SMBCモビットとアイフル。どちらも有名な消費者金融ではありますが、少し異なるイメージを抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
SMBCモビットや大手銀行が主体となって設立された消費者金融。アイフルは1970年代(前身を入れると60年代)から長く続く超大手消費者金融です。
SMBCモビットとアイフルはどんなサービスを行っていて、キャッシングするならどちらが有利なのでしょうか。
SMBCモビットとアイフルの金利や限度額、審査基準、無利息サービス、在籍確認の有無など様々な面からキャッシングサービスを比較し、それぞれの特徴や良い点、欠点を余さずご紹介していきます。
<急いでいる方へ>
SMBCモビット | アイフル | |
金利 | 3.0~18.0% | 3.0~18.0% |
30日間無利息サービス | なし | あり |
WEB完結・カードレス | あり | あり |
電話連絡 | なしに設定可 | あり |
即日融資 | 可 | 可 |
24時間申込み(ネット) | 可 | 可 |
担保・保証人 | 必要なし | 必要なし |
郵送物なし・カードレス、さらに電話連絡ナシで内緒で即日キャッシングしたい方はSMBCモビットでキャッシングしてください。
即日融資で30日間無利息サービスでお得にキャッシングしたい方はアイフルを選んでください。
それでは、SMBCモビットとアイフルの違いを徹底比較していきます。
SMBCモビットとアイフルってどんな会社?
【SMBCモビット】
会社の正式名称を株式会社SMBCモビットと言い、その名前の通りSMBCグループに属しています。創業は2000年5月。当時の三和銀行が主体となり、プロミス、アプラスとの共同出資にて設立されました。現在はプロミスを擁するSMBCコンシューマーファイナンスの100%子会社となっています。
【アイフル】
1967年に現社長の福田吉孝氏が個人で貸金業を始めたのが今のアイフルの前身。つまり、現社長が一代で築いたのがアイフルということになります。会社の名称はそのままアイフル株式会社。他の大手消費者金融とは一線を画し、銀行の傘下にはならない独自路線を歩んでいます。
SMBCモビットの公式サイトを見てみると、「消費者金融」という言葉が一切使用されていないのに気づきます(「カードローン会社」という言葉が使用されているのが見つかります)。
一方のアイフルは、サイトのヘッダ部分に「各種ローンのご融資は消費者金融会社アイフルへ(後略)」、フッタに「アイフルは(中略)消費者金融です」との文言があります。両極端とも言える表現方法に、SMBCモビットとアイフルの会社としてのコンセプトが垣間見えるような気がします。
このページではそんな両者の主力商品である「SMBCモビット カードローン」と「アイフル キャッシングローン」を主に比較していきます。
SMBCモビット「カードローン」とアイフル「キャッシングローン」の概要を比較
まずはSMBCモビットの「SMBCモビットカードローン」とアイフルの「キャッシングローン」の商品概要を比較していきます。2つとも即日融資可能ですが、ここでの比較ポイントは、
・電話連絡はある?WEB完結・カードレス取引は可能?
・融資を受けられる人の条件は?
・30日間無利息サービスはある?
・融資限度額はいくら?
・金利は何%?
・返済方式と毎月の最低返済額、最大返済回数は?
です。
【重要】電話連絡はある?WEB完結・カードレス取引は可能?
近年、契約の際に店舗や契約機にまで足を運ぶ時間が取れない、面倒、という方が多くなっています。カードや契約書類が自宅などに送られてくるのは困るという方も少なくないでしょう。
また、借入は振込キャッシングで、返済もネットで行えれば十分、カードを持ち歩いて紛失したら大変だし、人にカードを見られるのもイヤ、との声も小さくありません。
そのような方のニーズを満たすものとして、このところ人気を呼んでいるのが、契約のWEB完結、カードレス(カードを発行・利用しない)取引です。SMBCモビットやアイフルにはこのようなサービスはあるのでしょうか?
SMBCモビットのweb完結は電話連絡ナシ!
SMBCモビットは2012年から契約のWEB完結を行っています。当時、WEB完結はSMBCモビットのみのサービスでした。つまり業界で初めてWEB完結を開始したのがSMBCモビットだったわけです。
SMBCモビットではカードを発行しないカードレス取引も可能ですが、振込キャシングと口座引落での返済を行うにあたって、次の2つの条件を満たす必要があります。
・全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)または組合保険証を持っている。
SMBCモビットのWEB完結は勤務先に確認の電話がかかってこないという嬉しいサービス付きです。2017年5月からはカードを持たず、スマートフォンの操作によりセブン銀行ATMからキャッシングできる「スマホATM」取引もスタートしています。
このサービスもSMBCモビットが業界初!
このように新しいサービスがどんどんリリースされるのは頼もしい限りですね。
アイフルのweb完結
アイフルでも2018年4月より契約のWEB完結サービスが始まっています。こちらも自宅等への郵送物が一切なく、登録口座を使用していて振込キャッシング・口座引落で取引する方法です。
ただ、SMBCモビットのように電話連絡をナシに設定することはできません。
【重要】アイフルの30日間無利息サービス
アコムやプロミス、レイクのように消費者金融の中には期間限定で無利息サービスを行っているところがあります。返済額に直接関わってくるこのサービス、SMBCモビットやアイフルでは採用されているのでしょうか?
<SMBCモビット>
SMBCモビットには残念ながらこのサービスはありません。
<アイフル>
アイフルには30日間、利息がゼロになるサービスがあります。
条件は次の2つです。
・アイフルを初めて利用する
・無担保ローンを利用する
キャッシングローンも無担保ローンですので、当然この条件に当てはまります。
無利息となる「30日間」は契約日の翌日からのカウントになります。日数を無駄にしないためには契約してすぐに融資を受けるといいでしょう。
先にカードだけ作りたいというケースもあるかもしれませんが、借入が10日後だと利息ゼロは残り20日間。1ヶ月以上借りないままならサービスの恩恵は受けられないということになるので、希望する方は注意しましょう。
SMBCモビットとアイフル 融資限度額を比較
SMBCモビット | 1万円~800万円 |
アイフル | 1,000円~800万円 注)一部提携のATM.CDでは10,000円~ |
上限は800万円でどちらも同じなのですが、アイフルは1,000円単位で借りることができます。かなり地味なポイントではあるものの、必要な金額だけを借りて返せるという意味では良心的だと言えるのではないでしょうか。
上記の800万円というのはあくまでもこの商品の融資可能額で、審査結果や総量規制(貸金業者から借りられるのは年収の3分の1までと法律で決まっています)により、利用者ごとに上限は異なっています。
限度額を増額する方法
融資可能額はずっと一定ではありません。何度か借り、きちんと返済しているうちに利用枠が増額されることがあります。限度額は自動的に増えていくのではなく、通常は利用者側から申し込みをし、審査を経て決定されます。SMBCモビットやアイフルでは、次のようにして申し込みます。
<SMBCモビット>
コールセンターへの電話でオペレーターに枠の増額を申し込みます。営業時間の9:00~18:00にのみ受付可能です。
<アイフル>
インターネットで公式サイトのマイページにアクセスして申し込むか、アイフルの店頭窓口、アイフルATM、契約ルーム、電話で申し込むことができます。18時までに申し込むと当日の回答が可能です。
アイフルは限度額の増額も1,000円単位です。少しずつでも枠が広がると、より柔軟な借り方、返し方が可能になりますね。
SMBCモビットとアイフルの金利を比較
SMBCモビット | 3.0%~18.0%(実質年率) |
アイフル | 3.0~18.0%(実質年率) |
<SMBCモビットの金利の目安>
100万円以上 3.0%~15.0%
<アイフルの金利の目安>
※アイフルの金利の目安
100万円未満 18.0%
100万円以上300万円以下 15.0%
300万円超500万円以下 12.0%
500万円超800万円以下 4.5%
融資額ごとの詳細な金利が明らかにされているわけではありませんし、利用者によっても異なりますが、数字を見る限りはどちらも同じくらいの金利で融資される可能性があると考えられます。
遅延利率
SMBCモビットもアイフルもどちらも20.0%(実質年率)。
これは返済に遅れを出したときに適用となる金利です。延滞による損害金が含まれています。
SMBCモビットとアイフル 返済方式、最低返済額、最大返済回数を比較
SMBCモビット、アイフルからキャッシングしたお金は、それぞれに決められた最低返済額以上の額で返済していきます。もちろん余裕があるときにはその金額を上回って返済することが可能(全額返済もOK)なので、最低返済額が少なければ少ないほど、自分のペースに合わせて返済しやすくなると言えます。
ここではその最低返済額はどのようにして決められるのか、具体的に最低返済額がいくらになるのかをご紹介します。
返済方式と毎月の最低返済額
<SMBCモビット>
SMBCモビットでは「借入後残高スライド元利定額返済方式」が採用されています。これはキャッシングした直後の残高によって、そのまま最低返済額が決定されるというものです。
最終借入後残高 | 最低返済額 |
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超~20万円 | 8,000円 |
20万円超~30万円 | 11,000円 |
30万円超~40万円 | 11,000円 |
40万円超~50万円 | 13,000円 |
50万円超~60万円 | 16,000円 |
60万円超~70万円 | 18,000円 |
70万円超~80万円 | 21,000円 |
80万円超~90万円 | 24,000円 |
90万円超~100万円 | 26,000円 |
100万円超 | 以降、残高が20万円増すごとに最低返済額は4,000円増加 |
<アイフル>
アイフルで採用されているのは「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」なのでSMBCモビットと同じなのですが、アイフルには返済周期が2パターンあり、どちらを選ぶかによって最低金額が異なってきます。ここでは借入残高が300万円までの例をご紹介します。
最終借入残高 | サイクル制最低返済額 | 約定日制最低返済額 |
10万円以下 | 5,000円 | 4,000円 |
10万円超~20万円 | 9,000円 | 8,000円 |
20万円超~40万円 | 13,000円 | 11,000円 |
40万円超~50万円 | 15,000円 | 13,000円 |
50万円超~60万円 | 18,000円 | 16,000円 |
60万円超~70万円 | 21,000円 | 18,000円 |
70万円超~80万円 | 24,000円 | 21,000円 |
80万円超~90万円 | 27,000円 | 23,000円 |
90万円超~100万円 | 30,000円 | 26,000円 |
100万円超~300万円以下 | 以降、残高が10万円増すごとに最低返済額が1,000円ずつ増加 | 以降、残高が10万円増すごとに最低返済額が1,000円ずつ増加 |
SMBCモビットとアイフルの最低返済額を比較すると、借入残高が100万円以下であればSMBCモビットのほうが若干少なくなっていますが、100万円以上になるとアイフルの方が小さな金額になる可能性が高いと言えます。
最長返済期間と最大返済回数
返済期間、返済回数はいくら借りるかによって異なってきます。ただ、借入額が大きい場合にはアイフルの最低返済額が小さい分、返済は長期間にわたることになります。
<SMBCモビット>
最長返済期間は最長60回(5年)。ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があるとSMBCモビットが認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月)となっています。
<アイフル>
最長返済期間は14年6ヶ月、返済回数は1~151回となります。
返済期間が長期になればなるほど支払利息も大きな額になります。各社のサイトには返済シミュレーションのできるページがありますので、キャッシングする前に、毎回の返済額と総返済額がいくらになるのかをしっかり確認しておきましょう。
SMBCモビット「カードローン」とアイフル「キャッシングローン」どちらが有利?
「SMBCモビット カードローン」とアイフル「キャッシングローン」の商品内容について様々な角度から比較してきました。
融資額や金利などは互角なのですが、30日間無利息サービスがあったり限度額の増額がいくつもの方法で可能だったり、借入額が高額になればなるほど最低返済額で有利になったりと、全体的にアイフルのほうが勝っている点が多くなっています。
一方で、少額の借入ならSMBCモビットの方が最低返済額では有利。そしてSMBCモビットにはWEB完結申し込みの際に、勤務先に電話連絡なしという非常にインパクトのあるメリットがあります。
単純に商品スペックで選ぶならアイフルを推します。が、SMBCモビットのサービス力に惹かれる方も少なくないのではと感じます。
参照URL
https://tantaka.co.jp/okanekariru/archives/197
SMBCモビットとアイフル 申し込みから審査、契約までを比較
SMBCモビットカードローン、アイフルキャッシングローンの契約申し込みについての手続きのしやすさ、審査の通りやすさなどはどちらに利点が多いのでしょうか。ここでは初めて契約する際の流れを中心に、
・契約の申し込み方法と受付時間は?
・審査には最短でどのくらいの時間がかかる?
・各契約方法の流れは?
・申込む際に求められる必要書類は?
・勤務先に在籍確認の電話がかかってくる?
・審査にはどちらが通りやすい?
などについて見ていきます。
SMBCモビットとアイフル 契約の申込方法と受付時間を比較
申込み方法 | SMBCモビット | アイフル |
インターネット | 年中無休、24時間受付 | 年中無休、24時間受付 |
電話 | 年中無休、9:00~21:00 | 年中無休、9:00~21:00 |
郵送 | いつでも | なし |
インターネットと電話での受付はどちらも同じ。SMBCモビットには有人店舗がありませんので、店頭窓口での受付はありません。そのかわりに郵送での受付と三井住友銀行内に設置されたローン契約機での申し込みが可能です。
アイフルには郵送での受付はありませんが、店頭窓口での契約が可能です。
SMBCモビットとアイフル 審査完了までの最短時間を比較
SMBCモビットの審査完了までの最短時間
まずは10秒簡易審査を受けます。入力は生年月日、税込年収、他社借入金額のみの簡単なもので、10秒で結果が表示されます。
本審査は最短30分で完了(申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります)。インターネット(パソコン、スマートフォン)で申し込んだ場合には公式サイトの審査状況紹介サービスにより、進捗状況を自分で確認することができます。これは審査結果を待つ間の不安をやわらげる嬉しいサービスですね。
アイフルの審査完了までの最短時間
年齡、雇用形態、年収、他社借入金額を入力して約1秒で結果がわかる簡易診断があります。
本審査は最短20分(※申込状況によっては希望にそえない場合あり。)。できるだけ最短に近い時間で審査を済ませてもらうために、「お急ぎ審査」をお願いしましょう。ネットで申し込んだ後にフリーコールに電話して、急いでいる旨を伝えると、優先的に審査が始まります。電話で当日に対応してもらえるのは9:00~21:00の間です。
SMBCモビットとアイフル 契約方法・流れを比較
SMBCモビット、アイフルと契約する際の各申し込み方法について、その手順と注意すべきポイントを簡単にご紹介します。
SMBCモビット契約方法・流れ
●インターネットで契約
SMBCモビットの公式サイトはパソコン、スマートフォン用とケータイ用があります。WEB完結で申し込みたい方、カードがいらない方はパソコン、スマートフォンで申し込みます。
・パソコン、スマートフォンからの申し込み【WEB完結・カードレス対応】
カードが必要な方は公式サイトの「カード申込」バナーから、カード不要でネットでの申し込みで全ての手続きを行いたい方は「WEB完結申込」バナーからスタートします。
「カード申込」から申し込むと、メールまたは電話で審査結果が届きます。カードは郵送で受け取ることもできますし、ローン申込機かローン契約機で発行することもできます。カードを使ってのキャッシングとカードを使わない振込キャッシングの両方が可能です。
「WEB完結申込」から申し込むと、審査結果はメールで届きます。入会手続きは全てインターネット上で行われ、融資は振込キャッシング、返済もインターネットを介して行われます。
「WEB完結申込」には三井住友銀行か三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行の本人名義口座が必要です。
・ケータイからの申し込み【WEB完結・カードレス非対応】
メールまたは電話で審査結果が伝えられます。カードは郵送で受け取ることも、ローン申込機かローン契約機で発行することも可能です。
審査に通るとその後SMBCモビットから契約書類等が郵送されるので、指示に従い必要書類等をSMBCモビットに返送してください。SMBCモビットが返送書類を受領したら入会手続き完了となります。
●電話で契約
オペレーター対応のフリーダイヤルから申し込む方法です。申し込みの際には本人確認書類等が必要となりますので、あらかじめ準備しておきましょう。審査結果は折返し電話で伝えられます。
カード受け取りは郵送か、または三井住友銀行ローン契約機で行います。SMBCモビットから契約書類等が郵送されてきますので、指示に従い必要書類等を返送します。SMBCモビットがその書類を受領次第、入会手続きが完了します。
●郵便で契約
入会申込書と必要書類をSMBCモビットに直接郵送して申し込む方法です。入会申込書は電話で請求するか、三井住友銀行ローン契約機で入手します。
SMBCモビットが書類を受け取り次第、審査が始まります。審査結果は電話にて伝えられます。審査に通った場合には、SMBCモビットから契約書類やカード等が郵送され、それを受け取ると入会手続完了です。カードのみローン申込機、ローン契約機で発行することもできます。
●三井住友銀行内ローン契約機で契約
三井住友銀行内に設置されているローン契約機で申し込むこともできます
申し込みには本人確認書類と郵便番号、希望額や他社借入状況などによっては収入証明書が必要となりますので、あらかじめ準備しておきましょう。申込機、契約機の操作自体は数分で終了し、カードもその場で発行されます(実際に使用できるのは契約完了後になります)。
申込機、契約機の操作完了後、SMBCモビットから電話がかかってきて追加項目の聴取があり、ここで収入証明書の写しを求められることがあります。聴取完了後に審査がスタートし、結果はメールで伝えられます。入会手続きは電話かインターネットで行います。
入会申し込み後、契約書類等が郵送されるので、指示に従い必要書類をSMBCモビットに返送してください。返送書類がSMBCモビットに受領されると、全ての手続きが完了となります。
アイフル契約方法・流れ
●インターネットで契約
アイフルのインターネットでの契約はパソコン、スマートフォン、ケータイから可能ですが、こちらもWEB完結、カードレス契約を希望する場合にはパソコン、スマートフォンから申し込みを行います。
・パソコン、スマートフォンからの申し込み【WEB完結・カードレス対応】
公式サイトから申し込みし、WEB完結を希望する方は契約方法の欄で「WEBで契約」を選択します。急ぎの場合には申し込み後、フリーダイヤルに電話して急ぎであることを伝えてください(対応可能時間9:00~21:00)。
審査結果は電話またはメールで連絡されます。WEB完結を希望する方は契約もパソコンかスマートフォンで行いましょう。
カードレス契約を希望する方は、契約手続きの際にカード受取方法の欄で「カードレス」を選択します。その際に口座登録が必要となるので、あらかじめ準備しておきましょう。カードレスで契約した場合にも、後日カードを発行することは可能です。
利用を開始してからの書類の郵送を希望しない場合には、契約後、会員ページにて電磁的交付サービスを利用する手続きを行ってください。
・ケータイからの申し込み【WEB完結・カードレス非対応】
手続きの流れ自体はパソコンやスマートフォンで行う場合とほとんど同じです。振込キャッシングも可能ですが、カードの発行自体は必須になります。
カードは自宅等への配送のほか、店舗や契約ルーム「無人契約でんわBOX てまいらず」で発行することができます。
●電話で契約
スタッフ対応のフリーダイヤルに電話をかけて申し込みます。電話番号は2種類あり、通常は「はじめてのお客様専用ダイヤル」を利用しますが、女性の方は女性スタッフが対応する「女性専用ダイヤル」の方にかけてもOKです。
審査結果は電話またはメールで伝えられます。その後、本人確認書類等をインターネットの書類提出サービスかメール、FAX、郵送などで行い、契約が完了します。
カードは自宅への配送も可能ですし、店舗や契約ルームで発行することもできます。
●アイフル店舗・無人契約ルームで契約
アイフルの有人店舗、もしくはアイフルの無人契約機「てまいらず」で契約する方法です。アイフルの店舗窓口ではスタッフが直接対応し、無人契約ルームではルーム内に設置された電話にてスタッフが対応します。審査に通ったらその場で契約し、カードの発行までのすべての手続を完了させることができます。
本人確認書類等が必要となりますので、あらかじめ準備した上でお出かけください。無人契約ルームにはATMが設置されていないところもあるので、当日の融資を希望される方は公式サイト等でATMの設置状況について確認しておくといいでしょう。
SMBCモビットとアイフル 申込む際の必要書類を比較
SMBCモビットの必要書類
●本人確認書類
運転免許証の写しをご用意ください。
運転免許証がない場合には、健康保険証(本人の氏名・生年月日・住所のページ/カード型保険証は裏面コピーも)、またはパスポート(顔写真および住所のページ)の写しで代用できます。いずれも有効期限内、もしくは現在有効のものが必要です。
●収入証明書類
希望する融資額や他社借入状況によっては現在の収入が証明できるものとして、次のうちのいずれかの書類も必要です。
・源泉徴収の写し
・税額通知書の写し
・所得証明書の写し
・確定申告書の写し
・給与明細書の写し(直近2ヶ月分+賞与支給があれば年間賞与額が確認できる賞与明細書も)
個人事業主の方は「営業状態確認のお願い」の提出が必要となることもあります。公式サイトから用紙(PDF)がダウンロードできるので、求められた場合には記入して提出してください。
アイフルの必要書類
●本人確認書類
運転免許証のコピーを提出します。運転免許証がない場合にはパスポート、住民基本台帳カード、特別永住者証明書、在留カード、公的証明書類(氏名・住所・生年月日の記載があるもの)、個人番号カード(表のみ)のいずれか1点が必要です。
○記載された住所が現住所とは異なる場合
下記のいずれかの補完書類より原本1点が必要です。
・現住所が記載されている本人確認書類(健康保険証、パスポート、年金手帳、母子健康手帳など)
・公共料金の領収書(電気、ガス、水道、固定電話、NHK)など。直近2回分で領収押印のあるもののみ有効です。
・官公庁発行書類で氏名、住居、生年月日の記載がある書類(住民票、納税証明書、印鑑登録証明書など)。発行日より6か月以内のもののみが有効です。
○顔写真つきの本人確認書類がない場合
下記の3パターンから書類を選ぶなどの条件を満たしてください。
・下の(A)のうち2点
・(A)から1点と、(B)または上記補完書類から1点の計2点
・(B)から1点と、アイフルより簡易書留送付
(A)健康保険証、年金手帳、母子健康手帳
(B)戸籍謄本(抄本)、住民票、住民票記載事項証明書 等
●収入証明書類
以下のいずれかに該当する場合には収入証明書類のコピーが必要となります。該当しない場合には原則として収入証明書は不要です。
・アイフルの利用限度額が50万円を超える場合
・アイフルの利用限度額と他社からの借入総額が100万円を超える場合
・就業状況の確認など、審査の過程で書類の提出が必要な場合
有効な収入証明書類としては次のようなものが挙げられます。
・源泉徴収票
・住民税決定通知書
・給与明細書
・確定申告書
・所得証明 など
SMBCモビットもアイフルも、必要となる書類はほとんど同じです。運転免許証などの本人確認書類が必要で、状況によっては収入を証明する書類も求められます。また、SMBCモビットの個人事業主に必要となる書類は独自のもので、これらの条件に該当する場合には慎重に書類を揃える必要があります。
SMBCモビットとアイフル 勤務先への電話連絡の有無
消費者金融などと契約を交わす場合には、勤務先等に電話確認があるのが一般的です。電話は企業名ではなく個人名でかけてこられるので、プライバシーには十分配慮されてはいるのですが、それでも勤務先に電話をかけて来られるのは困るという方もいらっしゃることでしょう。SMBCモビットやアイフルでも勤務先への電話確認は行われているのでしょうか。
<SMBCモビット>
申込み方法やいくつかの条件を満たすことによって、勤務先への電話確認なしで契約することが可能です。電話確認なしで契約するには次の条件を満たす必要があります。
・三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの本人名義の口座を持っている
・全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)、もしくは組合保険証の写しを提出する
銀行口座についてはあらかじめ開設しておくといいですね。3つめの保険証に関しては勤務していることで満たされる条件なので、これが在籍確認と同等にみなされているものと考えられます。
<アイフル>
アイフルで契約した場合、基本的には電話確認があります。しかしFAQページにこのような質問と回答が掲載されているのが見つかります。
A:「個別の事情などにより、ご心配な点や不安な点がございましたら、検討時に担当者へご相談ください。」
これを読む限り、電話のないケースもあると受け取れます。直接的な回答が避けられていることから、あくまでも例外的な措置だとは考えられますが、どうしても電話は困るという場合にはアイフルに問い合わせてみるといいかもしれません。
SMBCモビットとアイフル 審査基準と成約率を比較
申し込み方法以上に気になるのが、やはり審査に通りやすいのか否かについてです。SMBCモビットはSMBCグループの消費者金融ですし、アイフルは業界第3位と言われる大手です。どちらも消費者金融としては審査は厳しい方だと言えるでしょう。
しかしSMBCモビットもアイフルも審査基準を公開しているわけではなく、これらはあくまでも傾向でしかありませんし、ましてや審査の通り易さを比較するには無理があります。そこで、それぞれの成約率を比べてみることで、どちらがより審査が厳しく、どちらが柔軟なのかを推測してみることにします。
SMBCモビットとアイフルの新規顧客成約率
<SMBCモビット>
SMBCモビットは残念ながら成約率を公開していません。そこでその代わりとして、SMBCモビットの100%親会社であるSMBCコンシューマーファイナンスが公開しているプロミスの成約率のデータをご紹介します。
▼SMBCコンシューマーファイナンス 無担保ローン新規申込数および新規顧客数
新規申込数 | 新規顧客数 | 成約率 | |
17年6月 | 36,425 | 16,313 | 44.8% |
17年9月 | 45,327 | 21,022 | 46.4% |
17年12月 | 32,497 | 14,549 | 44.8% |
18年2月 | 42,198 | 19,363 | 44.6% |
引用元:SMBCコンシューマーファイナンス月次営業指標2018年3月期
<アイフル>
申込件数 | 新規獲得件数 | 無担保新規成約率 | |
17年6月 | 32,448 | 13,936 | 42.9% |
17年9月 | 40,473 | 19,132 | 47.3% |
17年12月 | 29,005 | 13,709 | 47.3% |
18年2月 | 35,376 | 16,249 | 45.9% |
これらの成約率を比較して見た限りでは、逆転している月も見られるものの、全体的にアイフルの方がわずかに成約率は上回っている傾向にあることがわかります。
SMBCモビットの成約率がプロミスとだいたい同じであるとの条件付きではありますが、SMBCモビットよりもアイフルのほうがやや審査が柔軟なのではないかと類推することができます。
SMBCモビットとアイフル 審査から契約まで、お勧めなのはどちら?
これまでSMBCモビットにはWEBで完結する契約システム、カードレス契約にアドバンテージがあったのですが、2018年4月よりアイフルでもWEB完結、カードレス契約が可能になり、両者の審査・契約においての利便性はほぼ差がなくなりました。
SMBCモビットが有利な点は、契約時の電話連絡なしだということ。アイフルの有利な点は、より審査が柔軟であると推測できること。
上記の2点の比較になると言えます。どちらを評価するかには個人差があるので、審査、契約に関してはSMBCモビットとアイフルは「引き分け」ということにさせてください。
SMBCモビットとアイフル 借入方法などを比較
ここからは契約後の借入方法、キャッシングの利便性について比較していきましょう。主な比較ポイントは、
・借入(キャッシング)にはどんな方法がある?
・その受付可能時間(営業時間)は?
・最短で借りる方法はどれ?
・即日融資を希望するなら何時までに申し込むといい?
などについてです。
SMBCモビットとアイフル 借入の方法と営業時間
SMBCモビットではインターネット、電話、提携ATMで融資を受けることができます。自社ATMはありません。一方のアイフルは、インターネット、電話、自社ATM、提携ATMで融資を受けることができます。
どちらも他の消費者金融と異なり、店舗での直接融資がない点に注意が必要です(SMBCモビットには有人店舗がないので当然なのですが)。
SMBCモビットの借入方法と営業時間
●インターネットからの振込キャッシング:年中無休、24時間対応
パソコン、スマートフォン、ケータイにて会員専用サービス「Myモビ」から申し込むことで、指定口座への振込キャッシングが可能です。最短3分で振り込まれます。
●電話(プッシュホン)からの振込キャッシング:年中無休、24時間対応
音声ガイダンスに従い振込を申し込みます。申し込みが完了すれば、最短3分で振り込まれます。
●提携CD/ATMでのキャッシング:年中無休、24時間対応
営業時間は設置店舗、CD/ATMにより異なります。※三井住友銀行以外の提携先では手数料がかかります。
●スマホATM取引でカードレスキャッシング:元旦以外無休、24時間対応
SMBCモビットの公式アプリを使用し、カードなしでセブン銀行ATMからキャッシングします。元旦の終日と、毎週月曜日0:00~7:00はサービスが停止になります。※手数料がかかります。
アイフルの借入方法と営業時間
●インターネットからの振込キャッシング:年中無休、24時間対応
パソコン、スマートフォン、ケータイにて公式サイトのマイページから申し込み、振込キャッシングの予約をします。振込名義は「アイフル(株)」「AIセンター」から選ぶことができます。金融機関営業日9:00~14:10に申し込みが完了すれば、当日の振込が可能です。
●電話からの振込キャッシング:平日9:00~18:00
フリーダイヤルでオペレーターに申し込み、振込キャッシングの予約をします。女性専用ダイヤルもありますが、夜間や混雑時は男性オペレーターが対応する場合もあります。
●アイフルATMでのキャッシング:年中無休、7:00~23:00営業
アイフルのカードを使ってキャッシングする方法です。ATMは設置店舗によって営業時間が異なります。無人契約ルームにはATMの設置がないところもありますので注意しましょう。
●提携先CD/ATMでのキャッシング:年中無休、24時間対応
営業時間は設置店舗、CD/ATMにより異なります。
手数料がかかります。
最短で借りるならどの方法?
<SMBCモビット>
インターネットからの申し込みでも電話からの申し込みでも最短3分と非常にスピーディーに振込キャッシングができます。
<アイフル>
アイフルの場合、振込キャッシングは予約と表現されていることからも、実際の振込までには若干の時間差が生じてしまいます。できるだけ早く借りたいのであれば、ATMのからのキャッシングをお勧めします。
SMBCモビットとアイフル 契約からの即日融資は何時まで対応?
SMBCモビットもアイフルも契約した時間帯によってはその日のうちに融資を受けることが可能です。振込キャッシングの場合とATMからのキャッシングの場合に分けて、何時までに契約すれば即日融資が可能なのかをチェックしてみましょう。
登録口座への振込キャッシングの場合
<アイフル>
契約当日の振込キャッシングの締切は平日の14:10です。こちらも1時間前、つまり13:10には申し込みを終わらせておきましょう。
ATMからキャッシングする場合
ATMからのキャッシングをお考えの場合には、SMBCモビット、アイフルの営業時間内に契約を完了させておけばOK。あとはカードを発行し、ATMが利用できる時間内にキャッシングするだけです。
<SMBCモビット>
平日の19:00までに申し込みを終わらせておけば当日に審査が行われ、スムーズに進めばその後30分程度で結果が伝えられます。
<アイフル>
インターネット、電話などで申し込みを済ませておき、平日の18:00までにアイフルの店頭窓口に行くか22:00までに無人契約ルームに行ってカードを発行します。アイフルATMはほとんどの店舗で23:00までの営業です。
SMBCモビットとアイフル 返済方法などを比較
次は返済について比較していきます。比較ポイントとなるのは、
・返済日はいつ?
・返済にはどんな方法がある?
・返済が可能な時間帯は?
・返済が遅れそう、遅れたときのフォロー体制は?
の4つです。
完済するまでずっと月1回以上繰り返されていく「返済」については、特に利便性が重要になってきます。自分が返済しやすいのはSMBCモビットなのかアイフルなのかをしっかりと見極めましょう。
返済期日
<SMBCモビット>
SMBCモビットの返済日は月に1回、5日、15日、25日、末日から自分の都合に合わせて選ぶことができます。返済日より前倒して返済しても良く、その場合の次回の返済期日は、翌月に繰り延べされます。
<アイフル>
アイフルの返済日も概ね月に1回なのですが、毎月指定された日が返済期日となる「約定日制」か、35日後に次の返済期日が来る「サイクル制」のどちらかを選べます(口座引落は約定日制のみ)。それらのどちらを選ぶかによって返済日が異なってきます。
約定日制は返済期日までの10日間が返済可能日になります。一方のサイクル制では返済した日から数えて35日後が次の返済期日となり、その間にいつ返済しても構いません。
毎月決まった日が期日となる約定日制に比べてサイクル制はちょっとわかりにくいようにも感じてしまいますが、約定日制に比べて返済の自由度は高くなります。もちろん毎月同じ日に返済しても(間隔が35日以内になるわけですから)問題ありません。
なお、SMBCモビットもアイフルも、返済期日が休業日にあたった場合には、翌営業日が返済期日となります。
返済の方法と返済可能な時間
<SMBCモビット>
●口座振替
毎月5日、15日、25日、末日の中から指定した返済日に、口座より自動引落します。三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行(WEB完結のみ)の口座が必要になります。
●提携ATMで入金
SMBCモビットには自社ATMがないため、ATMでの返済は全て提携ATMからの返済ということになります。24時間対応で、スマホATM取引によりセブン銀行での返済も可能です。三井住友銀行以外の提携ATMの利用には手数料がかかります。
●コンビニマルチメディア端末での返済
ローソン、ミニストップのLoppi、ファミリーマートのFamiポートで返済する方法です。24時間いつでも返済可能です。手数料はかかりません。
●銀行振込
ご利用の銀行から直接SMBCモビットの口座に振り込む方法で、振込手数料がかかります。
三井住友銀行、三菱UFJ銀行の24時間即時振込により時間外や休日に振り込むと、振り込んだ日の日付で処理されます。
<アイフル>
●アイフル店舗窓口で返済
アイフルの店舗で直接返済することができます。営業時間は平日10:00~18:00(土・日・祝日は休業)。
●口座振替
毎月6日、23日、27日のいずれかを選び、指定口座から自動引落する方法です。約定日制のみ対応可能で、サイクル制は選べません。
●アイフルATMで入金
アイフルの自社ATMに入金します。年中無休で、営業時間は7:00~23:00(異なる店舗もあります)。手数料はかかりません。
●コンビニマルチメディア端末での返済
ローソンLoppiとファミリーマートFamiポートで返済する方法です。365日対応していますが、利用時間には限りがあり、端末からの発券は7:00~23:00、レジ支払いは7:00~23:30の間にのみ可能です。こちらは手数料がかかります。
●提携ATMで入金
基本的には年中無休、24時間対応していますが、ATMによって異なります。手数料がかかります。
●銀行振込
ご利用の銀行やATMから直接アイフルの口座に振り込みます。振込手数料がかかります。
返済に遅れそう、遅れたときは?
急な出費などがあり返済期日に間に合わない場合や返済金額を減額して欲しい場合など、何らかの事情で支払いに滞りが出そうなときには、すみやかに電話連絡するのが基本です。特に先々にわたっての返済スケジュールや月々の返済額に不安がある場合には、できるだけ早く連絡をするようにしてください。契約の範囲内で支払額の変更等が可能です。
ここでは返済に関してのサポート体制にはどのような方法があるのかをご紹介しましょう。
<SMBCモビット>
期日は過ぎるけれどいつ支払えるのかがはっきりしている場合には、会員サービスの「Myモビ」のアプリ版かモバイル版にて、支払予定日を登録できるサービスがあります。こちらで登録しておくと、改めて電話で断りを入れる必要がありません。電話連絡は気が重いという方にとても便利なサービスです。
<アイフル>
アイフルの場合には、返済トラブルに関しては全て電話連絡が必要です。これとは別に、うっかりミスを防ぐサービスとして、返済期日の3日前を知らせる「aiメール送信サービス」があります。
SMBCモビットとアイフル 返済しやすさではどちらが有利?
SMBCモビットには返済に遅れが出る場合にインターネットで支払日を登録できるサービスがあり、これが優秀です。毎月遅れを出さずに返済するのが基本ではあるのですが、もしものときのこうしたサービスがあるというだけでも安心感が違います。
ネックとなる自社ATMがない点については、三井住友銀行のATMが無料で利用できることとコンビニのマルチメディア端末が24時間無料で使えることで、ある程度はカバーしていると言えるのではないでしょうか。ただ、口座振替で返済する場合に対応する銀行が3行のみという少なさは気になるところです。
アイフルの利点としては、35日後に次回返済期日が来る「サイクル制」があり、自分の都合に合わせて約定日制とのどちらかを選べることが挙げられます。自分で返済日をコントロールできるサイクル制は、上手に利用できれば利息の圧縮にも繋がります。
返済窓口自体はアイフルのほうが広いのですが、手数料が無料となるATMはSMBCモビットの方が多いということになるでしょうか。またアイフルの場合にはコンビニのマルチメディア端末の利用に制限があることに注意が必要です。
ではSMBCモビットとアイフルの返済しやすさについてですが、それぞれに利点と欠点があり、総合判断ではほぼ互角。あえて言えば、三井住友銀行をよくお使いの方、支払日登録サービスに魅力を感じる方はSMBCモビットが有利、サイクル制が便利だと感じる方はアイフルが有利だということになりそうです。
SMBCモビットとアイフル 自社ATMと提携CD/ATMを比較
SMBCモビットもアイフルもカードレスでキャッシングや返済が可能なのですが、ATMを利用したキャッシングや返済をお考えの方も少なくないでしょう。街でよく見かけるSMBCモビットやアイフルの看板。それに加えて銀行やコンビニにもATMがあります。さっと利用できるATMはやはり便利な存在です。
ここでは自社で設置しているATMと提携ATMについて、SMBCモビットとアイフルとを比較していきます。
SMBCモビットとアイフルの自社ATMの台数比較
<SMBCモビット>
SMBCモビットには自社ATMがありません。これはSMBCモビットの大きな欠点だったのですが、2016年10月より三井住友銀行のATMが通年無料となり、不便さが解消されることになりました。三井住友銀行のATMは全国に約6,500台設置されています。
三井住友銀行ATMの営業時間は平日・土曜日が7:00~24:00、日曜日が7:00~21:00です。
<アイフル>
アイフルの自社ATMは2017年12月現在、全国に472台設置されています。営業時間は店舗によって異なりますが、年中無休で7:00~23:00営業しています。
このように、SMBCモビット(三井住友銀行)のATMとアイフルのATMの台数にはかなり差がありますが、それならSMBCモビットの圧勝なのかというと、必ずしもそうとは言えない事情があります。三井住友銀行のATMが関東、関西、中部地方の都市部に集中しているのに対して、アイフルのATMは数が少ないながらも空白県がありません。
つまり都市部に関してはSMBCモビットが便利なのですが、お住まいの場所によってはアイフルの方が便利ということも出てきます。利用者数から考えればSMBCモビットが有利なのは間違いありませんが、地域によってはその印象も一変すると言えます。
提携CD/ATMの利用手数料
提携CD/ATMで借入・返済する場合の1回あたりの手数料は、SMBCモビットもアイフルも同じ金額です。借入時にかかった手数料は次回返済時に精算され、返済時にかかった手数料は返済とあわせての精算となります。
取引額 | 借入時 | 返済時 |
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
※税込金額です。
SMBCモビット、アイフルで利用できる提携ATM
では具体的にSMBCモビット、アイフルのキャッシングや返済に利用できる提携ATMをご紹介します。借入のみ、返済のみのATMもありますので注意しましょう。
借入可能な提携ATMは?
<SMBCモビット>
・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行・イオン銀行・第三銀行・福岡銀行・親和銀行・熊本銀行・北洋銀行・北海道銀行・みちのく銀行・仙台銀行・常陽銀行・足利銀行・栃木銀行・群馬銀行・武蔵野銀行・千葉銀行・京葉銀行・横浜銀行・第四銀行・北陸銀行・大垣共立銀行・十六銀行・スルガ銀行・中京銀行・百五銀行・京都銀行・池田泉州銀行・但馬銀行・南都銀行・紀陽銀行・トマト銀行・もみじ銀行・西京銀行・百十四銀行・西日本シティ銀行・宮崎銀行
・全国の信用金庫(一部を除く)
・プロミス・セゾンカード
・イーネット・ローソンATM
・VIEW ALTTE・PatSat
<アイフル>
・イーネット・ローソンATM
※イーネット(E.net)はファミリーマート、サークルKサンクス、ポプラ、スリーエフ、デイリーヤマザキなどに設置されているコンビニATMです。
※VIEW ALTTEはJR東日本、PatSatは阪急電鉄の駅構内に設置されているATMです。
返済可能な提携ATMは?
<SMBCモビット>
・三菱東京UFJ銀行・セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行・第三銀行・福岡銀行・親和銀行・熊本銀行・北洋銀行・北海道銀行・みちのく銀行・仙台銀行・常陽銀行・足利銀行・栃木銀行・千葉銀行・京葉銀行・横浜銀行・北陸銀行・大垣共立銀行・十六銀行・中京銀行・百五銀行・京都銀行・池田泉州銀行・但馬銀行・南都銀行・トマト銀行・西京銀行・百十四銀行・西日本シティ銀行
・プロミス・セゾンカード
・イーネット・ローソンATM
・PatSat
・ローソン、ミニストップLoppi・ファミリーマートFamiポート(手数料無料)
<アイフル>
・イーネット・ローソンATM
・ローソンLoppi・ファミリーマートFamiポート
ATMで比較したらどちらが便利?
SMBCモビットは対応している銀行が非常に多いのが特徴的です。特に全国をカバーしているゆうちょ銀行では出入金が可能ですし、出金のみですが全国の信用金庫でも利用することができます。
コンビニのマルチメディア端末での返済も手数料が必要なく、利便性はとても良いと言えそうです。
アイフルの有利な点は、台数は少ないながら自社ATMが全国展開していることでしょう。イーネットやローソンATMに対応していますので、返済する場所が遠くて困るということは少ないかもしれませんが、SMBCモビットと比較するとやや寂しい印象ではあります。
また、コンビニのマルチメディア端末での返済にも対応していますが、時間の制限があること、他の提携ATMと同様に手数料がかかってしまうことなど、使い勝手はあまり良くありません。
これらのことから、ATMの利便性に関してはSMBCモビットがややリードしていると感じます。
SMBCモビットとアイフル その他のローン・サービスを比較
これまで取り上げてきたメイン商品以外にも、SMBCモビット、アイフルにはいくつかのユニークな点があります。それらを代表するものとして、SMBCモビットの新たなサービスと、アイフルのキャッシングローン以外の商品をご紹介しましょう。
SMBCモビットのサービス
他の後追いをするのではなく、どんどん新しいものを取り入れていくところにSMBCモビットの大きな特徴があります。ここでは2018年にスタートした2つのサービスを取り上げます。
Tカードプラス(SMBCモビットnext)
2018年4月よりSMBCモビットカードにクレジットカード機能とTポイントカードの機能がプラスされた「Tカードプラス(SMBCモビットnext)」が登場しています。これは同じSMBCグループに属する三井住友カード株式会社との提携で実現したもの。クレジットカードは全国の多数の店舗やネットショッピング等でも幅広く使えるMastercardで、Tポイントの提携先で使えばそのままポイントもたまります。
カードをたくさん持てば財布の中でも場所を取ってしまいますが、3枚が一体化することで財布の中もスッキリ。2パターンあるカードのデザインのうち1種類はSMBCモビットの文字が見当たらないので、普段遣いのカードとしても大活躍してくれそうです。
※モビットカード審査通過後に三井住友カードの審査があります。
生体認証サービス
SMBCモビットではアプリでの本人認証に、指、声、顔などの生体情報を利用するサービスが開始されています。
これはログイン時にはあらかじめ登録しておいた指、声、顔のうちから1種類、振込キャッシングとスマホATM取引(出金)時には2種類の組み合わせによりログインを可能にするというもの。パスワードを使用しないため、より強固なセキュリティーを実現しています。もちろん、従来のIDとパスワードでログインする方法も健在です。
生体認証サービスは、現時点ではまだAndroid端末のみの対応ですが、今後iOS用のアプリへの対応も期待されます。
アイフルのローン・サービス
アイフルにはキャッシングローン以外にも個性的な商品がいくつか用意されています。場合によってはキャッシングローンよりもこちらのほうが自分には合っている、というものがあるかもしれません。ぜひチェックしてみましょう。
おまとめローン
アイフルには貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローンが2種類あります。
「かりかえMAX」はアイフルの利用がはじめての方限定のローンで、他社1社のみ、または複数のローンを借り換えてまとめる商品です。
「おまとめMAX」は現在アイフルを利用中か、これまでに利用したことのある方用のローンで、複数の借入をまとめて毎月の返済額や利息の負担を軽減するプランです。
どちらも金利は3.0~17.5%。融資可能額は1万~800万円です。
事業サポートプラン(個人プラン・法人プラン)
事業サポートプランとして、用途を事業資金(運転資金・設備投資資金)に絞った無担保ローンと不動産担保ローンの2種類があります。年収の3分の1を超えて融資を受けることも可能な商品です。
無担保ローンには個人事業主向けの個人プラン、法人向けの法人プランがあり、個人プランはカードローンも可能になっています。金利は3.0%~18.0%で、貸付金額は500万円まで。
一方の不動産担保ローンにも個人事業主向けのプランと法人契約があり、貸付金額は100万~1億円。個人事業主のみ100万~2,000万円のカードローンが利用可能です。
女性向けカードローン
「もしズルズルとたくさん借りてしまって、返済が大変になってしまったらどうしよう?」
そんな不安を持つ女性にぴったりなのが、「SuLaLi(スラリ)」という商品です。融資の上限が10万円なので、借りすぎることがありません。
しかも、もし返済日に遅れた場合でも、アイフルからの連絡は原則としてショートメールで行われます。スタッフとの電話でのやり取りが怖いな、とお感じの方も、これなら利用しやすいのではないでしょうか。一般的に女性は几帳面に返す方が多いとのこと。この商品におけるアイフルの対応は、そうしたデータが元になっているのでしょうね。
金利は18.0%。アイフルのご利用が初めてなら、30日間利息ゼロ円サービスの適用も受けることができます。
ワンランク上のカードローン
ある程度まとまった額を借りるのに適しているのが、この「ファーストプレミアムカードローン」です。融資額は100万円~800万円ということで100万円未満の小口の融資には対応していませんが、その分金利は3.0~9.5%とぐっと低く抑えられています。
通常のキャッシングローンとは少々異なり、年齡が満23歳~59歳であること、一定の年収があることといった利用条件があります。一定の年収……とは気になるところですが、総量規制を考えると、少なくとも300万円以上の年収がなければ利用条件に該当しないということは言えます。また、すでにアイフルと契約のある方は利用できません。
申し込みはWEB限定。初回の利用は30日間利息ゼロ円サービスの対象となります。
目的別ローン
冠婚葬祭や医療費、教育費、車や旅行にかかる費用など、用途が決まっているものに対して受けられるローンです。
金利はプランごとに異なっており、特に出産、教育費、お悔やみにかかる費用は9.8%~12.0%と低く抑えられています。ブライダル、レジャー費用などはそれよりも高く13.0%~17.0%に設定されていますが、それでも通常のキャッシングローンよりはかなり低い金利です。
カードローンとは根本的に利用方法の異なるプランではありますが、何に利用したいのかがはっきりしている場合にはこちらも選択肢のひとつになってくるでしょう。
結論!SMBCモビットvsアイフル、キャッシングするならならどっち?
いろいろな角度からSMBCモビットとアイフルを比較してきました。まとめると、
SMBCモビット | アイフル | |
商品内容 | – | ○ |
審査・契約 | 互角 | 互角 |
借入 | ○ | – |
返済 | 互角 | 互角 |
ATM | ○ | – |
……ということにはなったのですが、それぞれが非常に僅差。そもそもSMBCモビットとアイフルはかなりカラーの異なる消費者金融なので、どちらが良いのかは利用方法によって意見が分かれそうです。
しかしあえて言うなら、現時点では、申し込みから初回の利用ではアイフルに有利な点が多く、そして契約後、長く利用していく場合にはSMBCモビットに有利な点が多いのではないかと感じます。
ただ、SMBCモビットもアイフルも、利用しやすくなるように商品を日々(この記事を執筆している間にも!)バージョンアップしているのがとても印象的で、各項目の優位性はいつ逆転してもおかしくありません。今後の展開がますます見逃せない2社だと感じました。
▼郵送物なし・カードレス、さらに電話連絡ナシで内緒で即日キャッシングしたい方はSMBCモビットでキャッシングしてください。
▼即日融資で30日間無利息サービスでお得にキャッシングしたい方はアイフルを選んでください。
SMBCモビット | アイフル | |
金利 | 3.0~18.0% | 3.0~18.0% |
30日間無利息サービス | なし | あり |
WEB完結・カードレス | あり | あり |
電話連絡 | なしに設定可 | あり |
即日融資 | 可 | 可 |
24時間申込み(ネット) | 可 | 可 |
担保・保証人 | 必要なし | 必要なし |