットを紹介します。新聞広告につられて申し込みをする前に、必ず目を通しておくべき情報ばかり。これから契約を考えている方は、参考にしていただければと思います。


 

プログレスのキャッシング申し込み条件と基本スペック

まずはっきりさせておきたいのは、申し込み条件。プログレスに申し込みができるのは、関西圏に住んでいる方限定です。関西地域以外からは、問い合わせすらできないようになっている徹底ぶり。

試しに関東地域に住んでいる私がコールセンターに電話してみたところ、「指定地域外に設定されています」との自動音声が流れました。地域外の方は、契約不可と考えて間違いないでしょう。年齢のしばりは、満20歳以上。仕事さえしていれば、自営業・アルバイト・パート社員でも見込みがあります。

返済は、最長5年の60回以内。借りた金額を一定の回数で返していきます。収入が少ない方でも、無理がない返済計画をたてられるから安心。家計に大きく響くことがないように、計画的に借金完済を目指します。

プログレスのキャッシングを使うメリット・デメリット

まずは、メリットから見ていきます。公式サイトをくまなくチェックし、これはいいと感じた点をまとめてみました。

メリット1.申し込みフォームの入力項目が少ない

消費者金融の申し込みフォームと言うと、非常にたくさんの情報記入を強いられます。たとえば、SMBCモビットを例にあげると、お客様情報・自宅情報・勤務先情報・希望額・連絡先が最低限必要です。

プログレスの場合は、氏名・生年月日・性別・配偶者有無・自宅か携帯電話番号・メールアドレスと簡易的。SMBCモビットで言う所の「お客様様情報」にあたる部分だけで、申し込みが完了します。

スマホから申し込みをする場合、細かな情報入力は結構大変。入力項目が少ないのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

メリット2.返済シミュレーションツールを提供

中小規模消費者金融のホームページには珍しく、返済シミュレーションがついています。利用金額を選択すると、自動で返済回数・1ヶ月あたりの返済金額・利息が表示される仕組みです。参考までに、利用金額30万円を選択した場合の結果は、以下のようになりました。

・返済回数 27回
・返済金額 14000円 / 月
・利息 4438円 / 月

すぐに結果が表示されるため、いくらまでなら無理なく返済していけそうか、目安になる数字が分かります。毎月14000円支払うのは大変そうと感じたら、利用金額の調整が必要。支払い能力を超えた利用を抑制する目的で、使用できます。


 

メリット3.店舗はなんば駅徒歩1分の好立地

プログレスの実店舗の場所は、大阪府大阪市中央区難波3丁目5番14号東ビル。なんば駅から徒歩1分の好立地です。土曜日も営業しているので、店舗に出向いて融資を受け、そのまま街に繰り出すことが可能。彼女とデートの約束をしているときなど、先立つものがほしいときに便利です。

大阪の中心街に店舗を構えることができるのは、地域に根付いた街金融ならでは。利便性を求める方には、非常に魅力的な特徴と言えるでしょう。

一方のデメリットは、以下4つが考えられます。

デメリット1.限度額が5万円~50万円と小額

プログレスの限度額は、最高でも50万円。他社消費者金融と比較すると、かなり低めの設定になっています。

今をしのぐお金があればいいという方にとっては問題ありませんが、まとまったお金が必要な方には不向き。もちろん、複数キャッシングを一本化するおまとめにも向きません。

デメリット2.利息は法律で認められる最高水準

プログレスの貸付利息は、15.00%~20.00%。法律で決まっている水準の中では、最高に近い数字です。一回ごとは数万円の借入れでも、重なると利息が大きなネックになってくるはず。低金利の会社に申し込みができる状態なら、まず他社を検討するのが賢明でしょう。

デメリット3.ATMからキャッシングできない

可能な借入れ方法は、店舗もしくは指定口座への振込。コンビニのATMから、お金を借りることはできません。

普段は店頭を使うにしても、出張や旅行で遠くに出かけているときにはやや不便。振込融資を使う場合、土日は翌営業日扱いになるため、休みの日にお金を手にすることが難しくなります。

急な入り用のときに備えて作っておくキャッシングとしては、やや不便な印象。キャッシングはいつでもお金を貸してくれる術と考える方には、積極的におすすめできない会社です。

デメリット4.契約時に印紙代が必要

プログレスでは、契約時に印紙の準備が必要です。数百円のコストとは言え、他社にないシステムなのでやや損した気分になるはず。郵便局まで出向いて、わざわざ用紙を買うのも面倒です。

せっかく店舗に出向いても、印紙を忘れると契約ができません。申し込み前提で訪問するなら、きちんと準備しておきましょう。


 

プログレスの審査は甘いは本当か?

プログレスに関する情報を調べていると「ブラックでも借入れ可能」「審査が甘い」などの記載が目立ちます。これらの情報の真偽は不明ですが、限度額を低く設定していること・対象地域をしぼっていること・金利を高めにしてヘッジしていることを理由に、比較的柔軟な審査が行われる可能性はあります。

会社の規模から判断しても、ブラックだからと言って通り一辺倒に断ることはないように感じます。

他の条件まで考慮した総合的な判断というのが、実際のところでしょう。今現在きちんとした仕事があり収入を得られている状況なら、全く見込みがないわけではありません。

まずは、プログレスの店舗に出向いて相談するのが一番。担当者からアドバイスをもらい、可能な方法を考えましょう。それでだめでも、あきらめがつくはず。行動しないで諦めるより、出来ることをしてみることが大切です。

利用していく上で細かな制約はあるものの、地域に根付いたキャッシング会社は、困った消費者の味方です。お金が手元に全くなくて身動きがとれなくなる前に相談を。長い人生、どこからでもやり直しが可能です。

キャッシングをしたことが、新しい生活のきっかけになるケースもあります。まずは、いくらあればやり直しができるのか、冷静に自分の状況を見つめ直す機会を持ちましょう。

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